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sawadee!!紀行+


2007-02-01 [長年日記]

higashiougijima_kawasaki

久々というのは続くもんだ。数日前に懐かしの福井でスノーボードを楽しんだのだが、今日は釣りだ。実家に帰ったときになんでか親父がなかなか良い竿とリールをくれたので、かねてから彼女と「釣りしたいねー」と言っていたのだ。種目はもちろん海釣り。キャッチ&リリースなんて言葉は我が家にはない。キャッチ&EATあるのみだ。
向かったのは川崎の東扇島。ここ、よい!!!時間制限があるものの日中は駐車場がタダ、そしてトイレや水道もある。バッチリだねー。昼下がりにお弁当を食べながら釣りをスタート。今日は釣るどー、釣ったるどー、と意気込んでいたんだけれども、第一投目を投げた直後にニコニコと散歩をしているおっちゃんが「今日は釣れないよー、もう四回も漁船が網を引いていったからねー」だって。なんやとーーー!!!漁師め、おれのカレイやスズキをどうしてくれる。刺身や煮魚の予定が音を立てて崩れてゆく。「いや、それでも魚はおるはず」と気を取り直して釣りを続行。
む、なんか糸を引いている気がする。竿を手に取ると当たりがきている。中学生以来のヒットだ。おりゃ!と竿をしゃくり上げリールを巻くとヌボーっとした手応え。ゴミか?と思っていたらヒトデだった。これは食えん…
東扇島の初ヒットはヒトデ
しばらくたって夕方、同じく糸を引いている気がする。竿を手に取ると当たりがきている。おりゃ!と竿をしゃくり上げリールを巻くと、またもヌボーーーとした手応え。またヒトデかと思っていたら、違った。ヒトデとナマコのダブルだ…。
東扇島は臨海工業地帯がいかつい
夕方になると風が出てきたので、レクリエーション的な釣り人は退散。しかーし、我々は帰らない。漁をすると決めたら、食えるもんが手に入るまで諦めてなるものか。堤防の先端に人がいなくなったので移動して暗くなってからも耐えに耐えて攻め続ける。もう30分で駐車場が閉門してしまうというときに軽いながらも魚の手応えが!焦る気持ちをおさえながら、しかし手早くリールを巻く。きたー!カサゴだ!15cmくらいと小さいので日頃ならどうしていたか分からないけれども、とりあえず食えるもんとしてクーラーBOXにしまいこむ。
東扇島で初食えるものヒットはカサゴ
落とし釣りでヒットするエリアが分かったので、彼女にもポイントを教えると目の中に炎が出ていた。そう、それだ「釣り上げてやる」という闘志が大切なんだ。なんか運動部っぽくなりながらも、風にはむかい釣りを続ける。そして数分後、きたー!続いて15cmほどのメバルを釣り上げる。もうなりふり構っていられない。こいつらは煮魚だ。
彼女の方にも当たりは来ていたが、釣り上げることかなわず終了時間に。帰りの車で、まるでカワイイ人がいたのに失敗したコンパの帰りのように反省会。新しい釣り場やテクニックについてひたすら熱く語り合う。もう、これは運動部だ。
さて、15cmクラスの魚達だが、彼らは煮魚になった。とても、うまい。調理するときに感じたんだけど、命を奪って自分の命を長らえているんだね、人間って。日頃、スーパーで買い物したときには感じなかった、忘れていたかもしれない生命の尊さ。そう、おれたち人間は他の生物を食べて生きている。煮魚を食べるときに、手をあわせて「いただきます、ありがとうございます」と生命に感謝して食べた。なんか、この感情、忘れたくない。


2007-02-02 いかにも神奈川県民 [長年日記]

enoshima_syounan

人間の学習のコツとは、反復練習につきるという。失敗した後には反省し、できるだけ早く同じことをして成果を出すべきなのだ。ということで、昨日に煮魚を食べた後、「明日もリベンジだ!」と勢いで決断。仕事?帰ってからやります。これぞ、自由業。どうか、クライアントさんが見ていませんように。
向かうのは、全国区の知名度を誇る観光地「江ノ島」。ネットや本で調べていると、どうやらなかなか釣れるらしい。いいじゃない、せっかく車で1時間ほどのところに住んでいるんだから、こりゃ行っておくべきでしょ。なんと早起きが苦手にも関わらず5時頃には家を出る。まだ道路も空いているので、すぐに江ノ島に着いた。懐かしいなぁ、中学校の修学旅行で江の電に乗ったっけか?ということを思い出しつつ、本州を目の前に釣り開始。どうやらこの辺りは根が多いらしく、投げ釣りには向かないらしいので落とし釣りメインで攻める。江ノ島で御来光を拝みながらサンドイッチ片手に釣り。うーん、神奈川に住んでいるっぽい行動だ。
江ノ島からの日の出
満潮は5時だったので、まだ魚に食い気は残っているはずと、どんどん攻める。たまに当たりは来るけど釣れない。どうやらカワハギがいるっぽい。うまいなぁ、エサを盗むの…。平日の早朝なので堤防の上はガラガラに空いている。いろいろ動き回るけれども大した成果もなく9時に。
突然、ビューーーと風が吹き波が白くなり始めた。慣れている常連のおっちゃんが「あ〜あ、吹いてきちゃったよ、今日はダメだな」とつぶやく。昨日は漁師、今日は風かーーー!!!みるみるうちにすごい風になって、10時には終了。今後行きたい湘南の港を数箇所下見して、早々に帰路についた。ビギナーズラックきてくれーーー!
さ、仕事しますか。来週も釣り行こうっと。


2007-02-03 梅が咲き始めてますよー [長年日記]

okurayama_yokohama

ということで、家に落ち着いているのは久しぶり。家の前の公園を散策してみると、かなり梅が咲いてきた。2分咲くらいなんだけれども、種類によっては枝いっぱいに花が咲いている木もちらほら。いつもは静かな公園なのに今日は梅の見物客でかなり人出がある。
大倉山公園梅林
でも、写真愛好家やおじいちゃんおばぁちゃんばかりで、人口の割に静かだ。ポカポカ陽気に包み込まれながら、ギネスとコロッケで「ここに住んで良かった〜」とまったり。なんか今年はおでん屋さんとか来てるし、けっこう長く楽しめそう。ウチ、梅の季節から桜の季節まで、とても良い景色です。
大倉山公園梅林の梅の木
ちなみに今日は…
1/27…めちゃうま渋谷のゆうじ
1/29…スキージャム勝山@福井で友人と再会
2/1…川崎の東扇島で釣り
2/2…神奈川県民らしい生活?
などなどの日記を一気にアップしてみた。あら?釣りは1/31と2/1だった。2/2は大学の同級生と会ったんだったわ。ま、いいか。それにしても2006年に比べて2007年はアクティブすぎ。「渋谷で飲んだ回数」は早くも1月にして昨年の回数を抜いてみたり。渋谷あんま合わんけど、ゆうじの存在だけで行ってもいいかと思うよ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

jun [ゆうじといえばT氏のお気に入りでわぁないか!! その後ドトールでシメというコースですな? うーん定番☆]

suna [  おお〜  梅が咲いているではないか!  素敵なスポットがご近所にあってうらやましィ。]

uracci [jun> そうそう、T氏は間違いないところにいつも誘ってくれます。あのうまさがあるからこそ、アウェイの環境でもがんば..]


2007-02-04 旅のロマンとチラリズム [長年日記]

okurayama_yokohama

この前、ブルガリアの写真を見たからか、最近なんか無性に東欧を旅したくなる。このホームページでまとめたいもののひとつに「旅の安宿」も計画しているんだけれども、それプラス、「旅のテクニック」みたいなのって必要かなぁ…と思い始めた。持ち物がどうこうとか基本的なことではなく、バックパッカーとしての魅力的な安いルート紹介みたいなもの。東欧ってルート取りだけで交通機関の値段が半額くらいになるんよね。極端な例では、30ドル〜50ドルくらいはかかるスロバキアのコシチェからアウシュビッツのあるポーランドのクラクフまで、このルートなら5ドル+小銭でOKみたいなところもあるわけ。ただ、電車の乗り換えとかが増えるので、待ち時間やら何やらが増えちゃう。時間が限られている旅人なら、先を急ぐ方がいいんだけれども、納得するまで旅したいって人は田舎町で下車すると安いし観光地では見ることができなかったリアルな訪問国の様子を見ることができるし、どんどん東欧がユーロになりつつある今、こういう情報は乗せておく方がいいなと思い始めた。

以前自分が旅ネタドットコムで書いたレスより

☆移動
往路は切り取り。復路はユーロラインズのパス。
ブカレスト→ブラショフ(列車)
値段失念。250000leiくらいだったかな
ブラショフ→アラッド(白バス)
多分、350000leiくらい
アラッド→ブダペスト(ボロバス)
500000leiだったはず
ブダペスト→コシチェ@スロバキア(列車)
逆方向から来た旅人にチケットをもらう
※このエリアは片道より往復の方が安いこともあります
コシチェ→ポプラド(列車)
小銭でOK
ポプラド→リザポラーナ→ザコパネ→クラクフ
最強に安い。5ドルで国境越え。
ザコパネからクラクフも安かった。
クラクフ→CIESZIN/CHESKYTESIM→プラハ
前者はバス。後者は鉄道。
前者は小銭だが、
後者は早起き出発してないと特急しかなくなる。高い!
☆宿
●ルーマニア
ファンキーチキン
ドミ8ユーロ
※情報ノートあり
●ブラショフ
客引きについていく
プライベートルーム独占で6ユーロ
※強者は5ドルまで交渉するらしいが、
 いまは物価あがってるのでこれくらい?
●ブダペスト
ヘレナ
ドミ1500ft(値上げしたとか)
●クラクフ
U ZEWECKIEGO
ドミ40zt
※駅裏に25〜30のところがあるとか
●プラハ
ELF
ドミ300kc
●チェスキークルムロフ
メルリン
ドミ300kc


なんか、根掘り葉掘り書いてあるBBSとかの情報よりも、こういう箇条書きの情報メモの方がより想像が膨らむ気がする。上の情報の束と断片的な写真って、より旅人心をくすぐりません???

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

hori [東欧いきたい〜。 チェコにまず。 あとはーんーハンガリーとかポーランド! 物価とかどうなんだろう? てかおふたりお..]

uracci [どもどもー。お元気ですよ。 最近は時間的よゆーが出てきたかも。 物価はチェコ>>ポーランド>>>ハンガリー>ルーマニ..]


2007-02-07 がんばろう、うん、がんばろう [長年日記]

shinjyuku_tokyo

旅の仲間でもあり、業界の先輩でもあるGucchi氏とけっこう面白いことを思いついてしまった。元は氏の持ちネタだったんだけれども、それを新宿のファーストフード店で「あぁだ、こうだ」と話していたら、どんどん案がまとまってきて「やるしかないでしょ!」ということに。ほんと、こんなの久しぶり。大阪で働いていたときには、何人ものいろんな先輩がいて「こんなんやろうや!」とか、いろいろ誘ってくれて、良いものが生まれてきたりしたけれども、東京に来てからは彼女と二人で一匹狼みたいな感じだったので、とてもとても久しぶりな気がした。誰かから仕事を紹介してもらって、制作軍団がいてみたいな感じじゃなくて、いきなりクライアントさんとつながることがほとんどだから、こっちで新しい知り合いできないのよね…。いつかは旅だけでなく仕事でもご一緒したい方だったけれども、いつもざっくばらんに話してくれるGucchiさんの懐の広さが、いろいろ引き出してくれたような気がする。
これまで、東京でもいろいろモノを作ってきた。クライアントもいて意向は手前味噌だけれども満たしてきたと思う。でも、なんか本当の充実にはたどり着けなかった気がする。それは簡単なことで、車に例えると自分がドライバーでありエンジンでもあるという、オイシイことをやっていなかったからだ。エンジンとかドライバーとかタイヤとかミッションとかクラッチでもなく、なんだかエンジンオイルのような仕事がけっこう多い。大切だけれども、日頃はあまり大切さを認識してもらえないもの。そして、分かる人には分かってもらえるものというところだろうか。ハッキリ言うとコピーライターは絶対にサービス業。能力はもちろんだけれども、打ち合わせひとつだけでもお客さんに夢を持ってもらわなきゃなんない。仕事できなきゃならない、話せなきゃならない、何か与えなきゃならない。これは職業でデザイナーも職業カメラマンも同じだと思う。そんな活動をメインにしている二人だからこそ、「風穴開けてやろうぜ!」となったのだろう。うーん、うれしいねぇ。幸い、4月に出す旅系の原稿以外は、手が空いている。どんどんやりたいことやるよ、2007年は。2006年、かなりニッチなこともがんばってきた。料金的にもいろいろ黙ってきた。でも、今年はちゃうよ。勝負させてもらう。久しぶりに「これは、本を目指すしかないでしょ」なんて思えた時点で、そういう風はおれの回りをめぐりめぐってくれている。単純に嬉しい。男30歳。勝負、かけんで、どないすんねん。東京の土になるなんか死んでもゴメンやわ。東京は戦うところ。だからこそ、心強い同志って必要なんだろうなぁ。先輩だからこそ、なお助かるんだけれども。ひとつでも足跡残して東京出ます。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

jun [そんなおもろい会合があったんですかい。 集まってでっかい行動をおこすというのはオモロイもんですな。 足跡といわず爆弾..]

sachi [楽しみにしとるぞい!!男30!]

kazu [そうそう! 東京は戦うところ!! お互いがんばろうぜい。]

Gucchi [僕も久々でした(^_^;) 企画書は数じゃなくて質! いいもん作りましょ!]

uracci [jun> 爆弾ねー。い−ねー、それ。 「出稼ぎに来ている地方出身者を地元に返す爆弾=江戸文化復活爆弾」 がええかな。..]


2007-02-08 弘法筆を選ばず [長年日記]

okurayama_yokohama

「弘法筆を選ばず」という言葉があるけど、弘法でなければ筆を選ぶべきだと思う今日この頃。旅の写真を積極的にアップしようと思うたびに、「あぁ、良いフィルムスキャナがほしいなぁ」などと思うのである。だって、カメラのデータなりフィルムなりをパソコンに取り込んで→フォトショで開いて→web用にjpgで保存して…と触るたびに劣化してゆく写真の質。それならば、ひとつの行程だけでも劣化を防ぎたいと思うのは、写真に対するちょっとした親心みたいなもんだ。
だが、本来やりたいはずの旅でのことこそ、なかなかオカネになってくれない。実力があれば…はもちろんなんだけれども、どうも時代は旅を求めていないのだ。ということで、旅のコンテンツは自分にとっては趣味と仕事の中間のようなポジションなのである。だからこそ、旅にオカネをかけたり、レンズを買ってみようなどと思ったりはしているのだけれども、なかなかフィルムスキャナ購入までには至らない。仕事が変に絡むからこそ、「あっちにも使えるようにしたら…」とか邪念が入ってくる。でも、もうそろそろ限界。ほんと、エルサレムやラダックやアフガンをアップしたくてしたくてたまんない。大人買いという言葉があるけれども、もうスキャナ購入を通り越して印刷屋にドラムスキャンを頼んでみようかと思う今日この頃である。
と偉そう言いつつ、仕事のことも考えてEPSONかCANONのA4とフィルムが両方可能な実用的兼用スキャナを買いそうな自分が見えているってのも、どうだろ。ま、ホームページに関してはデジカメのものをできるだけアップしていきますわ。うーむ、それでもこれまで足掛け10年で行ったところって40か国ってことは…200都市くらいあるの?ひょっとして。がんばろ、100%を目指すとアカンねん、きっと。コツコツやるのが大切やねん。高校1年のときに、英単語を1日1単語だけ覚えるわと言ってたやつに最終的に高校3年生のときにものすごく差をつけられた教訓をいまこそ!やりたいことこそ、苦痛とちゃうねんからコツコツやるで!てことで、コツコツとグラナダの記憶を思い起こしてます。


2007-02-09 アル・ハムラ(アルハンブラ宮殿) [長年日記]

okurayama_okayama

写真アップしました。自分としては新しい試みでアルハンブラを出したつもりですが、どうだろ。少しでも旅の空気が伝わってもらえればと思います。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

umi [ありがとう。十分行きたくなっちゃいました。。]

JUN [浦の写真っておしゃれよね。あーこれ若者が撮ったんだろうなって感じ。 しかしアングルが下から上からとよー動いてますな。..]

uracci [tasom> 写真は興味がないからうまくいくのかも。あんまり「うまく撮りたい」と考えたことないんだよね。「これおもろ..]

セイジ [アルハンブラって、きめ細かい彫刻が建物に彫られているようで、すごいです。 実際にまじかで見てみると、以外と雑に見えた..]

uracci [いや、雑じゃないです。 すごいところは、もう想像を絶するくらいすごいです。 例えばモロッコのマラケシュの神学校とかぶ..]


2007-02-10 遠方から友来るも春眠暁を覚えず [長年日記]

okurayama_yokohama

もうタイトルそのまま。広島から純ちゃんが来て、またフンザの会を開催した。いつも夕方集合で、時間が少ない気がしていたし、この季節に来て大倉山公園梅林の梅を見ずして帰るのはアカンと思っていたため、昼開催に。梅の香りを壊さないように一番はずれの一角で七輪の会を催した。ししゃもが好評だったり、梅酒が好評だったり、もちろん梅を喜んでもらえたりと、迎え入れる方としてはシメシメという具合にうまくいっていたのだけれども、夕方になって寒くなったので家に退散したらソッコーで寝てしまった…。しかもイビキがんがん。おそらく白い目で見られていたのだろうが、まぁそれはそれで仕方あるまい。おれの現状だ。
純ちゃんは写真を撮る人で、なんと四ツ谷三丁目で写真の個展を開催するらしく来ていたのだけれども、その話もせずに寝てしまっていて、知らない間に帰っちゃったもんなぁ。前日に仕事の資料やら何やらで汚れまくっていた部屋を掃除して体力を使ってしまったのだ、きっと。次は起きておこう。うん、そうしよう。ぼかぁ、睡魔に弱いのです、はい。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

Pero [確かにラダック帰りのカオサンのネットカフェではキーボードに指を置いたまま寝ていたし、東京出発見送り会ではビアホールミ..]

JUN [え〜浦ってそんなに寝る人なん?あんまイメージないけど。 それより宣伝ありがとう。 会場作りなんとか終わって一安心。そ..]

Eric [梅林を眺めながらあの梅酒を飲めたのがとってもしあわせでした。 ごちそうさまでした! 浦さん睡魔に弱いのですね。  ..]

uracci [pero氏> 懐かしいですねー。あのときってチャリこいだ後だったし ビアホールミュンヘンは退職前のラストスパートだっ..]


2007-02-11 紅海の写真をアップ [長年日記]

okurayama_yokohama

なんか、がんばってます。ヨルダンのアカバからエジプトのヌエバまでのフェリーの様子をアップしました。他の旅行記とかで見る同じ区間の写真と決定的に違うのはラマダン中ということ。メッカ巡礼に訪れたり帰国したりするアフリカ大陸のイスラム教徒を大量に移動させる手段となってるわけです。乗る時なんて、メッカで何を祈ってきたのだか、押し合いへし合いで、婆ちゃんは泣くし、子供は絶叫するし、おっさんらは譲り合うことを1ミクロンも知らず、なかなかの混雑っぷり。しかも18時まで食事を食べることが許されないため(厳密にはツバを飲むことも禁止)、暇を持て余したエジプト人にひたすらいじられるという、シャイな人なら卒倒しそうな環境なわけです。でも、いじられたらいじり返すのが信条なので、ズカズカとラマダン中のイスラム教徒の写真なんぞ撮ってました。ご興味があるなら、ぜひ一度は見てやってくださいまし。


2007-02-12 時代の終焉【ビーマン・バングラデシュ航空】 [長年日記]

okurayama_yokohama

なんと、今年11月からダッカ←(バンコク経由便も)→成田の航路が途絶えてしまったらしい。青年から中年バックパッカーまで、お世話になってきたあの世界で最も安い日本←→アジア便がなくなってしまったのだ。夏や春など学生が増える時期には、予約を取るのも難しかったこの路線がなぜ…。
調べてみるとビーマン社は倒産の危機らしい。東京オフィスに勤めているスタッフに聞いたところ「ここ10年はなかったのですが、航空路線の見直しはよくあることです」とのこと。だが、あちこちで「倒産では?」とささやかれているウワサ話の方が信憑性がある。成田線の廃止はダイエーが黒字の球団でも手放さなければならないのと同じ現象ではないか?
そんな憶測はたくさんだ。カレー食べんかい!と起こしにくるおばさんスチュワーデス、濃いチャイ、ミシミシと音を立てる古い機体、どれをとっても旅情をかきたてるあの路線がなくなるのは哀しい。日本脱出の路線さえあれば、応援として使ってあげることもできるが、もはやそれもままならない。何十年も前から出稼ぎのバングラ人やらバックパッカーやら商社マンを運んできた飛行機がなくなってしまうのが、ただただ哀しい。どっかの情報誌が取り上げるように、客室乗務員の態度が品行方正だったり、メシがうまかったり、座席の足元が広ければ合格ってわけじゃない。そんなもんパッケージツアーの考え方だ。おれら旅人は、ワクワクする空間に入って行くために飛行機を利用する。もし飛行機がパラダイスワールドだったら、がぜん旅情はかきたてられる。その旅気分の向上を最も盛り上げてくれるような飛行機はなくしてはならない、絶対に。署名でもなんでもするからさ。

一愛好家より

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

こうたろう [さすがに、愛好家ともなるとやさしいね〜。 いつの日か、ファーストクラス・・・いやいや、ビジネスクラスぐらいなら乗って..]

umi [それは哀しいねぇ。タイは新空港になってから離着陸にかかるお金が引き上げられてビーマンはなくなく退散…私もあの週に一度..]

uracci [こうたろう> 確かに!数千円増しでエコノミーからビジネスへってのもあるもんなぁ。おれけっこう、あって当たり前で、歴史..]

umi [ビーマンはボーディングパスの半券を10枚貯めて航空会社に持っていったら1回無料になるとHPに書いてあったらしい。そん..]

uracci [えー、そうなん?半券なんか貯めてへんわー。 そうよなぁ、エアインディアとビーマンを、中国・韓国・日本の航空会社は見習..]


2007-02-17 伝導師 [長年日記]

ryogoku_tokyo

プロレスはやっぱりおもしろい。ちょっと待った!「プロレスの話か…」と思ってるのに、吉本新喜劇を見る人、連ドラを見る人、お笑い番組を見る人、芸術好きの人は、プロレスってオススメよ。うーん、あとはキン肉マンが好きだった人も、かなりプロレスを知るべきだと思う。
まず、プロレスを簡単に言うと、30年以上続いている筋書きの【ある】ドラマであるということ。毎試合結果が決まっているわけではないけれども、数日間の1シリーズや季節単位での流れは決まっている(と言われている)。その終着駅に向かって、試合をするレスラーたちはアドリブで技をかけたり、アドリブでマイクアピールなどをしたりしているわけだ。例えると、ライブペイントとか、アドリブの多いお笑い芸のような、頭の中で弾ける一瞬の切り返しみたいな要素が必要なのである。そのときに動くのが口や手ではなく肉体ということは違うのだけれども、瞬間の閃きやレスラー同士のあうんの呼吸は相当に要求される。そういう点ではレスラーは負けたっていい。今後の展開を作ったり、良い閃きを見せてくれたり、唸るような技をかけたりかけられたり、いや、ただ耐え忍ぶだけでもいいから「おっ!」と思うような「良質な試合」をすれば、それでよいのだ。そういう意味ではリング内だけでなくマイクパフォーマンスが抜きん出ているだけでも、相当にいけてるレスラーなのである。ようは、お客が喜ぶことをして勝負するのが大切なのだ。
総合格闘技も閃きが必要とはいえ、反射神経や筋肉など肉体そのものの素質に頼る要素は大きい。学校で習う教科で言えば「体育」が得意でなければならない。だが、プロレスラーに必要な科目はなぜだか「美術」も入ってくる。よく「なぜよけないの?」と聞かれるけれども、それは受けて勝つのが美しいから、としか言いようがない。技を受け合い息を切らせている様は、見始めた最初の頃は疑問の対象だったり、泥臭かったりするんだけれども、クセになってくるのだ。「おれはお前より強い」と言うにあたって、何が説得力があるかは意見が分かれるところ。体育のキレやインパクトで勝負をするのか、それとも相手の得意なものを受けきって技術を出し切って勝つのが美しいか。プロレスと総合格闘技の違いはそこにある。また、技をきれいに決める、もしくは決められるためには美意識が必要となってくる。あと必要な科目は、「道徳」。これをあえて悪用するのが、いわゆるヒールと言われているレスラーで、ヒールと対抗する正規軍のレスラーはたいてい「道徳」を善用する。いろんな技があって、いいやつとか悪いやつとか、さらにはおもしろいやつ、丈夫なやつ、ひ弱だけれどもすばしっこいやつ、勘違いしているやつなどなど、いろんな個性のレスラーがいるなんて、まさしく社会の縮図じゃない?それを肉体で語り、たまに星のかけらが飛び散るような伝説の名試合が生まれる、ぼかぁそんなプロレスが大好きだ。てことで、今日は両国国技館へ行ってきたのでした。


2007-02-19 旅をできる世の中に [長年日記]

okurayama_yokohama

実際に旅をしてもいいし、人生的な冒険をしてもいい。とにかく、社会についてちょっと知ってからチャレンジしたいことに、素直でいられる世の中であってほしい。思えば学生って無知の固まりである。社会に出て「えー、世の中ってこんなだったの?」と知ってから路線変更するなんて、我が国では許されない。一度乗った線路から降りるリスクは、想像を絶するから。それも高学歴で良い就職をした人ほど許されない。美しい国や再チャレンジもいいけど、途中下車OKの人生という政府方針もあっていいんじゃない?ほんと、社会復帰がラクだといいのになぁと思うよ。人生を豊かにする時間をくれれば、経験だって積めるし、創造力も高まると思う。そんな実体験を身につけた人なら、格差社会までやっつけちゃえそうだもんなぁ。
幸い我が国には「兵役」がない。自衛隊をどうするかはさておき、このまま兵役がないんだったら、日本は兵役の代わりに「旅する数年間」を設けました〜ってすれば、世界に先駆けて格好いいのになぁ。と、旅人党の議員みたく書いてみた。でも、兵役の代わりに希望者に猶予をくれるって良くないかい?


2007-02-20 難しいのもまたヨシ [長年日記]

okurayama_yokohama

いま、企画書をわっせわっせと書いているのだが、なかなかに難しい。「これがワシの作品や!」と書くのも力量が問われるんだけれども、大衆を動かそうとするものも、また難しい。以前やっていた求人広告のドンピシャの人材をハンティングする広告も難しい。世の中、難しいことだらけや。でも、いまはけっこう「やったらぁ」周期なので助かりまんがな。なんやろ、最近、開き直って週休3日がええわとか思い始めたのでテンション上げやすいのかな。さ、暇な春がやってきた。みなさん、飲もうぞ、飲まれようぞ。


2007-02-21 そろそろ飽きました [長年日記]

okurayama_yokohama

デブに飽きました。やせます。もういいや、ハイカロリー☆とりあえず、夜遅くにカロリーが多いものは食べない。酒を減らす。水泳にまた行き始める。規則正しい生活を実現する。以上、宣言でした。体張った旅を目指します。追々、タバコやめますとか言うかもしれんけど、やせたいときにタバコやめるのは危険だ。何でもおいしくなっちゃうからさぁ。

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suna [ ん?  今 おデブさんなの?  規則正しい生活。。それが一番難しいんやけど・・  頑張ってなー]

uracci [そうなんよねー。 反応1/待ち合わせで会った途端に「太ったねー。わははは」 反応2/待ち合わせのときには笑われず、そ..]


2007-02-22 写真展ハシゴ結果 [長年日記]

tokyo

先週から今週にかけて、3つの写真展に行った。いつもは年間に一回行くか行かないかだけど、なんかそういう周期みたいだ。

まず、最初に行ったのは日記でも書いていたフンザで会った純ちゃんの個展。ていうか、もう何度も日本で遊んでるんだからフンザで会ったというよりは、ふつーに友達の純ちゃんでいいよなぁ。四ツ谷三丁目のギャラリーだったんだけれども、これは「触発される」という感じだった。友達で、でもライバルで、お互いに似た実力の無名同士だから見える『がんばっているところ』と『こうしたらええんちゃうかな?』というところ。切磋琢磨できる間柄だからこそ、最も勉強になった。行った人はどこにどんなのがあったか分かると思うけど、ちなみに自分が「こりゃ、ええな」と思ったのは、右奥の方の写真。チベットの民が生活しているところと幻想的な風景写真だった。写真は同じところでカメラを構えても撮る人によってまったく違うものができるけど、あれはヤラレタと思ったなぁ。勝ち負けじゃないんだけどね。でも、ライバルってそういうもんでしょ。

ふたつめは、姫路の淳くんと「ひとつぼ展」へ。ここでも学ぶことはあった。この写真展は、おれとしてはまったく好きでない。なんでかっていうと、写真一枚の力なんて関係ないから。「何枚もの写真を使って、展示の企画をするコンペ」で「もちろん写真はヘタじゃダメですよ」というノリ。それを写真家やカメラマンを目指す人に競わせてる。企画はディレクターの仕事じゃないの?この人たちはカメラの人じゃないの?うまくいくと、「写真を撮る者として、自分が伝えたい芯を競わせるコンペ」になるだろうけど、今年の二次審査に勝ち残った人のは「この企画おもしろいでしょ?」とか「目の付けどころを見てください」という企画優先のような気がしてならない。そうなると、一応その業界で食ってる者としては穴が見えてしょうがない。もっと写真でガツンと魅せてほしいよ、写真の人なんだからさ。今年二次審査に勝ち残った人は、本当に自分が心底撮りたい、自分の天命や生命の輝きと関係のある写真を撮っていたのだろうか。ちなみに企画としてズバ抜けているのが一人、自分の生活や天命のそばにある被写体を追いかけている人が一人いた。あと、モノクロの質にこだわっていた人がいた。この三人の争いでなければ、「ひとつぼ展」の審査基準が分からない。

最後に行ったのは、ASEANセンターで開催されていた太田亨さんと小宮山道隆さんの合同写真展。実はおふたりには直接何度もお会いしたことがあるどころか、ラオス好きが集まるマオラオ会で何度もご一緒しているのだけれども、写真展は初めてだった。いや、やっぱりすごいですわ。(おふたり、もし見ていて違っていたらご指摘ください)小宮山さんの写真は、ズシンと来る。重厚で力強く、あのトーンは説得力のカタマリ。写真のパワーはここまであるものかと思い知らされる。自分が好きだったのは、お父さんが商売用の天秤に子供二人を乗せている写真。あと、トンレサップ湖の青空魚売りのおばちゃんたち。
太田さんの写真はwebでは知っていた。というのも、自分をラダックへ誘ってくれたのが太田さんの写真だったからだ。チャリをこぐ直接のキッカケになった写真はラダックのものだったけど、今回はASEANエリアの写真。いやー、「タイってこうだったんだ!」「ラオスってこうなのか」というのが写真からまったく違う風に伝わってくる。たまに出てくる瞳孔がぐりぐり動きそうなくらいサイケデリックな色遣いが、脳みそを叩く。うーん、ロンリープラネット社は太田さんの写真を買った方がいいねぇ。
ASEANセンターでの写真展
てことで、こちらの写真展は最終日に行ったこともあり、駐日ラオス大使が来て一緒に記念撮影したり、打ち上げ兼プチマオラオ会が上野の焼き肉やで開催され、東横線に焼き肉臭を漂わせて帰宅しましたとさ。

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JUN [こうしたらいいんじゃないの?ってのはほんと言われて気付くから貴重だよね。こういう意見を忘れずにいようと思うよ。自分を..]

uracci [えーちゃんとおれとコラボってのはどうだ?いや、まじで。なんか祭り的なのもいいよなーと思う今日この頃。広島会場も順調な..]


2007-02-23 デブ脱却キャンペーン中 [長年日記]

okurayama_yokohama

久々にプールへ行ってきた。うーーーーーむ、久々って疲れるね。自分の泳ぎがぐでんぐでんになっていることを自覚しつつ、2km泳いできた。腹が減っている。だが、ここで肉肉肉!とやってはダメなのだ。侍のように和食でいかねばなるまい。台所の方から煮物のにおいがぷーんとしてきた。よし、和食だと思いつつ、煮物と米との抜群の相性が脳裏をよぎっていく。ここでおかわりしまくってはダメだ。米セーブするどー。ということで、ムリなく順調にやっております。みなさんに次に会う時は鉛筆のようなシルエットになっていることでしょう。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

takeshi.m [ええん!ちゃう??? 無理せんで!ガッツリ太って、ガッツリ肉とスタミナつけて!! ガッツリ旅に出れば!!! 帰って..]

umi [旅出たら体重減るからいいじゃぁ〜ん。ってね。 でも運動は大事だから適度にやらないとね! 私は最近家の近所の打ちっぱな..]

sachi [おいおい!どうしたんだ! 何が起きた!? つか、アタシも。。。。プールへ。。。行きたい。。。の。。。だが。。。 ..]

こうたろう [あららら〜、浦は元スイマーだから、いっくら泳いだって減らないっしょ!!! それでも、水泳で絞ろうとしてんのが・・・あ..]

uracci [takeshi.m> あんま無理なくやってまーす。なんか最近は外出する機会に恵まれて、それなりに歩行しております。と..]