2006-05-19 ネットに必ずいる人たち [長年日記]
okurayama_yokohama
暇で暇で、どーしようもない時期を過ごしていました。考えれば札幌に行った後から延々とGW。なんとか運で、新しいクライアント様と出会うことができて、来週から忙しくなりそうです。働くモードにならなくっちゃ。
収入の見込みが立ったら、次の旅を考えてしまうのが旅人ってやつです。で、いろいろ心当たりのあるサイトで海外情報を調べてたのね。そしたら、もー毎度のことでこういう会話が。
A「■■へ行く闇ルートの情報をください」
B「老婆心ながら答えさせていただきます。(中略)などをもう一度よく考えてみてください。(略)それでもいいというならどうぞご自由に」
うわー、ネットでモノを聞くって大変ねぇ…。延々と10行ほど説教です。まぁ、そりゃ闇って違法な方法を聞くってのもどうかと思うのですが。
あと、A君の質問みたいに、本当に大切なことまでネットで聞いちゃう人が多くて気になります。例えば、あんまり旅に出たことのない人だったら「●●から▲▲までの移動方法が分かりません」。これ聞いたら、アカンやろ。分からないから楽しいんちゃうの?旅って苦労したことも財産やで、と言ってやりたい。特にタイみたいに、移動がラクで、人が優しいところでは聞いちゃダメです。ひたすら歩き方とかの写真を見て、イメトレしまくって、妄想世界のまま旅立つのがいいんです。そしたら現実の光景が目の前に現れたとき、ガツンとくる。治安を聞いて検討するのは、ある種の自己防衛方法なのでアリかもしれんけど(厳密に言うと、こういうネットの書き込みでも時差があって信頼できない)、方法とか聞いちゃってどうするのさ。ドキドキ半分ワクワク半分で、見知らぬ土地で独力で道を切り拓いてこそ楽しいでしょ。情報はその補助のためにあるものです。そういう日常っぽい行動にドーパミンが溢れるような瞬間を買えるのが旅の魅力じゃないの?ガイドブックの内容を確かめに行って、満足。そりゃ1億総評論家になるわな。電化製品の買い物とちゃうんやから、海外旅行について身の丈ちょい上のことは絶対に聞いたらダメですよ。
ただ、知識欲というか知らないことに行きたいってのを継続するのも危険です。例えば、アフガニスタンやコンゴの掲示板を見たら、そういうことを繰り返してきた人たちの憩いの場になっていて、一種のサロンです。ひたすらドギツイ茶話会。いやー、あのときはAK47が出てきてビックリしましたよ。きみらも何を平然と話してるんや…と。日本って、やっぱめちゃくちゃやなぁ。