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sawadee!!紀行+


2003-01-01 試験運用 [長年日記]

kobe

●見出し案01
カレーのシェアは約2割。
(シンガポール共和国)
華僑が多いことは知られている。実際に行くと、マレー系やインド系、アラブ系の民族も多い。風習や言語もそれぞれのものを守っているため、多民族国家というよりも、他国家連合国の様相を呈していた。それだけに、食も豊富。民族の数だけメニューがある。
※写真/プールに人種の壁はない。
▲ウォータースライダーでは、広東語・マレー語・タミル語などで叫び声が聞こえる。インド系の住民がプールで沐浴をしていた。

●見出し案02
喫煙スペースは、やり手商社マンの社交場。
(シンガポール共和国)
ビル街にたったひとつの喫煙スペース。そこでタバコを吸うと、日本語で話しかけられることが多い。一流タイヤメーカーの素材買い付け担当者と話をした。喫煙マナーに関して早い段階から対策を講じてきたことが逆に幸いし、昼でも商社マンたちが情報交換できる場となっていた。
※写真/タバコの吸い殻
▲シンガポールのタバコ料金は一箱500円ほどと高い。そのせいか、みんな最後まで吸う。税金は福祉や交通などに還元されている。

●見出し案03
アジアの若者は、日本を意識している。
(ジョホールバル/マレーシア)
日本というブランドが世界の若者にウケている。欧米人は漢字のタトゥーを体に彫り、東南アジアでは片仮名や平仮名をあしらったTシャツをよく見かけた。ここマレーシアでは、ついに日の丸プリントのジャージを発見。若い世代同士での新しい国際交流が社会を変えていくかもしれない。
※写真/日の丸ジャージ
▲もちろんマレーシア製。娯楽とファッションでアジアをリードしている日本だが、ここまで来たかと感じた。

●見出し案04
チベット亡命政府はインドにあった。
(ジャンムー&カシミール州/インド)
インドといえばヒンズー教のイメージだが、最北部の州は多宗教が混在している。ヒンズー教徒の他にもムスリムやチベット仏教徒が住むこの地域はラダックという。中国のチベット併合によりインドに亡命したダライラマを慕う人がその際にラダックへ逃げ込んできたのだ。
※写真/スピトクグストール(仮面舞踏)
▲元々は仏教勢力が凌ぎを削っていた土地だけに、密教各宗派の仏跡や行事が数多く残されている。

●見出し案05
ラダックにおける凍傷の伝統治療。
(ジャンムー&カシミール州/インド)
川が凍ってできるシルクロード、チャダルで途中で友人が凍傷になった。伝統医学の心得があるという茶店の店主に治療してもらった。真っ赤になるまで熱したナイフを指先に押しつける。あまりの熱さに断末魔の悲鳴を上げた友人だが、凍傷の進行を火傷に変えて防いだのだった。
※写真/治療後の友人
▲この後、偶然来ていたインド軍保険部隊と出会い、消毒などの適切な処置を施された友人。

●見出し案06
世界で愛されている球技、クリケット。
(ジャンムー&カシミール州/インド)
大陸アジアや欧州、豪州では野球よりもクリケットの方が愛されている。野球の五輪開催が危ぶまれた経緯には、興行収入もさることながら、競技・観戦の人口という要因もあったのだ。特にバングラデッシュ・インド・パキスタンの国際試合は、街のインフラがストップしてしまうほど盛り上がる。
※写真/雪の中クリケットに興じる軍人
▲晴れの日は必ず目にするクリケット。残雪も気にせず、軍人と住民の草クリケット試合が開催された。