2006-12-13 山梨に核爆弾が落ち [長年日記]
okurayama_yokohama
普段、ほとんど夢は見ない。ただ、久々の今日の夢は強烈だった。タイトルどおり日本に核爆弾が落ちちゃった夢である。にぎやかなところで人がバタバタとか、知らない家族のヒューマンドラマとかではなく、自分軸で自分の目線で自分の身の回りだけの話だった。ただ、なんでか食生活とか家具とかが東欧風なのが気になった。チェルノブイリか何かの影響を受けているのだろうか?謎である。色はカラーなのだが思いっきり退色していて、まったく元気のない色と言うか、東欧の影そのままのような色だった。もちろん、夢なので脈絡がなかったりするのだが、あらすじはこんな感じ。
あるときカウンター型のキッチンでパンを食べていた。突然ブザーともサイレントもつかないものが鳴った。こいつは大げさなサイレンで非常事態なんて今まであった試しがない。どうせ今回も何もないのだろうと、僕は固いパンを食べ続けた。なんか息苦しい。横に座っていた親父がどこかへ歩いて行った。徐々に頭が痛くなってきた。もしかするとサイレンは本物だったのだろうか?という気持ちがわき起こり始める。耳鳴りや、頭痛が激しくなるに連れて「恐れていたことが起こった」と思うようになった。そして、その恐れていたこととは、なぜだか核だと想像がついている自分はおそるおそるテレビを付けた。中部から東北をクローズアップした日本列島が移っていて、富士山の北側あたりに×マークが打たれ、西は滋賀県、北は福島県あたりまで「もう、あきらめなさい」というような意味合いの色づけがなされていた(いま思えば、親父とTVだけが日本っぽいものだ)。とっさに「そうか、関西の人たちは無事で、自分も関西に行けば助かるのだ」と感じた。脳内が膨張しているかのような激しい頭痛に耐えながら僕は親父を探し出すと、親父は覚悟したかのような表情でなぜか風呂に入っていた。自分は関西へ行くことを告げると、親父は「そうか…」と残念そうに言ったのだった。(おそらくは、もうダメなんだから無駄なあがきはせず、家族で死に絶えようという意味だろうか)
というあらすじなのだが、そもそも親父は関西にいるし、なんでこの緊急事態に怖い顔で風呂に入ってるねん?という疑問もあるし、滋賀県までダメなものを大阪や兵庫に行ってもそう大差はないだろうし、無駄に生きようとしている自分も格好わるいし、なんでか家具や食事は東欧風だったりするなど、夢ならではのとりとめのない話になっていた。だが一方で、食らったこともない核に関する頭痛と吐き気のディテールやバランスが夢とは思えないような猛烈なもので、起きてしばらくの間は頭痛が残っていた。なんだったんだ、この夢は。起きておそるおそるテレビを付けたらどうでもいい番組が普段どおり放映されていて、めっちゃ安心した。核は怖いですよ、みなさん。生き残っても、あんな頭痛が続くのでは頭がおかしくなる。