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sawadee!!紀行+


2007-01-03 新年です。 [長年日記]

okurayama_yokohama

あけましておめでとうございまする。今年もよろしくです。さて、2007年てわけですが、ノストロダムスから早くも7年も経ちゃったんだ。これはビックリ。今年の目標は「平和な魂」と「地球上のいろんなところの空気を吸うこと」です。オーソドックスだけれども、魂がしっかりしていられるということは、公私ともに理想と近い状態にいるってことのはず。んで、地球の空気を…ってのは、これはライフワークを充実させたいということ。なんか思いが一周して基本的な目標となりました。さらに楽しければ言うことないね。昨年は仕事の階層を何個か一気に持ち上げようとしたし、世界平和的にも危うい部分があって、いろいろ思いを巡らせ過ぎたけれども、今年は気楽にいきたいのです。なんだろう、今年はリキまない年を望んでいるのかもね。

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keinaちん [あけおめ〜。ことよろ〜(・O・)ノ 今年から大殺界で前厄のkeinaちんです♪ 今年はお気楽でそして何事もないように..]

umi [あけましておめでとうございまするる。 こちらでは大晦日から爆弾騒ぎが立て続けにありまして、物騒な世の中になってるなぁ..]

uracci [keinaちん> どもどもー。おめでとー。前厄で大殺界??? うむ、帰省しても近寄らんようにせな。 はよ厄神さん行き..]


2007-01-04 星降る夜 [長年日記]

tokyodome_tokyo

ロマンと説得力。その命題に数々の勇者が汗と魂をぶつけていった日本のプロレス。静寂の中、パーーーンと破裂するようなチョップの音が響き渡り、胸元から汗が飛び散る。いまさらながらだが、プロレスは格闘技では、ない。簡単に言うと格闘芸術である。技を出す者と受ける者、レフェリー、観衆がひとつになって、そのときその場所だけの、記憶というあやふやな媒体にしか残らない、はかない作品を作り上げるのだ。
5対5マッチ
思えば、プロレスのそれらの要素は、非常に「旅」と酷似する。同じ場所を旅した友人の記憶とは似て非なる私だけの体験。時間と人、そして季節や気候、政治などはあくまでも流れ往くもので、いつも異なる表情を旅人に見せてくれる。あのレスラーが刻んできた歴史と技、もう一人のレスラーが歩んできた「道」。その遭遇がたとえ何度目でも、新しい出会いとなり、新しい作品ができ上がる。プロレスとはレスラーが作り上げる旅なのだ。
川田が技を返される
東京ドームという場所でプロレスを見るのは初めての体験だった。小さな箱ばかりの大阪プロレスをよく観てきた自分には、広すぎる空間。しかし、米粒のような大きさに見える逞しいレスラーたちは縦横無尽に走り回り、そして流れ星のように飛ぶ。体を預ける、という仕草が人にはある。プロレスの打撃技はまさに体を預ける行為だ。しかも、敵に、である。その痛みを伴うキャンバスへ向かうために、今日もレスラーは歩く。誇りと意地で作品を造り上げるというのはどこかおかしい気もするが、その矛盾こそがプロレスのすべてだ。今日もレスラーは花道を歩く。
鈴木みのる入場
死力を尽くす、という行為は総合格闘技にもプロレスにも存在する。そして、唯一その魂の方向性は一致するところは議論の余地を挟まない。レスラーという一個体としての人間は、己というものを存分に出しつくした上で、勝ち負けが決まる。そのような競技だけに、戦った後の気の張り方を見れば、その戦いが今後も続くのか、今回で決着がついたのかが分かるのもおもしろい。そう、プロレスは才能と意地が星を飛ばす物語なのだ。
鈴木みのる、力を出し切る
話は東京ドームに戻る。この会場は、コロシアムとなるのが素晴らしい。煌煌と照らすライトはレスラーとリングを際立たせる。その奥に朧げに霞む座席の表情はどこか古代の遺跡を思い出させるオレンジ色に染まっているのだった。手前には力を出し切るレスラーたち。動と静。その対比が美しい場所こそ東京ドームではあるまいか。
太陽ケア、棚橋を雪崩式で投げる
プロレスはあやふやな記憶という媒体に歴史を刻む物語だとする。とすると、この瞬間、この場所で起こることを見届けたくもなるものだ。いま、プロレスという絶滅指定種は総合格闘技という波にさらわれようとしている。
たかが、力道山からの歴史。確かにそうだが、戦前・戦中、そして戦後と大きな変革を世界とともに味わった私たち日本人としては、これもまた築き上げてきた素晴らしい日本の文化である。レスラー本人たちがベストを尽くさねば喰われてしまうのは確かだが、私はこの格闘芸術をまだ応援したいと思っているのだった。マーマレードのような甘さと艶を持つ日本のプロレスは、今年も美しく輝いていた。
武藤、蹴る

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

くろ [はやくストンピングがしたい だだだだだだだだだだだだだだだだだだ さかおとし! おれは生のウエスタンラリアットを..]

uracci [チケとったどーーー。ひょっとするとボノ参戦!!!両国はやっぱ力入るねぇ。]


2007-01-07 新年からガツンと [長年日記]

okurayama_yokohama

かなりデカイものをつくっている。新年早々だけれども、いま作業しているのは今後の収入の大きな部分を占めると思うもの。現段階では先行投資なんだけれども、その実現にはけっこうなハードルがありますな。理想を追えば追うほど、あぁもう!というものが増えていく。いやぁ、勉強って大切だね。知らないことがとても多くてビックリしちゃったよ。人数が少ないので業務企画もマーケティングもディレクターもライターもいろいろやらなきゃならない。それらの役割は、やはり無知ではダメで、一に勉強、二に努力。それプラス資金力&魅力が必要。儲かる企画を考えつつ実務のレベルも要求される。うーむ、アイデアやら引き出しがたくさんないとカタチにできんよ。モノを作りつつ効果を出すという修行はしてきたけれども、この段階になると、プラスなかなかのレベルの商人でなくてはならない。ちなみに自分が思い浮かべる商人は大阪の商店街にいる押しの強いおばはんかトルネコである。商人の勉強もせなアカンぽいw

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

takeshi.m [おめでとう!! 商売って、本当にむずかしいよな☆ アイデアだけがあってもいろいろ壁にぶつかる! まあ、それがおもしろ..]

sachi [ほんと。『引き出し』って重要だよね。。。 勉強になりました!ウラッチ♪♪ 2007は、少し勉強&努力をしたいと..]

オサム [商人スキルかぁ。 遊び人としてのレベルは高いからなぁ、うら。 最近、先行投資とか先を読むって事が出来なくなってきた。..]

uracci [takeshi.m> そうなんす。僕はビジネスマンにはなれん。 やっぱり商人でなきゃと思うわけです。 とにかく自分に..]


2007-01-09 仕事初め [長年日記]

shinyokohama_yokohama

新年が明けてからパソコン作業などはしていたんだけれども、取材をしたことでやっと仕事が始まった気がした。前から関わっているホームページのコンテンツを増やすために北海道から九州まで、各地方を束ねる支店の支店長を取材したんだけれども、いやぁお国柄っておもしろいですな。九州の人はいかにも九州男児。語り口やら物腰は当然として、そこまで西郷隆盛の子孫っぽさを出せるか?ちゅうほどの見た目であった。北海道の人も、おとなしくてやさしいんだけれども、やっぱりどこか新しいもの好きなところがあったり、東北の人はシャイだったり、関西の人はよく喋ってくれたりと、●●地方の人らしさみたいなものがストレートに出ていただめ、原稿はとても書きやすいと思われる。
各地方の特色をオーラで持っている人ってやっぱ好きだわ。みんな、関東に住んでいても、自分のルーツの地方の特色は守ろう!てことで、打ち合わせも取材も相変わらず神戸弁なのであった。


2007-01-10 また新しい単位が [長年日記]

gotanda_tokyo

昨年からの勉強の甲斐あってか、いろいろできることも増えてきた。で、ここで個人事業主として新しい悩みが増えるのである。それは料金設定。紙媒体にしてもwebにしてもページなどの単位で普通は料金設定をしていく。この料金を決めるのが難しいのだ。いろんな査定ポイントがあると思う。絶対的な視点からは「自分の実力」や「できること」があるし、相対的な視点なら「あそこがそういう料金体系でやっているのなら」やら「一般的にはこれくらいが相場」とかもある。あと、いつもページだけを作るわけではなく「特急料金」のような時間軸に付随するものも定めなければならない。
一番頭を悩ますのが「こちらでディレクションしますので」で丸投げの場合やら、「こちらでコピーは用意しますので」で箇条書きだったりとか、「やり直しはまずないですよ」で相手方のトップに最後の最後で変更されたときに修正料をもらえるかだったりする。あとは資料整理みたいなことをしなければならなかったりとかする場合もあるだろうし、地図を何個もつくるってのも料金体系に入れなきゃ。
個人で仕事を受けるにあたって、ここら辺が最も足元を見られていることが多いと2006年の関東で感じた。そういうときに、最初から「※」とかで条件書きをして最初の打ち合わせのときに紙で持っていき説明する必要もあるよなぁ。あと、付き合い始めの最初やら信頼が足りないところは手付金を入れてもらってしか何もしないってのも身を守る手段か。全部が全部そういう風にはできないだろうけど、2007年はリスク管理をきちっとしなきゃならんね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

よういち [仁義あるうらさんならではの苦労が偲ばれます。]

uracci [東京って、やはり景気快復の急先鋒のような気がします。でも、若い会社が伸びているわけで、ということは発注者の人に発注経..]


2007-01-11 死にそうになったこと [長年日記]

okurayama_yokohama

ごっつい久しぶりにインドはラダックのヒマラヤ山中にある凍った川を歩いた盟友、TAKAから電話がかかってきた。なんでも仕事の関係で土曜日に東京へ来るそうな。うむ、これは川二郎か岸田屋に決定だな。
TAKAとの3週間ほどの思い出の中で、最も記憶に残っているのはギャルモスティンというポイントでのことだ。ザンスカール川が大きく曲がっているため流れが早く氷が張りにくい難所なのだが、自分達の時も案の定、氷が張っていなかった。崖を大きく登って迂回しなければならなくなった。その絶望というか苦労への予感が確定したとき、自分達はギャルモスティンの数百メートル手前にいた。
「あそこの崖から登るぞ」とガイドのスタンジンが言ってから、崖の手前までにまずひとつの難所。川の水面が見えている寸前まで行くということは、氷が薄くなっていることを意味する。白かった氷がどんどん川の色に近くなっていく。バキンバキン割れていた氷は、湿ったミシリミシリという音に変わっていく。ついには川の流れが足元に見え始め、踏んだところから浸水していくようになった。
U字谷に流れる川に張る氷は、川縁だから分厚かったり安全だったりする保障はない。ときには中央部分の氷が最も分厚かったり、川縁でも氷が避けて落下してしまう恐れがある。また、氷の張った流れの早い川に落下するということは死亡を意味する。寒さもあるが、流されてからでは氷がジャマで空気を吸うことができないのだ。これまで安定した氷を歩いてきたことを思い出すと、一度落ちたら生存はあり得ない状況だった。
あと数十メートルのところで限界がやってきた。4人パーティーで歩いていたのだが、もっと4人の距離を離さないと氷が落ちてしまいそうだったのだ。最初に氷の安全を確かめるためにスタンジンが、次に最軽量のソンブーがソロリソロリと氷を選び、陸地に上がった。その衝撃で氷の上には水が浸水してきている。歩いている順番から次はTAKAが行くことになった。結果から言うと、TAKAは陸地に渡ることができた。しかしながら、飛び乗るときの衝撃で陸地近くの氷が割れてしまったのだった。
自分はもっと遠いところから陸地に飛び乗ることになった。距離的には不可能なので、これまで引いてきたソリから荷物を降ろし、ソリを浮島に渡る作戦を我々はとった。いま思い出すと、それができたら忍者である。でも、自分たちにはその方法しかなかった。ソリのおかげで全身が濡れるのは避けることができたが、腰の上まで浸水しまった。なんとか上半身は何枚か着ている服の2枚目くらいまでの浸水でこと無きを得た。しかしながら下半身は大ダメージ。急いでザックから新しいズボンと靴下、ビニール袋を取り出す。ビニール袋は水を吸ってしまった靴と靴下を分離するためである。手早く着替えたのだが、脱ぎ捨てた衣服と靴はすでに凍っていた。恐るべし、大自然。
冷たくてグチュグチュになった気持ちの悪い靴を履き、斜度50度以上の岩とレキの急坂を登攀。砂がグリップするところもあれば、砂のせいで滑ってしまうところもあったが、注意して歩けばなんとか行けるところであった。最高地点を過ぎ、坂道を降りていく。我々は愕然とした。3〜5mの滝が連続している崖!眼下には最後の15mほどの滝が小さく見える。これをノーロープで降りるのか…。そろりそろりと滝の上の平らな部分を渡りつつ安全なサイドの崖を降りていく。何度目かの氷の上で突然、天空が見えた。夕焼け後の鉛色の空。それまでの晴天で生き生きとしていた色を失った崖。死んだ、と思った。滝を何個も落ちながら崖に叩き付けられ100mくらいの標高差を落ちるのだと思った。そのとき力強い手が伸びて自分のザックを引っ張り上げた。ガイドのスタンジンだった。
その後、何度も立ち止まりながら暗くなった崖を死にものぐるいで降りきった。こんなところでは野宿はできない。が、崖の脇に小さな裂け目を見つけ2人分くらいのスペースに4人が寝た。斜めになっていたのだが、上のものからはズリ落ちてくるし、下のものからは「重たい!」と小突かれる。そんなことを思い出した。
願わくは生きている間にパーフェクト状態の氷を歩いてみたい。インド軍が道路を作ったり、地球温暖化でこのシルクロードは必ず死ぬ。だから現状が残っているうちに。

※詳しくは2004年1月末や2月上旬に書いています。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

jun [ルポもの見てるみたいで 臨場感溢れてるなあ。 個人的にはもっと「!」で終わった方が好きかな。 と、ド素人がモノカ..]

uracci [えー、「!」って格好悪いとおれは思うんだけれどなぁ。 ひとつくらいはあっていいかもね。 問題としては、jun君の心に..]

よういち [「神々のイタダキ」夢枕獏を思い出しました。大切な失わゆく景色の空気を感じて、凛とさせていただきました。]

jun [たしかに「!」があると目撃ドキュンみたいで ハードな文体には合わないかもしんないっすね。 文章はすごいおもしろかっ..]

uracci [よういち> 白骨化したマロリーには出会いませんでした。この旅、ちょっと世の中には大きく出せないよ。ノーロープで滝を降..]


2007-01-12 禁煙? [長年日記]

okurayama_yokohama

タバコをやめたことが二度ある。一回目はラダックを自転車でこぐ準備で。二回目は同じくラダックで昨日の日記にも書いたチャダルトレックをする前、である。いずれも計画の半年前からやめて目的地へと向かった。そして目的を達成したときにプハーと吸って、またスモーカーに逆戻り。
これはタバコを吸う人にしか分からないのだけれども、おいしいと思う時はまさしく一般論の通りで、食事の後(それもラーメンやカレーというこってりしたものは特に)、トイレの後、sexの後なんだけれども、自分としては起きて一杯目のコーヒーの時やら、お酒を飲んでいる時もかなりポイントが高い。また、アジアの屋台もおいしいところのひとつである。百害あって一利なしと言われるけれども、おいしいと思う時点でそれはない。また、副交感神経を刺激するためアイデア仕事の場合にも一助となる場合も多い。まとめて崩して、またまとめてとクオリティを短期間で向上させるためには便利なリセットボタンとなるなのだ。また、弊社(会社じゃないけど)の場合は、タバコルームで受注という実績はまことに多い。ということで、一般的な状況下ではタバコをやめようとは思わないのだけれども、そろそろ旅目線ではやめる時期が来てもよいかもしれない。
いまの自由業のペースから察するに2か月とか期間をまとめて出国するのは難しいところだ。サラリーマンをしていたときのように、短期でガツンと行けるポイントを発掘しなければなるまい。また、世界各地でいろいろとベストシーズンがあるだろうから、行きたいところを絞った上でベストシーズンを狙う必要もある。南米なら来年のこの季節。ヒマラヤ山脈なら8月、インドなら2〜3月などなど。目的が定まらなければ禁煙するパワーは出てこないけれども、なんとなく禁煙を意識し始めたのであった。

本日のツッコミ(全9件) [ツッコミを入れる]

Before...

Gucchi [すいません、吸います一本! 今も一服したのちに読みました(-_-;)]

mtana [もはや吸ってた頃が懐かしい。 禁煙だけは二度としたくないと思うと手がでないんだよね。]

sachi [あれ?グッチさんて、タバコ吸ってた記憶がナイ。。。 アタシ、アイツの子供を妊娠したら!やめますッ!]

メグミ [基本的な質問。 どーして旅に出る準備に 禁煙が含まれるん?]

uracci [Gucchiさん> どもー。 どんどん肩身狭くなってますね。 今度、お茶しませんか? mtana> もうパーフェクト..]


2007-01-17 ひとつでも忘れずに [長年日記]

okurayama_yokohama

世界中に、日本中に風化させてはならないことが山ほどある。もちろん阪神淡路大震災もそのひとつだと自分は思う。だから、毎年この日には何かを書かなくてはならないという気分になる。
以前も日記に書いたのだけれども、大きな地震を体感したことのない人は、「揺れたら家の外に出たらいいんですか?家の中にいたらいいんですか?」と尋ねたりしている。この答えは「Yes」や「No」で答えることができない。なぜならば、揺れて動けるならたいしたことがない揺れなのだ。大震災ってのはそんなんじゃない。鬼に首根っこを持たれて引きずり回されるというか、香港の中華料理やでフライパンの上を舞う野菜炒めの野菜の気分というか、地域丸ごと長島スパーランドというか、そもそも動けないものなのだ。
だからといって悲観することはない。備えあれば憂いなしというのは確かなことだ。震災が起こったときに特に人口が多いのは「家が半壊」〜「家はあるがライフラインが壊滅」という層であろう。つまり、命からがら生き延びて突然サバイバル生活を開始できるグッズを持っていることもかなり大切な要素なのだ(直下型で震央付近で被害最大の場合はまた今度)。例えば、寝袋やテント、ガスコンロ、水に入れる殺菌剤などがあれば、かなり心強い。もちろん食べ物や水は配給制で困窮するのだが、問題がなければ周囲の人と同様にもらうことができるわけで、逆に生活グッズの方が手に入らないものだ。アウトドアグッズは日頃のレジャーも豊かにしてくれるし、緊急時にも最低限の生活ができるようになるグッズなので、あるに越したことはないと思う。
今回は余裕で生き延びた場合に必要なものだけれども、いろんな情報を発信していくことが鎮魂につながると信じている。亡くなった方々、あれから12年が経ちました。でも、生きているみんなはあの日のことを忘れていませんよ。


2007-01-21 納豆でてきてくれ [長年日記]

okurayama_yokohama

ぼくは関西人だけれども納豆が好きである。好きだと言っても無我夢中で食べたりするわけでもないが、かといってずっと食べないでいるわけでもない。一日一食あれば十分だけれども、3日空けると食べたくもなる。
さて、そんな納豆がTVに影響された人たちが買い占めていて、どこのスーパーに行ってもまっっったく見当たらない。納豆コーナーだけガランと商品売り切れ状態なわけだ。あるある大事典の不祥事で今日はあるだろうと行ったものの、やはり、ない。こちらはいつものペースで食べたいんやー。買い占めてるヤツ、さっさとTV見てくれ。はよTVに影響されて「納豆買わない人」に戻ってくれーーー。


2007-01-22 やっとLINKが完成 [長年日記]

okurayama_yokohama

やっとsawadee!!kikouのリンクページが完成しました。ウチとリンクしてくれている方々、確認よろしくお願いします。かなりの数のサイトの解説文を書いてスクリーンショットをトリミングしたので誤字脱字等あれば報告願います。はー、やっとって感じです。

本日のツッコミ(全12件) [ツッコミを入れる]

Before...

はくさく [うぉぉぉぉ、今頃気づいてごめん! ありがとう!! 恥じぬようちゃんと更新します〜!!!]

sachi [ああ。。。すまぬ。 いやさ〜 旅写真とかめっちゃ載ってんかと思ってて。。。 ほれ、仕事中暇で、あふぉーになってる時..]

uracci [はくさく> いえいえ、どういたしましてー。 なんだかオカダさんを含め、「更新」を恐れる人の集会の様相がw sach..]

セイジ [なんか、コメントするのひさしぶりですが、 うちのリンクも確認しました。 あざ〜す。]

uracci [またタイに行きたいんじゃない??? 最近は日本によくいるんですか???]


2007-01-23 いろいろいろいろ [長年日記]

okurayama_yokohama

旅のweb、正直言って乗り気になれなくて進めてなかった部分がある。端的に言うと、旅のwebなんて意味がないとずーーーっと感じていた。
世の中はどんどんバーチャルになっていて、ネットさえあれば知らなくても知ることができるし、行かなくても行った気になれる。例えば自分が写真をwebに載せていろんな人に写真や文章を見てもらったら、「見た→知った→分かった」と勘違いして、逆に足が遠のくと感じていたのだ。だって、そうでしょ?手前味噌だけれども、写真を掲載すると行ったことのない人がアフガニスタンやエルサレムやラダックを知ってしまうのよ。それがヘタに忠実な写真や文章であればあるほど、その勘違いは大きくなっちゃう。友達だったら写真を見せながら語って、「これはこうなの?どうなの?」と聞かれれば、旅人として見てきたものくらいは伝えることができる。でも、webはお茶や飲みに行ける知り合いだけが見るとは限らない。
もちろん自分に文才や写真の才能がもっともっとあれば、その心配がないというのはもっともな意見。でも、ゴルゴ13じゃないけど「おれはそんな自信家じゃなくってね」みたいなところも、そりゃーある。正直、それが大きい。悪影響の可能性があるものなんて発信しないにこしたことがないからだ。中途半端に伝えることができてしまっても…と思っていた。ライバルとおぼしき人たちが、その効果を分からず発信し続けているわけで、それで仕事ももらっているわけで、そりゃはらわたも煮えくりかえるところがあったよ。
もう一度言う、だって旅のwebって、実際に見た人が強烈に行きたいと思わなければ意味がないもの。自己発信が芸術に昇華できればメデタシメデタシだけれども、下手に行かずに済む情報になっちゃったら危ないよな。いま、情報化社会でイラクの戦争などを語ったりできて、戦争の原因やら社会情勢の現状や行く末を何割かは正しく理解しているのだけれども、痛みを理解している人なんていやしない。傷を負えば痛い、家族が亡くなると人生が変化するほど哀しい。生命体として原点にあることほど最も伝わらない。僕にはそれを伝えきる自信がなかった。あの地で見たものを目の血管から皮膚までで、すべてで体感して、呼吸すれば悲しみまで吸い込める嗅覚のようなものを伝えきることができない気がしていた。うーん、いまもやっぱり、その気はしている。体温や息づかいや、苦しみや悲しみや、そういうものがあるからこそ出てくる笑顔や…と書けばやっぱり陳腐だね。そういうことじゃないんだよ。
いまここでこれを読んでいる人と同じく、時間って南極のペンギンにも、シーア派の人たちにも、アマゾンの原住民にも、隣の家の人にも流れている。それが地球で、それが旅なんだよ、魂の。おれはちっぽけだけど、少しだけ言葉と写真を扱える。いまここで、失敗を顧みず立ち上がってみようと思った。動かなければ何も起きやしない、現状から下がっていくだけで、それを救えるのはいろんな個人のチャレンジだと感じた早朝。

まずは写真とキャプションをアップします。最初はブルガリア。

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Before...

uracci [なんか紙とwebの差をあらためて分かったというか。紙は「知らなかった」と知ることができるんだけれども、webは「分か..]

せっき〜 [私もあらためて、「行動せねば」と思いました。がんばるぞ〜!!]

uracci [がんばりましょう。命は燃やすためにあるっす。]

セイジ [Webで写真って自分は好きですよ。 見ていて「行きたい」って思うことが多いかな。 でも紙とWebの差は確かにあるよね..]

uracci [質感もありますし、あとは有料・無料ってのも大きいと思います。 物質として目の前にあるフリーペーパーは紙だけど愛着わき..]


2007-01-27 うまい店【ゆうじ@渋谷】 [長年日記]

shibuya_tokyo

こらたまげた。関東にまさかこんなにうまいモツを食わせる店があるなんて。日本中、いや世界中のうまいものが集結する東京だが、モツ文化だけは砂漠。月島の岸田屋のモツ煮込みは日本有数のうまさだけど、その後が続かない。店だけでなく、スーパーに行っても置いていないし、あっても高くて鮮度が悪い。
だが、しかーし、あった、ありました。「モツは岸田屋以外あきらめよう」と開き直っていたんだけど、今日行った渋谷の『ゆうじ』は最高だ!はなまる!100点満点!!!食感が気持ちいい、したたる肉汁のうまみの多いこと、七輪で焼くので旨味が活性化されまくり。置いてある品も、モツ焼き肉好きが避けては通れないものがズラリと並ぶ(あまりに久しぶりすぎてギャラ、ノドシビレなんて食べたことあるのに、名前を忘れてしまっていたよ。あと、アカセンはない)。うーむ、こりゃ食い過ぎた。モツが嫌いな人も、ここに来たら考え方が変わるんじゃない?そこらの焼き肉屋で感じる内蔵独特の臭みなんて一切ないし、あるのは旨味と極上の食感のみ。幼い頃からモツに慣れ親しんだ関西人が太鼓判押します。ここはいまんとこ東京で数店しかない「神」の領域。
ちなみに連れて行ってくれたのは、ポーランドでアウシュビッツを一緒に回り、パリの白い門で同じだった藤堂さん。「旅人同士で情報共有して、みんなで幸せになろう」という哲学を持つ人。自分も大阪の時はよく人を案内したけど、関東に来てからは教えてもらってばかり。でも、何店鋪か良い店を教えてもらったり発掘したので、そろそろ自分も伝えていかなきゃ。知ってる良い情報は、分かってくれる人にどんどん伝えて行きたいので、ぜひ自分と渋谷で飲みに行く約束をした人は「ゆうじに行こう」と言ってみてくださいな。でも、要予約なのでお早めに!

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くろ [あ。おれいきたい]

uracci [ほな、行こ。]


2007-01-28 スノーボード筋 [長年日記]

ski JAM KATSUYAMA_FUKUI

まさかまさか、ここに仕事で来るとは思わなかった。さんざん行った福井の雪山に景観撮影に行くとは。ということで、福井県のスキージャム勝山に仕事できておりま。デジカメやら6×7マニュアルカメラなんて担いで、かっ飛ばさずに斜面を降りるなんて、ありえん…
しかもスノーボードは久しぶりで、ちょっと滑っただけで足がプルプル。スノーボード筋が数年行ってないだけでなくなっちまった。あの頃一緒に遊んでいた同級生のmtanaとか福井のとある町の元町内会長さんとか、tekkamaki君とかが見たら笑うくらいダメになっちまったわ。夜は宿のマッサージマシンの15分コースを7回やっておいた。うーん、久々に血が騒いだわ。明日も撮影だけど、早々に終わらして攻めてやる!

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mtana [俺なんて一月に一度も滑走しませんでしたわ。 ありえん… 6×7使ってるなんて聞くとプロだなーとか思ってしまう。]

uracci [おぉ、どうしたの?下火になってる? こちらはいまだ筋肉痛が少々残ってます。 キッカーから落ちたりしたら再起不能になり..]


2007-01-29 雪山再会 [長年日記]

ski JAM KATSUYAMA_FUKUI

朝一番に機材を持って山頂に登って順調に撮影は終了。だが、高い機材を持っているのでスピードをセーブしながら4kmものロングコースを滑り降りる。これが至難の業だった。ある程度滑れるようになると、スピードを出している方がラクだと思う。遠慮する分、足が消耗してしまい下山した頃には太ももはパンパンだった。以前mtanaとキッカーやレールでビデオ撮影していた時はどうしてたっけ?あの頃は毎週のように行ってたから、スノーボード筋あったんだろうなぁ。
スキーシャム勝山でカメラをかついで登る
撮影機材を車に積み込み、時計を見るとまだまだ飛行機まで時間がある。これは滑らなきゃ!ということで福井2日目にしてやっとフリーランを楽しむ。…が、体重が増えるというのは恐ろしい。まず、スピードがやたらと出る。ニュートンによると鉄球を落とそうがリンゴを落とそうが物質は地球に向かって同じスピードで落下するはずなんだが、スノーボードは違う!ワックスの効きが弱っていても強引にスピードが出てしまうのだ。そして、加重移動の度に悲鳴を上げる足。いままでより10kg以上重たい体重を支えているんだから、そりゃ足の消耗も激しい。よかった平日で。ほぼ貸し切りのような人口密度のおかげでよけたり後ろを気にせずに済むのはありがたい。コース全体をとりあえず滑ってレストハウスで昼飯だ〜!
スキージャム勝山ってこんな感じ
サンバイザーの男を探さなければならない。なんでかというと、大阪にいたときにしこたま飲んだ友人takeshi.mがここで働いているのだ。入って一人目の店員を見る。なんとも拍子抜けなことに、一発目で発見☆1年旅に出るときに大阪の家を引き払って以来だけれども、お互いすぐに分かった。こちらにはお客さんが、takeshi.mには労働を監視する人がいるので、中高生がタバコを吸うようにコソコソと再会を喜ぶ。平日の昼間にオッサン二人して何をやっているんだ…という状態だけれども、やはり再会はうれしい!メールやらネットではつながっていたけれども、実際に会うことにはかないやしない。なんか大阪にいたときを思い出して、うれしくなっちゃったよ。
昼飯後はクライアントの課長さんと、またフリーラン。やっぱりそこそこの実力の人と行くとペースが早い。かなりかっ飛ばしていたら、ギャップを膝が吸収できず鬼クラッシュ!!!!!派手に縦回転しながら推定30mも吹っ飛ばされる。遠くから「大丈夫ですかー」という見ていた人の声。振り向くと鼻血と口からも血が!!!うーん、以前のようには滑れないもんだね。頭は覚えているけど体はついてこない。でも、こけ方は覚えていたようで、転倒に逆らわずに受け身をとれていたので被害は最小限だった。でも、よくよく落ち着いてあたりを見渡してみると片目だけコンタクトがない!麓で課長さんに「いやーやっちゃいましたよー」と言いつつも、「見えないのどーしよー」と途方に暮れていたんだけどリフト降りたら関係なし。これまでと同じスピードでおりゃーーーとフリーランを楽しんでさっそうと帰ってきたのでした。あー楽しかった。まとまりのない文章ですんまへん。


2007-01-30 ブルガリア写真アップ [長年日記]

okurayama_yokohama

件名の通りです。TOPページの各国写真から入ると、アップしたブルガリアのところと次回のアップ予定地が分かります。お楽しみいただければ、これ幸いです。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

suna [ 写真見たよ〜   すごいいいねぇ。   ブルガリも行きたいなー]

ゆっきー [写真、きれー! かなり広角の写真があるけど、何ミリぐらい?]

uracci [suna> ありがとー。 チェコやハンガリーみたいな東欧もあれば ルーマニアやブルガリアみたいな東欧もあって、 まだ..]

光太朗 [朽ちてゆく美しさには、文化は違えど何だか暖かいものを感じるよ。 ヨーロッパの色ってさ、やっぱり、日本人にはなかなか持..]

uracci [そうそう、色って全然違うよね。 同じ国でも北側と地中海沿いで違ったりすることもけっこうあるよ。 電車に乗って荒廃した..]