2006-06-06 社長の土地
okurayama_yokohama
舌の根が乾かぬうちに、とてつもなく忙しくなってきました。こりゃ、今週は徹夜数回だな。今日はホームページをつくるために大手賃貸会社のフランチャイズ店へ取材に行きました。フランチャイズとしての賃貸をこなしつつ、旧来からの本業だった土地売買もしている会社。社長さんは画に描いたような「バブルの頃は良かったのぅ」的な人で、もうそのときの地価の上がり方の話がおもしろくておもしろくて。そんな時期だったら、融資受けて必ず土地を転がしてみたいような話でしたわ。無担保やけど。そんなこんながあって、ホームページの打ち合わせが終わって、余談でいま動かしている土地の話をしてくれたんだけれども…
「●●っていうところに、こんな土地がありましてね。ま、図面をご覧ください」。と、不動産業用の地域地図を見せてくれて、「ほら、ここって両面道路なんですよ。ここにコインパーキングをつくったらですな…」。うーむと唸りながら、ときおり「両面だから7台はいけますでしょ」とかつぶやき、電卓を片手にカタカタやって「ご覧なさいっ!この利回りを!」と一同を一喝。「こりゃ、おいしい商売ですよ!」とか、ご自慢されるわけです。
本来ならこんなご時世だし、「土地で興奮するなんて」と書かなきゃならん風潮だけど、否、これは素晴らしいものを見させてもらった。儲けて喜ぶんです。とてもとても正常なこと。あの人たちは、土地やら物件をどういう動かし方をすれば儲かるか、が仕事なんです。僕が、良い文章を書いたら売れるのと何ら変わりがない。もんのすごく、今という時代へのアンチテーゼになる社長でした。
こんなご時世で、土地をルールに従って動かして、ちゃんと本業で儲かることにイキイキとしている。これって人間として大切なことだと痛感した。いろいろいまの日本って間違えているよね。全部逆。一部とはいえ、儲かっている人間(まっとうな商いでも)をやっかみ、でも頑張っても儲からない人もいて、派生するべき愛国心を法律で押し付けて、とある政党は男女平等を女性優位と勘違いし、若者を教育する存在の中年おっさんと山手線でぶつかったときにお互いが悪いのに「すんません」言うたらオッサンはガン無視で…、こりゃなんとかせなアカンわ。と思っていたら、アカ抜けた社長さんと出会って、妙に感心してしまったわけです。コピー書こ。
mtana [確かに日本って儲ける人には冷たいですね。 一応、まっとうな商売で儲けてる人は雇用も消費も生み出すし税金だってしっかり..]
uracci [お国では完全失業率が下がったとか吹聴してるけど、 「非正社員めっちゃ多いやん!」と突っ込みたくなるよね。 最近、人を..]
mtana [うちは雇ってないねー。 雇う必要があるほどの仕事量ないし役員報酬の不払いも続いてる状態だからww]
uracci [うそん。こちらで何かあったら雇ってほしいのに(w]