2004-06-15 プラハ出発 [長年日記]
PRAGUE→
長い間ステイしたマレックとマーティンの元を去り、新たな船出。いや、バス出。昼までかけて溜めていた日記を書き、パッキングを済ませてインターネットの用事を済ます。メールとかガツガツ送りたかったんだけど、仕事関係ので手一杯。あぁ、パリやロンドンで待つ友よ、日本からメールを送ってくれたのに「返事こねぇ」とおっしゃっている方々、あいスマンです。バスに乗りながら「スプートニクの恋人」という本を読んだ。ぶっとんでるね。かなり前から考えていたことをうまく文章にされていて、悔しいやらゾクゾクするやら。相手は一流作家なのに舌打ちしてみたり。いろいろ来たさ、フラッシュバック。ゴアを思い出した。大学の卒業式があった日に、自分はゴアにいて、そこにある内容を考えて寒気をもよおしていたのだから。懐かしいなぁ、ボンシヴァ。
本を読み終わって、世界が終末に向かってしまいそうなほど美しい夕焼けに気が付いた。写真を撮った。次に、その間接照明でキレイに色づいている車内を撮った。バスが揺れた。写真が歪んだ。新しい作風のヒントがそこにあった。ちょっとおもしろいデジカメを持っているので、アートな写真も撮り始めています。Osam、クロちゃん、帰ったらその機会に見せるよ〜。
スプートニクの恋人と、その夕焼けの風景。贅沢です。
ロンドンについたときにはカラダはバキバキに痛んでた。夕焼けは、アフガニスタンの砂漠で見た、ソレだった。水色の所はそのままにってやつ。