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sawadee!!紀行+


2004-03-07 狂い咲き☆

DELHI

猛者どもが集う街、DELHI。1年のほとんどは、旅行者を騙そうとする悪いヤカラであふれ返っているところである。では、その「ほとんど」でないときはいつなのか。どうなのか。その答えのひとつが、今日明かされる。
なにかってゆーと、ホーリーというお祭りなのである。今日だけは無礼講。ちきゅーの歩き方によるとカーストすらも関係ない、という半ばむちゃくちゃな祭り。「ハッピーホーリー!!!」と叫びながら色のついた粉や水をとにかくかければよい。よゆーがあれば、相手の額に色をつけてあげれば、相手の1年のハッピーを祈ることができる。こりゃ参加するしかないっしょ。ってのが今日の日記の本題なのである。
いま、自分はドミトリーって種類の部屋にいるわけで、これはよーするに病院の大部屋みたいなところ。まったく知らない、会ったこともない旅行者と一緒に生活しているのですな。で、今回はまたそのメンバーに恵まれて、さらに仲のよいヤツら4人で出撃してきたってわけなのであーる。
●祭りウエポン
・色の粉/超スタンダードアイテム。花咲じいさんのように巻きまくるべし。
・水鉄砲/インドの庶民は手動型を使う。日本製の電動を持っていけばヒーロー間違いなし。
・水風船/相手のハッピーを祈るがあまりに、痛さをも与える最高の武器。
・悪の思想/牛の糞、自分の小便を隠し持つヤカラあり。
・音楽/とりあえず歌えや踊れ!カーステフルアップポイントに人の輪あり。
・水たまり/午後は水不足になる。遠慮なく色の粉を混ぜて相手に塗るべし。
もちろんバクテリアというサブウエポンを搭載。ショーゴ君(仮名)などは歯磨きをするかのごとく口の中にインド人の手が入り込みゴシゴシと…。それでもインド人為「にっ」と笑い返した彼は英雄である。
●祭りの楽しみ方ウォッチングほーこく
・屋上組/とにかく自分は高みの見物で、ウイスキーの水割りでも飲みながら下を通る者どもを片っ端から撃破してやれ!というグループ。ヘタクソだと下からバカにされる。現にショーゴ君(仮名)などはケツを出して挑発。
・ベランダ/下からも射程圏内。上からもやってくる。中間職はツライ、ということか。
・ファミリー/子供のいる家は大変である。中もメチャクチャになるからだ。閉まっている玄関のドアの隙間から色水がどんどん流れてくる。いい教育だ。
・路上軍/地上での白兵戦は、とてつも危険である。XY軸上では360度、Z軸上には上方のすべて敵に囲まれる。もちろん味方にやられることもあるし、おいしそーに見えてやってしまうこともある。(体験談)
・ガキども/最もタチの悪い集団。これは万国共通。男も女も関係なく、下克上を狙う。笑顔は突然にしてヒットマンの顔つきに変わり、すばやく任務を遂行しようとする。しかしヤツらが狙う大人(特に旅行者)の顔には届かないことが多い。しめしめ。
ほんじゃ、基本をお伝えしたことだし、写真でそーぞーお願いしまっす。
アキ君(仮名)、ハル君(仮名)、また戦おうぞ。
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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

Shino [Tシャツからちちが透けて見えるねーちゃんだとおもった。]

uracci [頭が透けている人も掲載しておきました。]


2007-03-07 思い切ったネーミング

haneda to hakata

そいつは、飛行機に乗り込むゲートの横の売店で見かけた。これは「死んでくれ」と思う人に送るのか、それとも「死んでお詫びします」という相手に渡すべきなのか…。とにかく「モナカ」と読んでもらえるか「サイチュウ」と読まれるかで大きな違いがある気もする。いざ福岡へ。
羽田のお土産、切腹最中

で、久々に福岡の地に降り立つ。実は二度ほど福岡へ来たことは会ったのだけれども、どちらも素通りに近いためあまり思い出はない。今日は果たしてどこへ行こうか。博多駅から5分ほど歩いたホテルにチェックインする。なんてことない普通のビジネスホテルだ。さて、いまから食べるとこでも検索するかとネットを見ていると電話が鳴った。
「もしもーし、仕事を早く片付けたんですけど、何か食べました?いい店、見つけているんですけど」。きたー、一度は見捨てられた相棒から電話がかかってきた。この相棒は、「出張」と書いて「新規美味しい店発見ツアー」と読んでしまうほどの男で、舌の方も間違いない。さっさと会社を辞めてメシ屋を開きたいと社内で公言しているほどの人物だ。うーん、よかったヤツに任せておけば間違いはあるまい。
早速、合流して行ったのは中洲の「一京」という店。おっちゃんが、かなりきている。ほんと世話好きで遠方から来た客は絶対に世話を焼かなきゃ気がすまない、九州男児である。ん?この感じどこかで体験したことがあるような…。思い出せば、旅の途中で出会った「なんじゃこの人たちはー」というやさしい人たちに似ている気がする。ヨルダンはアンマンのクリフホテルに勤めるサーマルや、沖縄しし丸の大将の方向性だ。彼らほど、うぉーーーー!!!という感じではないにせよ、商売そっちのけでかまってくれるのが旅人としてはうれしい。旅人的よろこびを満たしてくれる人で、寡黙でシャイで落ち着いて黙ってメシを食べたい人以外はバッチリOK。料理がこれまたすごくて、いい店を教えてくれて下手な店を案内できないマブチさん、とーどーさんにも安心しておすすめできるストックができちゃったよ。何が凄いって魚の新鮮さと、丁寧な調理技術だ。あと、旬のもので良いものを仕入れる能力とでも言おうか、ほんとここはおすすめである。
特に思い出深い食べたものは…
刺身の盛り合わせ、デカイ!
・刺身盛り合わせ(ヒラメ、イカ、サザエ、赤貝、生サバ、などなど8種ほど)
白魚の踊り食い
・白魚の踊り食い(本州のとは違う年間で10日ほどしか食べることができない幻の珍味/ラッキー)
ゴマサバ
・ゴマサバ(福岡の名産)
・魚ロッケ(白身魚のすり身でつくったコロッケ)
・若鶏の唐揚げ(日頃から居酒屋で食べているだけに味がズバ抜けていることが歴然)
などなどを福岡の日本酒「一本〆」やら新酒やらとともに、とことん食らったら、ラーメンに行く余力がなくなっちゃった…。でも、おやっさんの接待は止まらない。いろいろいただいて、お会計を済ませても「せっかく来てるんやから、もっと食べんしゃい」と、自分が酒蔵に配合を指示してつくった焼酎やら、新鮮な魚の刺身をつくるときに材料が出てきたんだろうなというアラ汁(アラという魚ではなく、一般的なアラ)、魚のかき揚げなんかをいただくことに。それでも、おやっさんは止まらない。最後にはうちの彼女に電話して「あんたも来んしゃい」で締めくくることになった。あー驚いた…。
というわけでuracci的福岡株は赤丸急上昇してしまったのだった。余談だが、あれほど人に聞きまくったほどの熱の入れようだったラーメンを食べ過ぎでパスするより他はなかった。おそるべし、博多の一京。