2004-04-19 サッカー☆
MAZARISHARIF→BALKH
バルクに向かう。バディアライ一家は待っていた。早速、豪華なランチをいただく。血の臭いを引きずる牛肉を煮て作った料理、コルマ。だが、そこらの店よりも断然にうまいのだった。庭には相変わらず満開のケシ畑。昼寝の後は、チンギスハーンに責め滅ぼされた城壁とシュラインに連れて行ってくれた。城郭の中は何もない。ただの広大な台地。街ひとつ、すべて土に返ってしまった空間は、住んでいたものの叫びをただただむなしく、この空間に登らせたに違いない。城壁の向こうは、緑が色づく広大な湿地帯だった。牛追いをする子どもたち。寝そべる大人。カンボジアの農村と似通った風景だった。
サッカーをやった。パスやスペースという概念がない。ひたすら抜き、シュートを撃つ。もちろん守りは薄いドンパチサッカーだった。
2006-04-19 川二郎
nakano_tokyo
かつて食うたことのない鰻を食うた。そいつは串だった。丼ではない。いなせな縄のれんをくぐれば、焼き手のおやじさんがどの席にも手を伸ばせるちっぽけなカウンター。品書きも壁も、半世紀という年季を誇っている。もちろん、おやじさんも女将さんも二代目とはいえ、相当の手練れ。裸電球に照らされたすべてはオレンジ色に輝く昭和空間だった。
場所は中野。今回で二度目の訪問である。前回は…10日ほど前にドミ仲間の藤堂さんに、ここ川二郎に連れてきてもらったのだった。ポケットの中にたまっている糸くずのような細い迷路のような路地。古ぼけた昭和の感覚を完璧なまでに今に伝えている一角に鰻のしびれる店があったのだ。
冒頭にも書いたが、川二郎は丼やひつまぶしの店ではない。串がここの醍醐味なのである。ヨソと川二郎の違う点は、この串に集約されているのだけれども、なんと鰻のすべてを食らうというのだ。普通は蒲焼やら丼でお馴染みの身と肝吸いに使われる内臓の一部だけ。しかし川二郎は頭の下のエリやら、骨際のバラ、魚の醍醐味ともいえるヒレ、そして内臓を使う。骨もカリュシュームと名づけられ、ぽりぽり食える。捨てるのは頭の先っぽのみ。そして、この内臓にもひとつのコダワリがある。肝臓のレバーとそれ以外の肝とは別物なのだ。分けて食べると、ふむ、明らかに味が違う。くぃっと冷酒をひっかけながら、内臓を二通り楽しめるのは、酒好きには兎に角たまらんのだ。個人的にはニラの周りにくるくるとヒレを巻いたものと、燻製が凄まじい。と、書いてから、いや待てよアレもコレも捨てがたいと早くも後悔を始めている。とにかくすべてがスペシャルなのだ。
職人芸ともいえる炭火でじゅーっと焼かれた串を、はふはふと食らう店。いやぁ素晴らしい。予算は丼をつけると4000円だが、酒飲みの食い方をすると、冷酒を3杯ひっかけても3000円程度。この味、この技、この雰囲気で、この価格帯は奇跡とも言えるだろう。興味のある方、一緒に行きましょう。
アメッコ [偶然だけどワタシ日曜日神宮球場でヤクルト対巨人見ました! 普段全く見ないのですが友達に誘われてん。 ヤクルト側で応援..]
ポテルーシ [メール見ましたw 「他人のそら似」があり得ない方ですからね。確かにサプライズ。 しっかし今日の福原での負けは痛い。..]
uracci [アメたん> スポーツの生観戦はやっぱりおもしろいよ。 そこだけで今日行われている現場だからね。 でも、まわりの情報に..]