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sawadee!!紀行+


2004-07-24 ま、負けた。 [長年日記]

LONDON→BRIGHTON→LONDON

ヤツはグー。おれはチョキ。ま、負けた。かくして、自費で荷物持ちをし、留学のための引越しを手伝うという羽目になっちまった。財布が味付け海苔よりも薄くなる日は近い…。ちなみに勝ったら、交通費はおろかビールやら昼メシは当然タダだったんだけどねー。

スーツケースを運んでみる。な、なんて持ちにくい物体なんだ…。扱いに慣れていないおれはガツン・ごつんと道の角でウイリーさせ、持ち主から、いや勝者から刺すような目線を真夏のUVばりに受けながら、運んだのだった。うーむ、20KGぐらいならバックパックの方が持ちやすーい。

目指すところはブライトン。海辺の街である。そして、ヨーロッパ最大のゲイの聖地。突撃記者魂と常識が天秤にかけられる。あっさり、常識が勝つ。そういうところに行くのなら、わがケツの穴のためにアロンアルファを事前購入しておかねばなるまい。しかし、やつらのすごさは、それどころでないことをブダペストで学んだではなかったか。

あれは、5月のブダペスト。温泉で有名な街で、もちろん大人数で公衆浴場に出かけたものだった。ある日、同じ宿に泊まる友人が平和な時を破壊するような事を言いだしたのだった。「ぼく、キラーイに行ってきます」。解説しよう。ブダペストに温泉が何個もあるのだが、普通の温泉とそうでない温泉がある。普通でないところ、それは実はゲイの社交場だったのだ。特にキラーイなどは、ガイドブックに「歴史と伝統のあるトルコスタイルの温泉。ここを見ずして…」などと書かれているため、被害者が絶えないといういわく付きのポイントなのである。我々は止めた。遺留した、ぐらい書いてもいいか。とにかく、先人の悪夢の履歴を「あたかも鉄道のように」などと片っ端から伝えた。それでも彼は「そうなりそうなら逃げてきますって」と行ってしまったのだった。

帰ってきた彼は食欲不振になっていた。「あれやこれや見てしまったのか?いや、きみ、ひょっとして…」と尋ねる。「いや、ナニはそんなものさせませんよ。でも…でも、ぼく、オカズにされたの初めてです!」。百戦錬磨のゲイは柔道用語でいうところのカメになっている彼から、みごとに一本とってしまったのだった。

脳裏にそのときの彼の表情がよみがえる。(中略)。

とにかく、この旅初の空白の一日になってしまったのだった。

※中略の部分は、帰国したあとや、メールしたりしたときにでも。でわ。

●ブライトンからロンドンに帰ってきた後

このままエジンバラに行っちゃえ〜、とバスターミナルに行き、発券を試みるもダメだった。さすが夏休みの中の土曜日。せっかくセントラルまで出てきているので、ピカデリーまで歩く。バッキンガム宮殿のそばの公園を通ると、芝生の上で小さなクラシックコンサートをやっていた。芝生でゴロ寝しながら聴く。いやぁ、いいねぇロンドンの休日も。そのあとはピカデリーのジャパセン(ジャパニーズセンター)なるものへ行き、納豆と枝豆をゲット☆

王様と敗者ブライトンだ。 芝生クラシックピカデリーも撮っておくか
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のがじゅん (2004-07-25 10:28)

ブライトンがゲイの聖地って…。日本の夢見るMODS達は全員 orz 状態っすな(ヲレ含む)<br>それはさておき、ゼンジー北京ばりに、このにきをちょとゴソゴソするアルヨ。<br>でも気にしないで。<br>かの日本のうだるような暑さの片田舎で、小人さんががんばっているだけだから。<br>って書いてて意味わかんねー。<br>日記のプラグインが不調なんで、日記をいじるだけなんですけど。

かんりにん (2004-07-25 19:24)

結論からいいますと、あの断崖絶壁やあの路地なんて行く暇がなかったです。<br>日記に渋滞のせいで帰りのバスまであと5分のときに着いちゃった、なんて書けませぬよ。<br>悔しいもん。トンボ帰り同然だったっすよ〜。何やってんだ、オレ。<br>さてさて、いろんなプラグインが導入されているとか???<br>実はおいら、オカダさんの周りで最もwebが分かっていない人なので、<br>横から見ていて「これ使いこなしたらいいのに!」ってのがあったら、<br>ぜひとも教えてくださーい。<br>ちなみに、サムネイルの作り方すら分からなくなっちゃってます…。