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sawadee!!紀行+


2005-12-21 [長年日記]

okurayama_yokohama

タイトルが「仇」…。近々の暗い日記たちから察するに、またロクでもないことを書きよるわい、と思ったでしょ。ぶーーーー。違います。この漢字って不思議よねって家の中で話題騒然なんですわ。「人」に「九」でなんでカタキなんだろうって。いろいろ調べてたら…どうでもいい雑学を得た。
・恩を忘れたり仇で返したりすることを「尻暗い観音」という
らしい。新しいブームの予感である。早速「尻暗い観音」を使って会話しまくろっと。

話は戻って…、探しても「これだ!」というサイトはないので、自力で考えることにした。こういうのは当たっていても間違っていても楽しいものだし。まず部首は「にんべん」。ご存知のとおり、これは人を表す。人が9人いたら仇が生まれるということだろうか…。
せっかくなので数字の意味について書いてみることにする。基本的にはキリスト教としての解釈がメインになるが、そこらはご勘弁を。
《1・一》
(キリスト教)神を示す。
(全般)水平線、永遠、唯一絶対。
《2・二》
(キ)分離、区別を示す。
(全)対比が可能になる(男女など)。点が線となる。唯一絶対でなくなる。
《3・三》
(キ)神、三位一体、復活を示す。キリストの死と復活には3という数字が非常に多い。例/キリストは第3時(朝9時)に十字架につけられた。十字架の捨て札は3ヶ国語(ギリシャ、ローマ、ユダヤ)で書かれていた。3日目にキリストは復活した。キリストが甦らされたのは3人(ヤイロの娘、ナインのやもめの息子、ラザロ)。キリストの務めは王、預言者、祭司の3つ。キリストは3回羊飼いとして表現されている、など。取って付けたようなものもあるが、明らかに意図的に使われている。
(全)夫・妻の次に子供ができる。世代が代わる。線が面になる。
《4・四》
(キ)地に関する、世界に関する数字。全地は東西南北で表現される。季節は四季に分かれる。十戒の第4戒は地を安息させる戒め。主の祈りの第4節は地に関する表現。この地を支配しているサタンが縛られるとき、彼は四つの名で呼ばれている(悪魔、サタン、龍、年を経た蛇)。
(全)この世界を示す。4人で二家族、さらに世代が立体化する。また、4点あれば面が立体になる。
《5・五》
(キ)恵みを表す数字。神がアブラムの名をアブラハムに変えられたとき、アブラムの名の5番目の文字を変えた。そしてヘブライ語の5番目の文字「H」を加えた。ヘブライ語のHは数価では5に当たる。イエスの賜物、恵みの働きをするのは五役者。荒野の幕屋において動物の犠牲を献げる青銅の祭壇は、長さ、幅とも5キュビト。
(全)成果・結果を示す。1+4とも2+3とも考えられる。
《6・六》
(キ)人間を示す数字、人間の不完全さを示す数字。人間は第6日目に創造されたことから。カインの子孫(神なしで生きる人間を示す)は6代目まで記録されている。ゴリアテは6種の武具を身に着け、バビロンの王ネブカデネザルの金の像は高さ60キュビト、幅6キュビト、6種類の楽器が用いられた。ホセアの妻ゴメル(真の神を裏切り偶像を求める人間の姿)は6つのものを追い求めた。イスラエルの民が荒野でエジプトを恋しがったとき、6つの食物をなつかしがった。神の下さるカナンの地の食物は7つ。反キリストの数字は666。キリストの十字架について、キリストの無罪を認めたのは6人。
(全)完全に1足りない(永遠に足りない)もの。神を意味する3に分裂を意味する2が掛け合わされてもいる。完成を意味する9を逆さにしたもの。
(個人的見解)末広がり、無限を意味する「八」に封をする(部首なべぶた)有限。パキスタンでは「継続」を意味すると聞いた。パキスタンのリクシャの多くは前面に「768」というステッカーを貼っている。いわく「7=LOVEが、6=人によって継続され、8=永遠に」という意味らしい。
《7・七》
(キ)神性、完全、充足を示す数字。黙示録(世界の完成)には7が満ちている。7つの教会、7つの封印、7つのラッパ、7つの鉢、7つの災い。ナアマンは7回ヨルダン川に体を浸した。贖いの血は7度注がれた。イエス・キリストの十字架上の言葉は7つ。
(全)神の3とこの世の4を足したもの。パーフェクトだが理想像。
《8・八》
(キ)再創造、復活を示す数字。ノアの箱舟に入って新しい世代の始まりとなったのは8人。ユダヤ人たちは生後8日目に割礼を受けた。祭司たちは7日間の任職式の後8日目に仕事を始めた。死人の復活の記録は、主イエスを除いて8回聖書に記されている(ツァレファテのやもめの息子、シュネムの女の息子、エリシャの墓に投げ込まれた人、会堂管理者の娘、ナインのやもめの息子、ラザロ、ドルカス、ユテコ)。
(全)∞、無限、永遠、末広がり、未来に向けて広がり続けるベクトル。
《9・九》
(キ)完成、究極を示す数字。イエス様が十字架で救いのみわざを成し遂げ、息を引き取られたのは第9時。御霊の実は9つ。
(全)次に何を足しても、桁が変わる。究極。

などから意味を考えると、「人」の究極は「仇」なんだろうか。
キリスト教の研究の中には「ゲマトリア」という数字を切り口にする手法があり、上に書いたものはゲマトリアで定説となっているものを集めてみました。この数字ってのがまたおもしろくて
何桁あろうと数字には意味があるらしく、たとえば786なら7+8+6=21→2+1=3という属性を持つらしいのだが、この3てのは「7」「8」「6」をいかなるさわり方をしても3になってしまうのだ。たとえば
7×8×6=336→3+3+6=12→1+2=3/7×8=56→5+6=11→1+1=2→(残った6をかける)2×6=12→1+2=3、など
余談まみれになりましたが、とにかくそんな夢のない「仇」って漢字はすごすぎるってことと、自分の携帯番号はこれらのことも考えて指定したのだけど、縁起がいい数字にさらに欲張って9を最後につけた強欲者でーすということで今日はしめておこう。長くなりすぎ。

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yoshiya (2005-12-21 14:44)

これ、調べようにも調べれんかったんよなぁ。ネットやったら何かタロット占いとかのサイトもようけ出てきたし。聖書読んだらちょこちょこ載ってたんやけども、この(全般)の方は全く知らなんだ。いやぁ、助かりました(何が?)。<br><br>俺が知ってるやつで追加。<br>四という字は歯の間から空気が出ているさまを表しているらしい。魂が抜けていくというので「死」と音が一緒というのも偶然ではないらしいよ。<br><br>よく駐車場の番号で4が死をイメージするから抜かれてたりしてるけど、まんざらでもないってことやね。

uracci (2006-01-02 04:42)

おー、四はそうか。<br>理屈でいうと「□」が「四」であってもいいものね。<br>とにかくゲマトリアとパキで聞いたイスラム数字学(?)は<br>日本のよりも進んでいるよなぁ。<br>「七」なんて正座している刀をさした侍にも思えるし。<br>縁起としては、やっぱ四を避けたくなるのも確かだよ。