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sawadee!!紀行+


2005-02-07 ブルガリアの薔薇は有名ブランドの香水に使われている。

kobe

久しぶりに普通の他人と会った。登録制のバイトで“たな卸し”のバイトに行ってみたのだ。そこに来ていたのはフリーターの21歳とか23歳の男の子で、「ええ車ほしいんすよ」とか「ラクできて稼げるバイトないっすかねぇ」とか話していた。休憩のときにバイト一筋でこの業界の事情通っぽい子が早口で切り出した。「できるだけ、ゆっくりやって残業代は稼ぐべきっすよ」。よく聞く一般的な会話かもしれないけど、実際には自分の周りで聞かないことだったから驚いた。サボらない方が自分のためになる仕事&バイトを選んできたし、何も考えずにがんばるのってラクだから、いつもそっちばかりしてきたからね。ある意味、がんばるって無心になればいいんだもの。
たな卸しといっても、機器を使うのは派遣先の人たちだけだった。我々のような箸にも棒にもかからない下っ端は、ひたすら棚にある商品を数えて紙に書いていくのだ。実はこの単調作業がまたおもしろい。ホントは次に出す企画を考えながら流してやるつもりだったけど、ハマる要素が多分にあった。商品陳列の場所で『押したい商品』が分かるのである。特に消臭剤や化粧品は種類が豊富。扱いもピンからキリまで違うのだ。
はい、この店だけの話になっちゃうけど、押したい消臭剤&芳香剤(もしかしたら懇意のメーカーに押すことを頼まれた商品)は何だったでしょう?結果は『消臭卵』と『トイレその後に』じゃないかなぁ?目線の高さにずらっと並んでた。『消臭力』もいい線いってる。あとはしゃがまなければ取れないところにズラリとマイナー商品が並ぶ。ここらへんは「広告の品」とかで目を引いていた。とにかく、こんなことを累計して何になるのか分からないけど、それなりに楽しんでしまうクセが出てしまう。早く終わらせたければ、楽しめばいいのだから。特に旅は短く感じる。この前のなんて感覚的には2週間くらいの気分だよ。結局、サボルことと楽しむことを葛藤させながらバイトを終えたのだった。こわっぱに気を使ってバイトをするおれ、ついに来るところまで来たか!?
ちなみにメーカーを問わず売れ残っていたニオイは『バラの香り』である。確かにオレも買わん。次にブルガリアへ行くことがあったら、バラの谷で立ち小便をしてみよう。帰国後、「やっぱ尿にはバラやわぁぁぁ」とか言ってハマってたりして。
そこのきみ、正解。下の話で無理矢理オチつけました…。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

メグミ [なぁにやってんのよ? 早く東京来なされ。 関西で満喫されてると ちきしょーKライダーで一緒に飲みたいやんか!って思っ..]

uracci [メ>満喫してへんって!名前だけ神戸市の田舎でどうしようもない生活になってるよ。友達が来るとき以外は、家でパソコンとに..]

joy [東京で「飲む香水」なるものが流行ってて、ブルガリアローズなんすけど、原液はkgあたり100万円て。ステンのごっつい容..]

uracci [おいおい、そういうことをはよ教えてくれよ、バートン。一緒にブルガリアに忍び込んで、原液つくろうぜ!バートン。ところで..]


2007-02-07 がんばろう、うん、がんばろう

shinjyuku_tokyo

旅の仲間でもあり、業界の先輩でもあるGucchi氏とけっこう面白いことを思いついてしまった。元は氏の持ちネタだったんだけれども、それを新宿のファーストフード店で「あぁだ、こうだ」と話していたら、どんどん案がまとまってきて「やるしかないでしょ!」ということに。ほんと、こんなの久しぶり。大阪で働いていたときには、何人ものいろんな先輩がいて「こんなんやろうや!」とか、いろいろ誘ってくれて、良いものが生まれてきたりしたけれども、東京に来てからは彼女と二人で一匹狼みたいな感じだったので、とてもとても久しぶりな気がした。誰かから仕事を紹介してもらって、制作軍団がいてみたいな感じじゃなくて、いきなりクライアントさんとつながることがほとんどだから、こっちで新しい知り合いできないのよね…。いつかは旅だけでなく仕事でもご一緒したい方だったけれども、いつもざっくばらんに話してくれるGucchiさんの懐の広さが、いろいろ引き出してくれたような気がする。
これまで、東京でもいろいろモノを作ってきた。クライアントもいて意向は手前味噌だけれども満たしてきたと思う。でも、なんか本当の充実にはたどり着けなかった気がする。それは簡単なことで、車に例えると自分がドライバーでありエンジンでもあるという、オイシイことをやっていなかったからだ。エンジンとかドライバーとかタイヤとかミッションとかクラッチでもなく、なんだかエンジンオイルのような仕事がけっこう多い。大切だけれども、日頃はあまり大切さを認識してもらえないもの。そして、分かる人には分かってもらえるものというところだろうか。ハッキリ言うとコピーライターは絶対にサービス業。能力はもちろんだけれども、打ち合わせひとつだけでもお客さんに夢を持ってもらわなきゃなんない。仕事できなきゃならない、話せなきゃならない、何か与えなきゃならない。これは職業でデザイナーも職業カメラマンも同じだと思う。そんな活動をメインにしている二人だからこそ、「風穴開けてやろうぜ!」となったのだろう。うーん、うれしいねぇ。幸い、4月に出す旅系の原稿以外は、手が空いている。どんどんやりたいことやるよ、2007年は。2006年、かなりニッチなこともがんばってきた。料金的にもいろいろ黙ってきた。でも、今年はちゃうよ。勝負させてもらう。久しぶりに「これは、本を目指すしかないでしょ」なんて思えた時点で、そういう風はおれの回りをめぐりめぐってくれている。単純に嬉しい。男30歳。勝負、かけんで、どないすんねん。東京の土になるなんか死んでもゴメンやわ。東京は戦うところ。だからこそ、心強い同志って必要なんだろうなぁ。先輩だからこそ、なお助かるんだけれども。ひとつでも足跡残して東京出ます。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

jun [そんなおもろい会合があったんですかい。 集まってでっかい行動をおこすというのはオモロイもんですな。 足跡といわず爆弾..]

sachi [楽しみにしとるぞい!!男30!]

kazu [そうそう! 東京は戦うところ!! お互いがんばろうぜい。]

Gucchi [僕も久々でした(^_^;) 企画書は数じゃなくて質! いいもん作りましょ!]

uracci [jun> 爆弾ねー。い−ねー、それ。 「出稼ぎに来ている地方出身者を地元に返す爆弾=江戸文化復活爆弾」 がええかな。..]