2004-05-22 ブダペスト到着。
HUNGARYborder→BUDAPEST
久々にきれてやった。うっとうしいと聞いていたルーマニアボーダーは一瞬で終わり。ハンコをポン、だったんだけど、実はハンガリーボーダーの方がよろしくなかった。ネチネチと調べる係員。そのうえトランプのケースを破いたり、紙の束が入っているハードケースの留め具を壊したり。あまりにもひどいので、その後の荷物をひとつひとつチェックしているときに、口を挟んでみた。たとえば「それ、ノートだよ。日記。呼んでもいいけど内容は分からないよ。それ、ノート。ノートって意味は知ってる?ネタなんか入ってるわけないでしょ?つか、入るものなら入れてみろっての」「いやー、ノートを匂うなんて奇特な人ですね。すごいねキミは」「ハンガリーで働く気かって?ハンガリーにどんなビジネスチャンスがあるんだ?教えてくれよ」などなど。書いてしまうと低レベルと思われるかもしれないけれども、けっこう国境ではよくある話よね。で、乗っていたバスはというと値段をけちったため客層もよくなかった。ジプシーとかばかり。最後まで信用してよいやら、どうやら。さらには、えらく町外れのターミナルでおろされて4kmぐらい歩いていると雨。こんな国さっさと出てやる!と意気込んでいたわけです。でもね、歩きながら都市部に入ったとき。具体的には東駅からくさり橋方面に歩いているときに「ヨーロッパに来たんだな」と思った。着いた感覚がみなぎった。オレはヨーロッパにいるんだという確信が来た。あったとか、みなぎった、でなくてやってきた。そういう町並みが小雨の中、ザックを持って歩く自分を出迎えてくれた。そして再会。アフガンの半分を一緒に旅した創くん、ルーマニアのブラン城で会ったモンゴル君。長くなりそうです、ブダペスト。
2006-05-22 異常なアクション
okurayama_yokohama
一国の大統領から、そこらの店員まで異常なアクションを起こすことが日常茶飯事のいまの世の中。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。さてはて、ウチの近所で異常行動を起こしたモノがおりました。チャリンコですぃーと坂を下ったところで事故車が2台。神奈川県警のオマワリさん、とまではいかないオマワリちゃん(配属すぐくらい?)が事故車をどかしていたのですが、手際が悪く渋滞の山。おまけに、一生懸命どかした事故車の横が3ナンバーの通れない幅。さらに築く渋滞の山…って、これは神奈川では異常でなくて通常でした。本題。
あらためて、異常だったモノ。それはカラスです。ウチの近所の公園をギャアギャアと鳴き叫ぶこと鳴き叫ぶこと。普段は公園内には数匹のカラスがいるのですが、視界に十匹以上ものカラスが電線や木にとまっていて、それはもうビビリました。不吉というか、なんというか、正直言うと思いついたのは地震です。あんまり騒ぎ立てて、ハメルーンの笛吹きになるのも、めっちゃ信じられて後でハズレやんか、と言われても困るので大きくは周囲に言いませんでしたが、今夜〜今週はちと注目してみます。で、早速今日、ネットで地震関係の掲示板を見て回ったのですが、比較的ほかのエリアでもカラスが増加しているらしく、マジで?と思いました。でも、幸いだったのは「いなくなっちゃいました」って書き込みがなかったこと。これって個人的に危ないと思うんよねぇ。
さてはて、その他の地震関係の掲示板を見て回ったのですが、みなさん根本的に間違えていることがありました。地震のときに逃げる経路をどうこう、と書いておられます。普段から意識して、対策をするか否かは生死の一線を確かに分けます。でも、それを空けておけば助かるかどうかはあくまでも震度やら震源地からの遠さに伴う確率の問題で、助かるか否かではないんです。やや遠目の方の発想です。震源地付近では、もう5割増しほど危ないものだと考えておく方がいいかと感じました。不肖、私、阪神大震災の震源地から5km以内に住んでいました。そのときの感想を述べます。
あれで動けたら、相当の運動神経と判断力です。それぐらい揺れるんです。意味不明かもしれませんが、自分は中華料理人に中華鍋を振られる野菜炒めの野菜のようだと思いました。体験したことのない人の何割かは、日頃から意識していても確実に呆然としてしまったり、腰を抜かしたり、揺れに耐えうる足腰を持っていなかったりします。さらに私には二度目の大地震をくらったことがあります。アフガニスタンのジャララバードにいるときに、震度5強をくらったのですが、それでも宿のベッドの下に潜り込むのが精一杯でした。廊下に出ても屋内という作りだったのでベランダ側を選んだというのもありましたが。同行者の姫路出身の友達は阪神大震災で4〜5の震度を知っているにもかかわらず、5強で呆然としていました。急いでベッドの下に招き入れましたが、その彼が決して鈍臭いわけではありません。それくらいのモノだと認識しておけば、将来の展望は変わるのではないかってことです。意識を「動けることを前提に動きに妨げにならないように対策する」というのと「根本的に動けないものをどうにかする」というのでは、少々ですが対策の幅が広がると思います。揺れて動ける震度ならラッキー程度で考えられるのがベターです。
最後に、ここで述べたのは震源地付近での状況で、大多数の震源地や大断層から遠い人たちは、最終的に少しでも準備しておけば対策の効果が出ます。傾いた家からできるだけ短時間で貴重品を運び出したりできるのと、できないのでは違います。ただ、東海〜関東に住む限り常に自分は震源地近くかもしれないと思っておくのはアリかなと思うのです。
芸人 [僕はモンゴルの沙漠から帰ってきたとき、神戸港の税関で別室に連れて行かれてパンツ一丁にさせられたのですが、 なんかうら..]
かんりにん [モンゴルからなのに?さすが芸人さん。吼えましたか(にやり)]