2005-12-19 それナンボでっか
okurayama_yokohama
相変わらず、車上荒らしで遅れている分の作業が徹夜突貫工事で続いているけれども、ここ数日の営みの中でひとつの傾向がでてきた。それは…
金使わせろ!
買いたくもないwinを買い、資料の名の下に気になる雑誌を軒並み購入し、それでも飽き足らず今夜の晩ごはんはイクラとホタテと中トロの海鮮丼。財布が薄くなったショックで、もうどうでもよくなっているのだった。壊れがち29歳。そう、我が家はいま、ストレス性カネ使いたい症候群なのである。しかしながら、家でひたすら作業をしなければならない運命なので、朝から晩までつっこみ放題のパチンコとか、年末に飲屋街で気前よくなってみる、などの惨事が起こらないのは不幸中の幸いか。最寄り駅の大倉山くらいにしか出ていくことはない。
いま、たくさんの人と会する場所へ行くのはまずい。ドミ在住時代だったり、会社員だったりしなくてよかった。後輩がわんさか東京に出張に来たりしなくてよかった…。限度額の低いカードで「店丸ごとよこさんかい!」とか超強気になって、お会計のときに「お客さん、カード切れまへんで…」となり、一同で鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしたい今日この頃でした。
2006-12-19 日記を読み直す→赤面
okurayama_yokohama
自分の日記を見直してみた。3年半に渡るsawadee!!kikou工事中期間の中でも最もアクティブにコンテンツを作ろうとしていて、優秀な日記があればピックアップしようと考えたのだ。おそらくは最近に書いた「野宿のウィーン」と「一本柔道」と「中東の傷跡クネイトラ」「シリア人の良さ」あたりは採用決定なんだけれども、もっと本数がほしいってことで探ってみた。せっかくだからと最初から読んでみたら、あらまかなり旅してるじゃないの、おれ。
うろ覚えの過去の自分をもう一度第三者の目線で見るってのはこっ恥ずかしいんだけれども、これを残してきたのはひとつの財産だわ。かなり細かいディテールを思い出せた。出会った人たちのことを次々と思い出した。そして、長旅に出て明らかに人生が変わった自分を認識した。
読んだのはチャダルトレックをして、ホーリーやアムリトサルやフンザに行って、アフガンを越えたアクロスアジア旅。そして、アフリカ行きを断念して、東欧から西欧に行くところをロンドンまで。いやはや、日記って罪ですな。テンションの高い低いが妙に明らかだ。アフガニスタンやルーマニアなんて、かなりイキイキとしてるもんね。それに比べて西欧に行くと手抜きなこと手抜きなこと。
さて、近いうちに彼女に出会って、モロッコやスペインを堪能して中東を旅するあたりを読むか。いろいろ、「旅人として擦れている」と言われたりもしたけれども、あそこらへんのテンションは本当に長くなり始めないと分からないフィーリングで、あれこそまさに平和への旅なんだよな。なんというか、無欲になった人が歩いて行くっていうのは、おれは悪くないと思う。素直な驚きやら何やらがドカッと出るわけじゃないんだけれども、良いものがにじむようになるんだな、きっと。エンタテイメントのゼロと無限が長旅になると生まれてくるのだ。友人のえーちゃんとも「あと一回、いや二回は長いのに出たいし、出るだろうね」なんて話も七輪のときにしたっけな。有言実行でいこう。今度の長旅はどこから出よう。エルサレムからアフリカ大陸なんてのも楽しいだろうねぇ。