2005-01-07 血も滴るなんとやら [長年日記]
kobe
ケガをした。小指の付け根、手の甲側を5mmぐらいの深さ。うぎゃー、脂肪と筋肉が見えているよ!!!どばーっと血が出て、キッチンにボタボタボターっと鮮血がたれていった。やっちまったよ、食器洗いごときで。キュッキュッとスポンジでガラス製の湯沸かしをあらってたら、バキッって割れやがんの。もう、なんでやねん!止血に50分、手当に20分つかう。哀しいことに時間は湯水のようにあるのだった。ひとりで、心臓より高いところに手を挙げて、手首を持って止血する28歳男のかなしさときたら。あー、急にこのブログが生活じみてきた。
それからしばらくして、大学時代の友人のぐっさんとカツダイと飲みにいく。明後日から愛知に行くので送り出してくれたのだけれども、ここで血糖値が上がって血がどばー。計画性を身に付け、体を張るのはやめようと思う今日この頃。
そだ、あけましておめでとーございます。
2005-01-08 敦賀ラーメン [長年日記]
fukui
無計画ついでに、後輩とスノーボードに行ってみた。昨夜、酔っぱらったままの自分を後輩のjoyとかんちゃんが迎えにきてくれたのだ。板を積み込んで、さぁ出発!片道5時間以上のハードな道のりをイプサム号はゆく。途中、琵琶湖の西岸でこれでもか!というぐらいの雪が降ってきた。ふむ、これなら福井はバフバフだ〜。夢と希望をつめてイプサム号は、滋賀と福井の県境にさしかかった。そこは国境というスキー場がある峠で、雪はざんざか、放水はひゅんひゅん、ここで我々は眠たくなった…。なぜか集合してから3人で起きていたのだ。誰か寝ておくべきだったよ、特に酔っぱらってたオレ。全員、ふらふらになりながらなんとかゲレンデに到着したのだった。いまだから言えるけど、自分が運転したゲレンデまでの凍結道路の記憶はありませ〜ん。ごめんねー。
しかも、着いたらゲレンデはバフバフではないのよ。シーズン初期なので滑るだけでもいいんだけど、やっぱキッカーとかどかーんとほしいよなー。ちなみに、手の傷は悪化するのをあきらめたようだ。きっと飼い主にあきれたに違いない。
雪山も楽しんだし、帰るぞーとなったけれども、ここからも睡魔は続く。おれ、爆睡。助手席のかんちゃん、日頃から無口な男。寝ているかどうか分からない。運転手のjoy、あきらかに半寝。それアカンやろ!敦賀で起きたときに「何度か死にかけましたよ〜」と眠たそうに言われた。寝ていてなんだが、勘弁してくれ!ここらでメシにしようとなったときに専属運転手のjoyが口を開いた。「敦賀ラーメン行きましょうよ」。一同「お〜、それなんかいいねぇ。ラーメン腹になってきた!」。しかし、探せど探せど、そんなものはない。仕方なく入ったチェーンのラーメン屋でパートをやってるおばちゃんいわく「敦賀ラーメンなんて聞いたことないねぇ」。…。もう、むちゃくちゃや。次に起きたら、明石だった。
2005-01-09 期間工日記(旅への資金調達0日目) [長年日記]
toyota
〜突然ですが、愛知県はT市にやってきました。来年の梅雨頃には出国したいから、さっさとオカネを稼いでしまおうってわけ。もちろん、書く仕事と写真は豊富な時間を使って企画書をつくりまくるわけです。で、より集中して両立させるべく、慣れ親しんだ関西をはなれてみました。いってみれば、山ごもり。〜
朝9時に実家を出て、青春18きっぷを使って名古屋方面へ。途中の米原では「ありえるんか?」というぐらい雪が降っていた。まさに墨絵の世界。線路やプラットホームに次々と雪が積もってゆく。大垣からは浜松行きの新快速に乗り換える。刈谷という駅で、大学時代の同級生、ゆうすけ夫妻とキシと再会した。すんなり工場へ赴任するよりも、お昼ご飯くらい仲間と食べておくべきでしょ!中部地方のメシ屋は、関西地方のそれとは少し雰囲気が違う。開き直っている店が多い。みそかつを食べたこの店はヤケクソか?というラクガキのようなメニューが壁中に並んでいる魅力的な店だ。店主であろうオヤジも、接客を担当しているおばちゃんも、無駄口は叩かない。これが関西とはまったく違う。
デリカシーがない、と言えばそれまでだが、関西のお店はいい意味でにぎやかだ。「兄ちゃん、何しに来たん?」。ほっとけちゅうねん。先にオーダー聞いてくれよ。女の子とゴハンに行ったりしようものなら、たとえ相手が誰であろうと「兄ちゃん、女の子にはな、おごったらなアカンねん」。「兄ちゃんケチなこと言うてたらモテへんで」。いや、親戚なんですけど。しかも年上で初めての競馬で大穴を当てたのよ?しかし、関西のおばちゃんは人の話を聞かない。この救いようのなさが憎めないのである。純関西育ちの自分にとって『無口で着実な仕事』というのは、ガンコもしくは潔癖性とも思えてしまうのだった。だが、このように初めてのところに来て、ギクシャクしてしまうのは旅の醍醐味とも通じるところがあり、慣れれば楽しいものである。異文化交流。意識を傾ければ、日本国内なのに海外ほど感性に訴えかけてくるものがあるものだ。
3人に送られ、T社の寮へ。いるわいるわ、車を組み立ててオカネをゲットしようとする男祭り。その数、なんと450人。なんだこりゃ!「出欠を確認しまーす」「それじゃあ、研修期間中に滞在してもらう部屋の鍵を渡しまーす」「寮の食堂にご案内しまーす」。このみっつで4時間もかかったよ。トホホ。それにしても、食堂の風景はすごかった。450名の初対面の男たちが食堂に満載。しかもガン無視されながら放映されている大相撲。これよ、これ。おれの求めていた場末感。こんなの大学時代の失敗コンパでしかめぐりあえんかったもんなぁ。あと、部屋。最初の一週間は、大の男二人が同室に押し込まれる。あのー、シングルでないならば、ドミトリー(大部屋)の方がラクな気がするんですが…。結局、茨城県出身の37歳のおっちゃんと新婚夫婦のように布団を並べて寝ることに。しかも相当の風俗好き。早速、夜の闇へと消えていった。それにしても昨年から茨城県民と知り合う回数が多いぞ?
夜はさきほどの3人に迎えにきてもらって、ファミレスへ。あー、知り合いがいてよかった。
2005-01-10 期間工日記(旅への資金調達1日目) [長年日記]
toyota
まったく、企業ってやつは!健康診断の日だったんだけど、いかんせん手際が悪すぎる。そのおかげで、昼寝しまくり。決してサボってたのではなくて、「いまから待ち時間なので、寝ていただいても結構です」とか、信じられないことを係員が言っていた。450人が次々と検査されていく図を想像していただけに、ものすごくカルチャーショック。これで給料がついているんだから、企業ってスゴイ。
問診でひっかかった。どうやら手のケガがマズイらしい。もう肉も盛ってきてるし、今週末には間に合いそうなんだけど、社内規約がどうこう…。隣の部屋の人によると、これくらいの傷は工場内ではしょっちゅうだから「大丈夫ちゃうかな?」と言ってたけど、なんだか一抹の不安。
健康診断の時に、パンツ一丁になることがあるんだけれども、そこで信じられないモノを見た。それは白のブリーフで、ふともも部分のゴムが伸びきり、糸くずがところどころ垂れている。エッジの部分は破れに破れ、あたかも落ち武者の髪型やヨロイのよう。前部にはクリーム色のシミがところどころあった。謎なのはケツの割れ目から腰にかけてもシミがたくさんあったこと。ひょっとして前後を変えてはいているのだろうか…。一か月間はき続けても、あそこまでの貫禄を身につけるのは難しい。健康診断には基礎的な運動能力をチェックする項目があって、屈伸や前屈などをさせられるのだが、パンツが運動をするたびに揺れるのだった。順番を待つ人垣の隙間から見える彼とパンツの姿はいまも脳裏に残っている。不覚。
今日は、おとなしく寮に引きこもってネットとかしていた。23時頃、風呂に行ったらガラガラで、ほぼ貸し切り状態。やったー。ゆっくり湯船に浸かっていたら、長髪の男があらたに風呂場へ入ってきた。どちらかというとオタクっぽい風体の彼は、洗い場に着くやいなや屁をした。ぷぅ〜〜〜。響きわたる、なさけない音。しかし、彼はまったく動じずにわしわしと髪の毛を洗うのだった。湯気の奥に見えるその光景は、回想シーンのような、現実のような、ファンタジー感あふれる残像となっていまも脳裏に残っている。不覚。
2005-01-11 期間工日記(旅への資金調達2日目?) [長年日記]
toyota→
あちゃー、当たっちゃったよ。いやな予感。午前中の研修を受けて、そろそろお昼時ってときに「ちょっとお話がありますので」と別室につれていかれた。その部屋には4つほど簡単な間仕切りで仕切られたブースがあって、何名かの先客がいた。みんな一様に「はぁ」とか「すみません」とか言っている。「じゃぁ、始めましょうか」、係員が目の前で口火を切った。「結論から申し上げますと、その手のケガを治してから、また来ていただければ、と考えておりまして」。と歯切れ悪く切り出してくる。健康診断もろもろはよかったらしいけど、手のケガは社内マニュアルに反するようである。仕方がない。奇跡的な回復を見せていた手のケガだったけど、少し間に合わなかったようだ。
ということで、期間工日記は今日でおしまいっ!それはさておき、午前に受講した研修のタイトルが「welcome to to●●ta」だったのは皮肉なことだ。これを受けているときは「やったぁ!手の件はクリアした!なんたってウエルカムだからねー」と考えていたのだよ。う〜ん、一度歓迎しておいて手を離す。やっぱりムダを平気でできる大企業はこえー。
時間がポッカリ空いた。寮も「さっさと出てくださーい」という雰囲気で、そそくさと退散。ゆーすけ嫁を訪ねて、お茶をしてから最寄りのJRの駅へ送ってもらった。暇ができてしまったのである。これを活かさなくてどうする!暇を逆手にとることこそ、旅人としての本懐ではなかろうか。青春18きっぷを持つ自分にできることは、ひとつ。動くぞー!
とはいっても、時計は15時をさしている。いまから行けるところも限られているので、ひとまず東京へ向かうことにした。電車は東海道本線刈谷駅を出発し、浜松を目指す。車窓を眺めると、なんとトヨタと関係を持つ会社が多いことか!電車で隣に座ったこの中学生も、相当の確率でこのあたりの会社へ就職するのだろう。トヨタという会社が積んできた中部地方への貢献度が、あらたに感じられた。見渡す限り、クルマ、電気、部品メーカー。そりゃ、みんなトヨタ車ばっかり買うよ。中部の勇だわ、この会社は。いまの東海好景気をつくり出しているんだから。
静岡をこえてからしばらくして、車内の雰囲気がガラリと変わる。なんとなく人の輪郭がくすみはじめるのだ。オーラの質が変わると言えばいいのだろうか。みんな一様に疲れている。前に30歳を過ぎた女の人が座った。『さきちゃん』と書かれた携帯ストラップをぶらさげ、独り言をブツブツとつぶやきながら一心不乱にメールを打っていたけれども、そんな人の名前をアピールされましても。次に入れ替わりで座ったのは、大丈夫か!といいたくなる同じ年くらいの女の人だった。おもむろにカバンの中から手作りのサンドイッチを取り出し、もしゃもしゃとほおばる。家庭用のアルミホイルにつつまれていたそれには、マヨネーズがべったりとついていた。飲み物もなく、ひたすらそれを数個食べた彼女は次に市販されているお菓子を、またももしゃもしゃとほおばり始める。森永のエンゼルパイだった。それも数個ほど飲み物なしで完食する。あたりは食べカスだらけ。決して太っているわけではなく、見た目もふつーだけに、そのギャップには驚かされた。彼女はきっと過大なストレスにさらされているのだろう。なんだか、今日の昼のことなんてちっぽけに思えてきた。確かに皮算用が狂ったので、もう一度資金繰りを考えなきゃならないんだけど、考えて行動したらすぐにでも解決することだからね。一時的な就職なんて。
今日は、大学時代のバンド仲間だったオサムの家にて就寝。
2005-01-12 多摩の神殿 [長年日記]
tama-center/tsukishima
シンガポールみたいやな。多摩センター駅を降りての感想である。整然とした並木道、立体交差の道、などなどすべてのパーツが90度の角度で接続されているのだから。オサムとの待ち合わせまで時間があったので、あたりをぶらつく。『←パルテノン多摩』。目に飛び込んできた看板が、謎のポイントへと誘っていた。パルテノン+多摩。行ってみたところ、ホールと公園を兼ね備えたところだった。うーん…なんでこの名前に決まったのか知りたいぞ。ということで、ホームページを隅々まで見たところ、ありましたありました。
>1986年4月に複合文化施設の愛称が、
>市民からの公募により「パルテノン多摩」に決定されました。
そうかそうか、市民からの公募か。いわれてみれば、こういう名称って三セクの代表的なノリだよなぁ。分かりやすい+カタカナ+世界遺産などからの流用。みなさん、これはチャンスですぞ。三セクが名称募集をしていたら、知ってるてきとーな地名や遺跡をつけて応募してみるべし。賞金20万円とか、けっこうスゴイとき多いんだし。
それにしても、この『カタカナ地名or遺跡+日本の地名』ってむちゃくちゃよね?なんか間抜けな読後感が好き。てきとーにつくってみると…
エッフェル巣鴨
ピラミッド水戸
マンハッタン天王寺
グランドゼロ国会前
などなど。なんだか、ハイツやマンションでありがちな感じになっちゃった。ま、せっかく気付いたことなので書き留めてみました〜。
●参考文献/パルテノン多摩ホームページ
http://www.parthenon.or.jp/
昼ゴハンはオサムのバンドでvo/gをやってるサノくんの彼女と、その職場の仲間とご一緒に。初対面でギクシャクするどころか、そのまったく逆。実はこのふたり、某社で編集とかをしていて、おれの旅や写真に興味を持ってくれた!しかも望みに望んでいた教育ジャンルにも関係している。この縁、はなしませんぞ。ハブのようにくいついてやる。マングースオサム、ひきあわせてくれてありがとー。
お昼のあとは、なぜかおふたりの職場までついていったけれども、男性社員はスーツ着用の義務があるらしく、ビーニー+無精髭+穴あきジーンズのおれは浮きまくる。
さて都心に向かうぞ!と駅へスタスタと歩いていたら、パチンコ屋がこっちを見ている。うー、いかんいかん。そう思いながらも、足が勝手に…。気が付いたら台の前に座っていた。一進一退を繰り返しながら、3時間で数万円浮く。帰国してから、パチンコ屋には相当助けてもらっているけど、こんなとこ行ってる場合じゃないんだって!とにかく、これでしばらく生活がラクになったよ。
夕方からアウシュビッツとパリの白い門で仲良くなったトウドーさんと飲みにいく。場所は月島。まったく土地カンねーっす。目印のマクドナルドを探すのに時間をかけるなんて、まるで旅行中だね。無事、合流してから行ったのは、美味しんぼでも掲載されていたという安くてうまい大衆居酒屋。ここのモツ煮込みは、もー絶品。二重◎、いや花マル。関東らしいコクに、とろける食感。ここはおさえとこ。
●岸田屋の紹介(とあるホームページより)
http://www.geocities.co.jp/Foodpia-Olive/6045/kisidaya.htm
●岸田屋の紹介(とあるメールマガジンより/こちらは評価↓/煮込みの項目です)
http://stakano.hp.infoseek.co.jp/v98/v98.htm
2005-01-13 友達論 [長年日記]
shimokitazawa/shibuya/sangenjyaya
オサムが寝坊していた。「うわっ、やってもた」と飛び起きて、部下にメールを送って状況を確認する。もともと、彼は休暇を取っていたのだけど、どうやら納品したものに不具合があったらしく、その解決のために出社しなければならなかったのだ。
メールや電話を繰り返す。いま明らかにオサムは落ち着いたフリをして、対処しようとしている。昨日の夜は「うわー、まずいことになってもたー」って下を向いていたくせに。しかーし、わかるぞオサム。うろたえていようものなら横でおれが「ふふっ」と笑っちゃうからね。そりゃ、ヤだろう。「きみのうろたえてる姿ってすばらしいなぁ」とか言われちゃうからね。あいつにはニタニタされまい、我々はそういう親友関係である。これだけじゃ正確に説明できていないかもしれないので書き加えると、逆の場合もまた然り。おれもオサムにはププられないようにしようとふるまう。そして、そのちょっとムリしている様子自体が、実は相手を最も笑わそうとしている行動なのである。ようするに、我々は「ぷぷっ、やせガマンしとるなぁコイツは」という姿を見せあうのが親友の証であり、ツボなのかもしれない。そういう関係ってみなさんの周りでもありますよね?ないのかな。
会社帰りのオサムと下北沢で合流。夕方からライブのリハ+本番なので、ベースを運んでやる。バンドをしてたときの感触と、それはもういらないと判断した事実とが、哀愁を漂わせてココロの中を交錯する。そうだ、以前のおれはバンドで食っていきたかったのだ。そのわりに、実力はまったくなかった。いまから考えたら、『ない』ことを逆手に取ってもっと遊べばよかったと思う今日この頃である。嫌いなバーで泥のような演奏を繰り返したり、合わない教授がメシを食ってる横で「先生の輝かしい将来を占い、かつ弾き語ってみましょうか」とか言ってみたりして。
夜は旅の友人と再会した。よいちは2001年の夏だったかな?アンコールワットで会った。アヤヲは、なんかくされ縁だなぁ。前職が近いこともあって、旅の話以外もいろいろ話したことが多い。ぐびぐび飲んだ。スペインで愛飲していたサングリアがあったのだ。サングリアって?という方のために今日もネットで調べておきました。分かりやすく言うとワインカクテルですな。
●google検索「サングリア 作り方」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=%83T%83%93%83O%83%8A%83A%81@%8D%EC%82%E8%95%FB&lr=
まったく!どいつもこいつも貧弱な。スペインを旅行中に出会った「これがサングリアじゃぁ!」というレシピを紹介しよう。スペイン南部を代表するリゾート地コスタ・デル・ソルエリアのフエンヒローラのバルで伝授されたもの。アントニオよ、あんたのサングリアを広めるときがやってきたぞ!
でっかい容器を用意する→砂糖を大さじで何度か入れる→氷を遠慮なくどばどばと入れる(多分これがポイントだろう)→容器の3〜4割までジン・ウォッカ・バーボン・安ウイスキーなどで埋める。最低でも三種類はぶちこめ→赤ワインを投入。8〜9割埋めろ!→サイコロサイズにカットしておいたオレンジ・缶詰のピーチなどを、入っていたらうれしいだけ入れてよくまぜる→ここで忘れてはならないことはマスカットを入れることだ!→シナモンなどのスパイスを投入→できればよさげな炭酸を、なければスプライトやファンタを満タンまで注ぐ→飲む時にオレンジは潰す
入っているとよいフルーツやスパイスは上記検索結果のホームページを参考に。これが揚げ物と合うんだわ。
日本のサングリアを貧弱扱いしたわりには酔っぱらっちまった〜、よいち頼む泊めてくれぇ!!!ということで、三茶へ。オサムはおれが外泊したので、さぞかしぐっすり眠れただろう。ちっ。
2005-01-14 道 [長年日記]
sangenjyaya/abiko
よいちは独り暮らしをしている。そのおかげで、出社後も部屋を使わせてくれた。数日分の日記がアップできたよ。毎日やろうとはリキんでないんだけど、このところ身辺に動きがあってアップ密度が上がってるね。期間工日記は、けっこう楽しみにしてくれてた人がいたみたいで、残念無念。ていうか、心待ちにしてくれていた人のほとんどが、あの結末に満足してくれているのはなんでだ!おれとしては皮算用が狂って大変なんだってば。
どうにかせんとアカンと思ってたら、オサムが京王線ぞいで大きめの部屋をシェアせーへんか?と言ってきた。ん?それいいかも。肉体労働には縁を切られちゃったし、従来やるべきことをジックリやってみろ!と風が吹いていると思い始めたのね。東京で今から勝負というのが定めなのかもしれない。
三茶から下北沢まで歩く。あぁ、日本の町並み。高層ビルとボロい2階建の家が、首都圏のコントラストを浮き彫りにする。夜は高校の同級生キシモ宅へ。下北沢から我孫子まで、向かいのホームの電車に乗り換えるだけでいけた。よくよく考えると小田原から我孫子まで運が良かったら一回の乗換えでいけるの???こりゃ便利だ。
2005-01-18 銀座パッカー [長年日記]
ikuta/ginza/toyota
銀座をバックパックで歩く。取材とかされているハイソおばちゃんの後ろを、小汚いヤツが歩いていく。ADとカメラが素っ頓狂な声をあげた。「すんません、背景が。撮りなおしです」。ジロリとこちらをにらむ一同。そうですか、ぼかぁ歩くゴミですか。けっこうけっこう。というのは、一回目に来たときのこと。今回は何の問題もなく、目的地にたどりついた。が、相変わらず好奇の目で人々がおれを見てゆく。銀座7丁目、ちょうど銀座と新橋の中間点まで歩いた。
再会したのはメグミ嬢。いまや完全に旅つながりだけど、実は前職の取引先で営業をしていた人物である。いつもはお互いが好きなインドの話をする。でも、今回は久しぶりだったので近況報告会のようになった。営業の合間だということもあって、長話はできなかったのだ(45分くらいかな?)。カフェで人生がちょっといい感じであることを、ツバを飛ばしながら話す。どうにかならんのかわしのこの性格は。でも、彼女は素直に「ええ感じやん!!!」と喜んでくれた。こういうリアクションを目の当たりにすると、心の中が幸福感に満ち溢れる。「そうか、そうか。いまおれはいい感じなのか。もっとガンガンやろーっと」。自分はほめられて育つタイプだと常々思う。いままでを振り返ってみると、いつも波=スパイラルの中にいた。上昇も下降も波高が高い。ひらたく言えば安定感に欠けているのである。
また、今回もJR東海道線で帰る。この1ヶ月で二往復しているので、静岡県の地理が頭の中にインプットされつつあった。一度も降りたことがないのに。「まだ島田か…」。とにかく静岡県は長い。その上、接続が悪い。東京から熱海行きに乗って、熱海から浜松行きに乗るのがベストなんだけれども、この日は新橋→横浜→平塚→沼津→静岡→浜松と何度も乗り換えることになった。ほうほうの体で愛知県は刈谷にたどりつく。
一週間ぶりだが、キシハラは元気だった。自慢のクルマ、BMWのM3で迎えに来てくれたのだ。バックパックを背負ってオサム家から銀座経由でキシハラ家へ。荷物をかつぎ、置くまでを『移動』という。最近は旅行者として「楽しい移動」にこだわるようになっている。銀座をバックパックで歩くのは、ことさらオススメである。次はブティックに入ってみるとするか。
2005-01-19 困ったときは車掌さんに [長年日記]
toyota/himeji/kobe/katsura
バックパックを持って旅することについて前回は書いたが、今日はバックパック自身が旅をした話。最寄り駅の明石で降りたときに違和感を感じた。「のわー、バックパックを網棚に忘れた!!!」。気づいたときには電車は走り去った後。改札も出た後で、なぜかkioskを見て思い出したのだ。今朝、JR刈谷駅のkioskで週間アサヒ芸能を買ったからなのだろうか。荷物がないことに気づいたキッカケについては、いまだもってまったく謎である。
すかさず改札の駅員さんに相談する。「う〜ん、一応終点の姫路駅には電話をしてみますが、4分で折り返しちゃうんですよね〜」。トゥルルルル…ブツッ、電話をかけてくれているがなぜか途中で途切れる。「あれぇ?おかしいなぁ」。駅員さんは小首をかしげながら、5分くらい何度も電話をしてくれた。やっとかかって「困ったお客さんがいます」と言われたのもご愛嬌だ。とにかく見つけたら預かってくれることを約束して電車を追いかける。実はデジカメもiBOOKも入ったままだったのだ。週間アサヒ芸能の入ったおれのバックパック、おーまさしくピンチ。
次の新快速に乗ったときに車掌さんが回ってきたので、ダメ元で尋ねてみる。「あのー、一本前の電車に荷物を忘れてしまって追いかけているんですが」。この車掌さんが、まさしく救世主になった。「お客さん、急いで一番後ろまできてください」。着いていくと、無線で前の電車に連絡をとってくれているではないか!しかも途中で加古川駅に着いたときには、片手におれの状況を知らせる無線を聞きながら、もう片手で「かこがわぁ、かこがわでございます」とか言っている。こりゃハイパーな人だ。頼もしい!
しかしながら、このスーパー車掌さんをもってしてもどうにもならない問題があった。「あれ?おかしいぞ」。なんと無線が途切れているのである。そして小首をかしげる車掌さん。結局、またつながってことなきを得たけど、JRのネットワークシステムと小首をかしげる社員という図式はどうにかしたほうがいい。
「お客さん!荷物あるみたいです!取りにいってください!」。突然、車掌さんが割れんばかりの笑顔で話しかけてきた。なんて、なんて素晴らしい人なんだ。挨拶を丁重にして、別れをつげる。姫路駅の忘れ物センターを訪れる。ガチャリ。ドアを開けると、共産主義国家の役所を思い出した。間違いのないように付け加えておくと、人はいい。しかし、間取りが…。パーティションで区切られているのでよくは分からないが、荷物を預かるスペースが十畳ほど。手前の受付スペース職員側が9.5畳ほど。で、なんとお客の入るスペースは半畳ほどなのである。中にはデッカイ机がデンと置かれていて、腰掛けていた人物が「何を忘れたんや?」とニコやかに話しかけてくる。「あ、いや、さっき電話やら無線でお騒がせした、水色のでっかいリュックを忘れたものです」。「おー、きみかきみか。こりゃぁ大物やぞ。サカモトさ〜ん(仮名)、確かめたって」。そういうとその男はデッカイ椅子に座り、ゆっくりとタバコに火をつけた。
パーティションの裏からダミ声が響く。「お客さ〜ん、中に何が入ってます?」。早く終わらせたいので自分しか知りようのないことを言う。「う〜ん、上の部分に週刊アサヒ芸能とデジカメ。中の部分には大量の服とパソコンですわ」。ゴソゴソという音をさせながらさらに質問は続いた。「お客さ〜ん、パソコンのメーカーは何や?」。「アップルです」。こんなやり取りを繰り返す。聞けば、間違いのないように2〜3品のチェックをするそうだ。もし、変質者だったら痛いことになりそうなシステムである。「お客さ〜ん。え?えぇぇぇぇ?」。「だから、中に入っているのは近所のマンションから盗んだ赤いパンティーとブルセラショップで買った(中略)」。周囲にイタズラ好きな人が多いので一筆添えておくが、こんな罰ゲームはヤダ。
とにもかくにも荷物を取り返し、実家に帰った。キシハラ家でピックアップしたスノーボードセットを運んだのが腰にこたえる。そうだ、あの時はト●タで稼ぎながら、余暇は山にでも行くか、なーんて。青いこと考えてたな、おれ。実際はすべるどころかM3の前座席に柱を抱えるように下敷きになりながら運び、神姫バスでも体をねじりながら支え、最後の家までの道はインド人ポーターのように頭の上に乗せて歩いた。奇人もいいとこだ。休むまもなく「トルコに行って写真をたくさん撮ってきたので見てくれるわなぁ」というクミコ嬢と、久々に会うshimoちゃんの待つ京都府は桂まで出発。青春18きっぷは行動力が上がって、よろし。体力に自信はあるけど、ちょっとフラフラ。
2005-01-20 壊してまえぇぇぇ [長年日記]
katsura/osaka
ライバルの純ちゃんには知られたくないけど、今日やっと最後のポジを現像した。おそっ。だって大阪になかなか行かれへんねんもん。あがりを見る。「おぉ、エルサレムや懐かしいなぁ」。あかんあかん、写真を緻密に分析せねば…。素人くささが抜けきらず、やっぱりまずは懐かしいと感じてしまう。思い出に支配されるのは人間だけの特権だから、とポジティブに考えよう。現像所で合流したプロカメラマンのM氏が「これええなー、これもええんちゃうか」と教えてくれる。なるほどなるほど、でも意外なものを選ばれると理由も聞きたくなる。
「なんでこれなんですか?」。それはキリストの墓の写真だった。「これはなぁ、もんのすごいもんに出会って、ビビッときてるときにシャッターを切ったっていうのが伝わってくるんや」。そうなのである。エルサレムで出会うもののすべてが聖地のパワーにあふれていて、受け止めきれずにあわわわわとなってた。うん、なってた。
このカメラマンのM氏、前の仕事のときによくお世話になってたんだけど、いやぁ一年ぶりでも変わってない。楽しい人です。もう、むちゃくちゃ。げへへへへへ、全部ぶっ壊してまえぇぇぇ、と笑うのは知るところ地球上でM氏だけ。さらに鮨を食っている時に、げへへへへと笑い吐きしながら後ろに倒れていったという伝説もあるらしい。ふたりして梅田のど真ん中で「壊せ壊せぇぇぇ壊してまえぇぇ」と2年前も言ってたなぁ。懐かしい。よく考えると「壊」と「懐」って漢字は部首が違うだけなんだよなぁ。いまネットで調べてたけど、なんでかは解明せず。段ボールの中の漢和辞典も発掘に失敗。こういうとき悔しいよねぇ。
焼き肉屋→大衆酒場とはしごして、大阪といえばここでしょうという木村ライダーへ。せっかくだし、とオーナーも誘って、出国前によく飲んでた三人組になる。このオーナーも前職でさんざんお世話になった人。今日も「コンパこぉへんか。べっぴんさんやで。いやほんまやで。当たり前やがな、場所は店でせなもうからへんがな」と四六時中いってはった。変わらんなぁ、ええとこやでここは。ライブもできる/やってるバーなので、出演やら見にいくやら、機会があったら楽しんでみて。クセのあるお客さんばっかりやけど。
●音楽酒場木村ライダーのホームページ
http://kmrider.gogo.tc/
2005-01-21 期間工挑戦日記 [長年日記]
osaka/kobe
壊れたのは、社会でもなく、器物でもなく、脳細胞と記憶でした。(以後、眠たくなったので後日アップっぷ)
さて、後日にこの日のことを振り返ってみた。どう考えてもおかしいやろ!と期間工人材派遣会社にもの申す。広告には「東京都羽村市」とか「神奈川県藤沢市/給与例36万円」とかあったんだけど、訪ねてみると「あー、それはもう人数が一杯になりました」とか「募集は終わりました」とか言ってくる。「で、ね、かわりといっては何ですがuracciさん。オススメのがあるんですよ。この浜松の工場とかね」。いや、都内か神奈川県を希望しているんですけど。「三島とか木更津とかもありますけど」。うーん、証拠ないけど、それってサクラ広告でしょ。わざわざ来させておいて、望んでもいない地方の工場にあてはめようとする。だまらっしゃい!
「東海地方も考えているならトヨタに直接行きますって」。こういうと冬なのに汗をかきながら話をする熱っ苦しいメガネの男は口を閉ざした。ウソはいかんでしょ。広告では、欠点には目をつぶり魅力的な要素だけをピックアップする手法があるけれど、ウソはいかんと断言できる。『東京』とか『36万円』とかで人を釣ってから、本題に入るのだ。旅の話でも、これと似たケースでオカシイと感じることがある。「モノを盗まれるところに置いている方も悪い」。どアホ。取った方が悪いに決まってるやん。サクラ広告にだまされたのは、自分のスキルのなさだと認めるけれども、とにかく騙される方が悪いとは思ってはいない。これは世界中に声を大にして言いたいことだ。治安の悪さにかまけて、「取られる方がマヌケ」だと言い切るあの国、その国。そんな民族は滅んでくれても一向にかまわない。もちろん日本で大きな顔をしているこれらの企業も淘汰されるべきだろう。
「えっとですね、uracciさん。今日は面接までいってないので交通費の支給はありません」。そーですか、そーですか。オフィスの中で、僕はもう次にどうするかを考えていた。関西ではめずらしく雪が降った日のことだった。
2005-01-22 学生時代ノスタルジー [長年日記]
kobe
吐いた。狂った。殺す気か!!!おっさんになって大五郎(焼酎甲類/アサヒ)はアカンやろ。そう、あのドでかいペットボトルで売っていて、安すぎるあの焼酎である。大学時代、たびたびこいつには悩まされ続けてきた。というか、何度も人格崩壊し、記憶を失ってきたのだ。自分は音楽関係のクラブに入っていたのだが、最も仲の良いクラブはなぜかアメリカンフットボール部の連中だった。やつらにコトバは通用しない。飲めれば神、飲めなければ陰毛に火をつけられるなどの羞恥プレイが待っている(卒業前にはなぜか「ファイアー」と叫びながら、自らの陰毛に放火するのが流行ったが理由はよく分からない)。おれは記憶と寿命と安全とを引き換えに、その悪魔たちと戦ってきた。朝起きると、知らないところで寝ゲロしていることもたびたびあった。あの頃は、ただ単純にそれが楽しかった。何も考えずに大ジョッキを傾ければよかったのだから。
大五郎祭りへの伏線は張られていた。神戸市は垂水区にあるお好み焼き屋まゆみに行こうと、大学時代の同級生かつ、元アメリカンフットボール部員のぐっさんとサカタクと待ち合わせ。一路車でまゆみを目指すが、行列ができていた。「あきらめるか…」。と、仕方なく車でうろうろしていたときに見つけたのが、『焼き肉食べ放題999円』の看板。もちろん3人とも、このテの店がうまいとは思っていない。だが…
「曲がれ!ぐっさん!」。ノリだけで入ってしまった。来てしまえば、食うしかない。70分を全力で、いや罰ゲームのようにひたすら食った。気持ち悪すぎる。安い肉を何百グラム食べたか分からない。限界は近そうだった。ゲップをすると逆流しそうになるので、その思いを正直にゴルフGTIの中で、車の持ち主のぐっさんに告白する。「吐いたらコロス」。実際には言われていないが、アメフト部の肉体がそう語っている。しかも通っている道は、垂水区有数の悪路七曲がり。ぼおえぇぇー。と吐くのだけはなんとか耐えた。
ノリだけで行動を始めると、大学時代モードに突入してしまう。近所のサンクスで酒を買うことになったのだが、みんな腹が一杯なのでビールや酎ハイはパス。焼酎にしようということになった。いいちこで安くあげるか、中級のものを楽しむか。と考えながら棚を眺めていて、目に入ったのが大五郎だったのだ。見つけてしまったら避けるわけにはいかない。このあと、古典的にも『あみだくじ』で敗北をし、ストレートで一気のみするハメになったのだった。しかも、悪ノリしてぐっさんのグラスに潰したモナカを入れて混ぜ「それを完食したらぐわっとイッキしたらぁぁぁぁ」と言い放つや、彼は飲んでしまったのである。「はい、飲んだで。はよやってや」あーーーーー、やられちゃったよ、どうしよう。
以前はもっとラクだったのだ。このH大学アメリカンフットボール部は酒が飲めるほど偉い組織だと言ったが、そのプライドをくすぐればガツガツいくらでも飲んでくれたのである。「ほほぅ、アメフトがこれしきを拒否するのかね(メガネの奥きらーん)」。と重ねていけば、「やったらぁぁぁ。見とかんかい!」と言って自滅してくれたのだ。あの頃は、屍の上に立つ生き残り勇者だったのだが、いまは…。若かりし日から鍛えられた肝臓、大企業に就職して身に付けた世渡り術で、彼らにはまったくスキがないのであった。
夜中、突然目が覚めた。知らない間に寝てしまったのだが、完全に気持ちが悪い。よろよろと便所に行き、吐こうとするが寸前のところで出ない。ひたすら焼き肉と大五郎を思い浮かべてスッキリ吐いた次第である。朝、7時のことだった。完全に我々が成長していないことといえば、グループのトータルとして不健康なイベントしか考えられないということである。焼酎は香りを楽しむものだ。ついぞこの前に買った『焼酎大辞典(日本経済新聞ムック)』では、間違いなくそう書かれている。しかし、この大五郎。香りというよりもインパクトがモノサシと感じるのは自分だけだろうか。
●アサヒホームページ/大五郎
http://www.asahibeer.co.jp/shochu/lineup/dt_daigoro.html
●焼酎大事典/日本経済新聞社
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=18084
●日経レストランONLINE/まゆみ
http://nr.nikkeibp.co.jp/atten_rest/data/hy2874wa.html
2005-01-23 大豪邸予約済み [長年日記]
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さかたくとは大学ノリ継続。昼ご飯は天下一品へ。とはいえ、広島県から来ているので、それでお開きになった。一人、家でしこしこパソコンをいじる。パソコンよ、さわってたのは。この『しこしこ』というコトバは、使い勝手がいいのに、やはり卑猥に感じてしまうんだけど、みんなはどうなんだろう?TVとかでうどんを食べる番組があったら、いつ出てくるか期待してしまうし、聞いたら聞いたで「ええんか!公共の電波を使って」と思ってしまうのだ。が、今日のシチュエーションは、まさしくしこしこパソコンをいじっていたとしか言いようがない。
夕ご飯は、大学時代にバイトをしていたときの店長、フチダさんと会った。いつも「おぃ、uracci。ちょっと話を聞いてくれやぁ」と電話やメールがやってくる。バイトのときから、かわいがってもらっていて、話も世相から阪神タイガースまでと合うことが多い。今日は「わし起業しようと考えてるんや〜。これこれこういうことなんやけど、オマエど〜思う?」というものだった。実用新案やらに絡むので、詳しいことはここでは書けないんだけど。いずれと考えている起業だけど、経験もないので役に立てるのかは疑わしい。けど、何よりも自分を必要としてくれているのだ。
話を聞いて、これはいけるんとちゃうか?と感じた。日本で、と考えてたみたいだけれども、海外の方が売れそうな案である。もう、まくしたてるように「それは海外にも持っていくべきっすよ!」とツバを飛ばしまくって激論。灰皿はてんこ盛り、ドリンクバーも6〜7杯はおかわりした。少しは役に立てただろうという実感。早く成功してもらって、都内に一戸建ての大豪邸をプレゼントしてほしいものだ。
2005-01-24 宇宙で迷子の必要なし [長年日記]
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起きてネットでニュースを見てたら発見。ごっついほしい。宇宙の風景閲覧ソフトのようだ。日記は明日。今日は夕方から飲むんだけど、無事に帰宅できる気がしない…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050124-00000501-yom-soci
夕方からプレスサリサリの事務所へ。内容とがんばりによってはチャンスをもらえそうだ。目指すぞ、メジャー。でかく勝負だ。さ、帰ろう、と大阪を後にできたらラクなんだけど、そうは問屋がおろさんよね。魔界バー、木村ライダーにはしご。途中、4人できき酒勝負。CROW・EDRA・TURKEYを当てるものだ。はっきりいって、どれだかわからん。味の差はわかる、でも、一体どれがどれやねん!ん?よく見ると色が少し違うぞ。特にCROW。こいつは色が薄い。ビンに色づけがされていないことを確認して、残るはふたつ。TURKEYはよく飲んでたかいあって、ゲット。残るEDRAも当然、消去法で分かった。勝ったのは自分とマスター。焼酎勝負でも決着は着かず、ジン勝負へ。どんどん積み重なる支払い。おぉ、こわ。色の差に気付かなかったら負けてたかもねー。結局、ウメちゃんが敗北。8200円を支払い、夜の闇へと消えていった。かわいそうに、なんまいだー。
朝まで飲んだ。もう、ふらふらや。
2005-01-26 流れでオサムの宣伝してもた。。。 [長年日記]
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デカイ案件のプレしようと思ってて、旅の写真をまとめる。で、まとまりきらず、旅のうち2か月半をともにしたヨシヤに電話してみた。
プルルルル。ガチャ。「おう、おっさん元気か?デリーからイスタンブールの間で、こりゃ驚いたわい!ってのあったらどんどん言うてくれ」。ちなみにこのヨシヤ、ジャーナリズムに取り組んでいて、いずれ名を上げようという夢を持っている。「えーっとなぁ、テヘランでタクシーの女性運転手おったやんかぁ、あの人が明るく元気に働いてたんって印象的じゃなかった?セクハラ満載で悪の枢軸がどうこうとか人様のことをいってる国より幸せそうやもん」。…、使えるかな。濃いなぁ。いちおーストック、と。
次にブリュッセル&アムスで母娘を案内したヒロコロとメッセンジャー。「なんか印象に残ったことってある?」。返事が帰ってくる。「あるある!日本の安全って疑問に感じてきた。あっちの方が東京より歩きやすいんだよ。今後の子供たちが心配だよ。水と安全はタダってのは違うくなってる」。要約するとこんな感じ。ふむふむ。
最後にこのブログに頻出するオサムとメッセンジャー。「あるか?」。「ある」。それだけかい!というか、オサムの意見は音楽にシフトしすぎている。でも、「バンド系の音楽にも国から教育費用が出ている」ということは、今後に取材へ行ってもええかもしれんなぁ。バンドとレーベルやってるんですわ、オサムは。ということで彼が一枚?二枚?とにかくかんでいるTHISTIME RECORDSとtotosとカーブをよろしく。
●::THISTIME RECORDS::(totosの紹介はこの中にあります)
http://www.thistimerecords.com/index2.htm
●カーブ オフィシャルホームページ
http://www.ka-bu.com/about/histry.html
海外に行って、人があらゆる体験をして「こうあるべきだ」と感じることは多岐にわたる。でも、それって結局は「日本もこうしたらええのに」ということに帰結しているんだとも考えられる。旅をした日本人に登場してもらって、日本人というものをアジアンジャパニーズとは違う視点で斬るアイデアが実現できそうだ。
2005-01-28 ケガして運命変わる。 [長年日記]
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日記も更新せず、一体何をやってたか?なんと仕事である。やっと机の前に座ってしこしこmacをいじる日々がやってきた。内容は、大手媒体への連載。正確にはプレゼンの準備にとりかかっている。負けたら終わり。とにかくずーーーっと机の前で、考え、書き、写真をいじっている。6時間は寝るようにしているけど、ずっと座ったままなので背骨矯正器がほしい今日この頃。ほしいといえば…
毎日、毎日、写真をいじっていると今のマシンのスペックに不満が出てくる。あぁ、フォトショップのレタッチ期間を短縮するためにG4がほしい。作業スペースが狭いので、デュアルモニタにしたい。ポジを取り込みたいのでフィルムスキャナがほしい。もう、キリがない。なんやかんやほしがってみたが、もはや我が暮らしは生活保護寸前。思い返してみれば、ガラスで手を切ってから人生が変わり始めたのだ。
元々は、また旅に出るために工場でがつーんと稼いでやろうと考えていた。そして、自分のペースでモノを書いていく予定だった。オカネに困ることはなかっただろう。しかしながら、トヨタの健康診断で社民党の女議員のような医者の列に並んだため、なおりそうな傷だったが「それはケガですから、規則ですから」と3回以上言われて撤退したのである。そのあと、余っていた青春18きっぷで東京に行き、いくつかの仕事のキッカケをつかんだ。さらに大阪で飲む機会が増えたため、その席で強力なバックアップを獲得できた次第である。ただ、トヨタで働くことを前提としていたので、そのつもりでオカネを使ってしまっていたのだ。こりゃ、やばいってことで、短期のバイトを探すことに。で、なんでオレは言い訳のような文を書いてるんやろ。
※誰か関西でよいバイト知らないですかー?
2005-01-29 中東人の大和??? [長年日記]
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今月の初画像はのりでした。しかも懐かしのヤマトのり。で、何やねん?ちゅうことですが、この商品名おかしいでしょ。「アラビックヤマト」って。で、今日も調べてみました。「アラビックヤマト」の「ヤマト」は会社のようです。アラブ+大和というワケではないらしい。単にヤマト社製品ということ。それではアラビックは?ネットで調べてみました。ヤマト社のホームページをくまなく。仕事しろよって話ですが、まぁまぁそれは置いておくとして。
以下抜粋です。
Q*「アラビックヤマト」の「アラビック」はどういう意味なのですか?
A*昭和30年代まで、アラビアゴムの樹液を主成分としていた液状のりを別名アラビアのりと呼んでいました。このアラビアのリは、容器のビンを逆さにすると、海綿を通して、液状のりが染み出し、手を汚さなくてものりがつけられる便利なものでした。そこで、このアラビアのりのびんの使いやすさと、合成樹脂ののりの良さを合わせ、かつソフトタッチの新しいのりの開発に取り組みました。そしてアラビアのりの名残を残しつつ生まれたのが『アラビックヤマト』です。
この前の旅では、まさしくアラブに行っていたわけで。あのイスラミック国民たちが何をしでかしたんや!と興味津々だったわけですが、まともでした。意外。勝手に「誰にもやさしく塗ることができるってのが、やさしいシリア人のようだから」とか、「二枚の紙をひとつにできる=イスラエルのユダヤ人問題とパレスチナ人問題の解決」とか、「くっついたら元には戻らない=ガンコでモノゴトを一面からしか見ていないエジプト人らしい」とかって考えてたんだもの。こういうのを独断と偏見、かつ見てきた現実と言います。はい。
2005-01-30 夕刊ウラ、プロ野球を斬る。 [長年日記]
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野球とサッカーの差は広がる一方だ。海外に出かけるのを生業としている自分には、自己表現の可能性を国内にしか持てない井川(阪神タイガース)や上原(読売ジャイアンツ)がかわいそうに見えてならない。彼らに「中年になってからメジャーに挑戦しなさい」と周囲がムチャを言っているは明白であろう。サッカーの大久保を見よ、小野を見よ、俊輔を見よ、ヒデを見よ、カズを見よ。魂の輝きとは何か!サッカーを少しでも知る人ならば、まだまだ海外へ行く選手が足りないと感じているだろう。しかも、若ければ若いほど良いと考える。なぜならば、海外での経験を日本代表に活かしてほしいからだ。サッカーにはワールドカップやアジアカップといった国際試合が何種類もある。だが、野球には国の威信がかかるような国際試合はない。だからプロ野球界は旧体然としていられるのだ。
ルールは破ってはならない。ふたこと目にはこの言葉が出てくる。確かにプロ野球選手となるために、彼らはプロ球団と契約をした。書面にハンコを突くという拘束力は強力なもので、彼らが今回の件で裁判をすれば敗訴するのは間違いない。しかしながら、そのルールは本当に時代に則したものだろうか?野球の契約もそうだが、憲法の改訂も然り。いま変化を求められている規則は、現在と違う条件下で作られたものばかりである。まさかGHQが、いまの世の中を予期していたわけでもあるまい。本題に戻すと、日本人アスリートの肉体が欧米スポーツ界に適応しつつある。その事実は、みんなが気付いているはずだ。先の五輪など、その良例であろう。これまでは技術と根性だけで戦ってきたため、獲得メダルの総数は少なかった。しかしながら、アテネでは『パワーと技術を活かすスポーツ』の躍進が目立ったのは記憶に新しい。野球もこの種のスポーツではないだろうか?それはイチローの活躍が雄弁に物語っていると思うのだが。
日本人という人種は変化を好まない。そして、野球は世界的に見てマイナーゆえに、国際的に展開しなくても問題がないスポーツである。このことにあぐらをかいて、儲けているおっさんたちがいるから、野球はいつまでたっても変われないのだ。野球をベースボールにしてくれ、なんて言うつもりはない。パンチパーマの時代が再来してもいい。アメリカ的な文化を受け入れて、日本文化を崩壊させるのは、もうたくさんだ。望みはひとつ、憧れの存在だった野球選手、おもしろ味が分かってきた野球(ベースボールではない)を、もっともっと身近に感じたいのである。プロ野球はおもしろい!スゴイ!かっこいい!と思わせてほしい。「子供に夢を」とよく選手は言うけれども、彼らは大人にも夢をくれているじゃないか。すごいプレーが出た、それだけでぐぐっと感動できるんだ、おれたちは。その延長戦上として、井川や上原が本当の意味で爆発してくれること願っている。だから…
死ぬな、殺すな、プロ野球。
※
これとは別に、とある問題を聞いた。広島市民球場の改築問題である。現球場をつくったときに、市民一丸となって広島東洋カープを支えた樽募金が、いま復活しているらしい。これは悪くないのだが、建てる球場が問題なのである。ドームで人工芝にするというのだ。
まずはドーム球場。こんなものは野球観戦に必要ない。雪深い札幌と宮城には必要となるときもあるだろうが、自然と一体となって楽しむスポーツである。風が強い日、雨でドロドロになる日、いろんなシチュエーションでその日だけのドラマが展開される。野球ならではの味は濃い方が、よかろう。だからか、東京ドームや大阪ドームでの観戦は甲子園や神宮よりも楽しくない。あと、気圧のせいで球が飛びやすすぎる。東京ドームの看板直撃なんて、自然一体型球場ではありえない。雑な試合になってしまうし、何よりもフライが上がったら球の行方が見えにくい。
次に人工芝。こんなものは語るに及ばないだろう。選手を故障させてどうする。特に広島カープは練習が激しいことで知られる。一時代前の話だが、緒方・野村・前田・江藤がそろって出ていれば、優勝できていた年は何度かあった。しかしながら、現実には厳しい練習や運の問題もあって、四人中ふたりしか試合に出ていない日が多数を占めたのである。昨年、首位打者を取った赤ゴジラこと嶋選手も10年来の努力が実ってのブレイクといわれているのだから。そんな球団が人工芝で練習したら、えらいことになる。敵ながら、心配してしまうのは当たり前のことであろう。
みなさん、広島にドームはつくらせないようにしましょう。もともと資金が少ないんだから、ドームはやめて補強や選手の年棒アップ、ファンサービスに回してくださいよってことです。
2005-01-31 ウルトラセブンの子 [長年日記]
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なんじゃそりゃ!と思った人、すんません。告知遅れてました。実は、主演している映画のタイトルなんですわ。「映画?」「主演?」そう思った方は、さすが僕の友人ですな。そう、演じることなんて人生に必要なし、を地でいく自分だけに意外だと思いますわ。「そんなん、いつつくったの?」。ふむ、その質問も正しいです。実は出国前に1年かけて撮影をしていたのであーる。2003年冬〜2004年の年の瀬にかけて。で、昨年いっぱいを使って音やら編集やら、いろんな作業を終えて(おれはずっと旅してたんですが…)、つい先日に完成した次第。なんと映画祭に出品し、予選を勝ち上がって上映されることになりました。パチパチパチ〜。
ということで、やっと告知。と思いきや、この映画祭って3日間もあるのね。まだ、どの日の何時頃かってのは決定してません。情報が入り次第ここに書くので、チェキよろしく。応援、冷やかし、などなど大歓迎です。ただ、せっかく来てくれるなら連絡ください。「お久しぶり、ありがと」ぐらい言わせてよ。
つい「悪役のワンがかっこいい」とか「この編集や音はしんどかっただろうなぁ」とか「けっこうオカネかかってるよね」とかに目がいきがちですが、このサイトを見てくれている人は、やっぱ主演に注目すべきです。
オフィシャルサイトに予告編(トレーラーのとこ)があるので、まずはそちらをどぞ。「よかったよ。期待できる」と思われた方はここにバシバシ書き込んでね。「この大根役者が〜」と思った方は、オフィシャルホームページにメール受付窓口があるので、そちらへどうぞ。あとでおこられときます。
※自分の友達って20代中盤〜後半ばっかりだけど、みんなウルトラセブンってちゃんと見たことある???歴史に残る名作なので、見たことない人はこちらもチェキよろしくねん。
●ウルトラセブンの子(オフィシャルホームページ)
●プラネット映画祭
☆☆☆ウルトラセブンの子/映画祭日程☆☆☆
だー!HPにありました。
2月25日の18:40からです。
みなさん、よろしゅ!
joy [お疲れ様でした。カスタム絶好調!ちなみに貴方が名古屋へ向かっている日、H條さんと12時間飲み続けました。もうゲロゲロ..]
uracci [そかー、絶好調か!そのカスタムとやらを売って、人生を謳歌するのもよしと思われまする。はい。]
噂の神戸の美女 [起きたら明石って…おぃ! 私は、飛騨高山で飛騨ギュウ食べた。 まだフェイキーができません。できるようになるんやろか…]
uracci [おぃ!自信持てよ!フェイキーなんかできんでもええっちゅうねん。おれはそこそこできるけどねー。むふっ。]