2007-04-07 猪苗代で取材 [長年日記]
inawashiro_fukushima
朝一番に横浜を出発して向かった先は福島県の猪苗代町。取材対象の人がいるからなのだが、首都高の渋滞回避のためにむちゃくちゃ余裕を持って家を出た。取材の時間は13時からだけれども、着いたのは10時過ぎ。いや、これって正しいのよ。あと1時間出るのを遅らせたら、通勤やレジャー渋滞に巻き込まれて13時くらいになっちゃうからね。
てことで早く着いた福島県。んなもん、行くのは喜多方ラーメンでしょ。てことで、片道30kmくらいのぜーんぜん信号がない素晴らしい道を一路喜多方へ。あまりにも歩いている人がいない、あまりにも牧歌的、あまりにもぼろぼろの納屋たち、手ぬぐいを頭に巻き付けたおじいちゃんたち。典型的な日本の田舎だ。対して自分が住んでいる横浜も、明らかに現代日本。どっちが日本なんだ、どっちも日本なんだ…複雑な気分になる。あんな横浜の生活なんかポイッと投げ出して田舎に移り住むとしたら。いままで行った地方都市では「仕事ないんだろうな」とか現実的な結論に押しつぶされてきた。でも、ここまで田舎だとなんか開き直れそうなくらい、もうどうしようもなく田舎なのだ。まず素晴らしいのがマクドナルドがない。これには驚いた。一店鋪くらい赤字だろうと日本全国制覇をローラー作戦で展開中の資本主義にまみれたあの企業が見放した観光地。なんか、こういうのが本当の自然(=ナチュラル)なんだろうなぁ。
▲猪苗代湖の遊覧船「はくちょう号」
さてはて、喜多方ラーメンで行ったお店だけれども、名前は「はせ川」。もうね、ここはバカうま。豚骨>醤油>塩>味噌、細麺>中麺>太麺の自分が「ここは醤油+中麺でも大好きだ」と思えた初めての店かもしれない。横浜のくじら軒もマイフェイバリットの丸仙もここには勝てないな、という味だった。絶対におすすめ!
▲「はせ川」で頼んだチャーシュー麺
取材自体はまぁつつがなく終わったけれども、難しかったのは撮影。やや暗めでオレンジ色のカーテンが部屋中にオレンジ色の光をばらまく。その上、影やら蛍光灯やらが点在。ホワイトバランスをとって撮影するも、場所と方向を少し変えると色温度がガラリと変わる。色かぶりのオンパレード。うむ、もう一台一眼デジを買うべきだという結論に達した。もっと儲けてE-1の後継機を狙いたいところだなぁ。室内はこれまでにも何度か撮影していたんだけれども、今日は勉強になった。劣悪な環境は人を育てますな。専門分野じゃないのに、と言いつつけっこう勉強好きな自分がいて苦笑。以前はこんなにマジメだったっけか?
撮影後に向かったのはホテルリステル猪苗代。じゃらんで「4000円弱で泊まれるのにキッチン付き」という情報を見つけて申し込んだのだが、ここはすごいよ。プライベートゲレンデまであるじゃないですか…。施設内に居酒屋はあるしテニスコートやパターゴルフがあるし、これで4000円以下???と部屋に入る前から感じていたけれども、部屋に入ってさらに驚いた。猪苗代湖と会津磐梯山が見通せる高台に、都内なら家賃15万円以上はしそうなマンションみたいなところじゃないですか。キッチンは聞いていたけれども、食器とかもこんなに揃っていて、バスとトイレがセパレートなんて…。うむ、一度こもって仕事をしたいときに来てみようと思った。
▲ホテルリステル猪苗代(一名約3800円也)からの景色
もちろん夜は地酒と馬刺。馬刺めちゃくちゃ安くて新鮮。さらに驚いたのは海産物の豊富さ。福島県自体が海に面しているし、青森〜三陸〜気仙沼が近いということも手伝って、ホッキ貝・ホタテ・ホヤなんかの貝が1個130円って!!!もちろん購入。酒の肴にもってこいだ。そして酒。日本酒がむちゃくちゃ豊富。よいねぇ福島。
▲しょぼい酒屋でこの品揃え!!!
もし、北関東から東北南部で別荘を買わなきゃならないとしたら、猪苗代を選ぶよ、おれは。那須高原?あんなとこせっかく息抜きに行っても、周囲はみんな都会人、意味ないもんね。その点、猪苗代は海の幸も山の幸も豊富で、マクドナルドがないパーフェクトな田舎。食後のラーメンも抜群で言う事なしなのだ。
◎福島県や猪苗代&喜多方の結論
・マクドナルドすらない。(素晴らしい)
・喜多方ラーメンはうまい。特にはせ川。
・福島県は海の幸も山の幸も豊かだ。
・ここはブルガリアか?と感じるぐらい旅度高し。
・みちのく一人旅は東南アジア一人旅よりもシブイ一品である
羨ましいなぁ〜。<br>最近、東京、神奈川でしか仕事してないよ(-_-;)<br>ほんとは田舎大好きなのに…(;O;)<br><br>ラオスも昨年は4回も行ったのに今年はまだ…。<br>は〜行きたい、日本の田舎&ラオス<br><br>◎ラオスの結論<br>・マクドナルドはおろかセブンイレブンもない(時々寂しい)<br>・飯は美味い。特にビアラオ。<br>・ラオスは海がないので山の幸と川の幸が豊富だ。<br>・そんな国あるのか?と感じるぐらい知名度低し。<br>・ラオス一人旅は間違いなく東南アジア一人旅だ。
なんか、このはくちょう号いいなあ。。<br><br>猪苗代かあ。。。<br>あたしゃ、けっこー行ったでよ。<br>猪苗代湖キャンプへねえ。<br>もうしばらく行ってないなあ。。。
Gucchiさん><br>首都圏の案件に呼ばれまくってますね。。。けっこう海外やら地方に行かれている印象なのになぁ。ラオスとカンボジア北部は東南アジアに残った秘境ですよね。<br><br>sachi><br>目が黄色いからこの白鳥は肝炎やで、きっと。sachiのとこからなら行きやすいよなぁ。おれは首都高と埼玉を越えるのが面倒ですぐに三浦や伊豆になっちゃいますだ。