2005-03-17 29歳1日目
tokyo
ガラ洗浄、という作業をご存知だろうか。建物をぶっ壊してできたコンクリート片をリサイクルする前に洗うものである。今日の作業は、この行程のマシンにつきっきりとなったのだ。
マシンといっても、ものすごくアナログなものである。デジタルのカケラもない機械、ガラ洗浄機。ユンボ(いわゆるショベルカー)がコンクリートの塊をこれでもかと機械に入れる。中ではスクリューのようなものが回っていて、それがコンクリートたちを流水のところに運び上げ、別の区画にどばどば落とすというものだ。で、自分の作業はといえば、でっかいコンクリート片がスクリューに噛まないようにガラをかき混ぜるだけなのである。
機械があと少し優秀やったらワシいらんがな!あぁ、単調。なんとどうでもいい仕事。そして何よりもコンクリート片は重たい。ひどいものはひとつ30kgくらいある。それを棒のようなものだけでスクリューに噛まないように動かさなければならないのだ。その上、雨が降ってきた。それでも作業は続行した…。
おれにはデスクワークが似合っている、と心から感じた次第である。
2006-03-17
Vientian_LAOS
昨日より三十路をたどっております。わーわーひゅーひゅーどかーん。
さてはて、日記の更新ができず、何をしておったかというとですな。いま、ラオスにいます。前の日記のときから、関西に車で移動して、そっから旅をしておりました。それでは、そのつたない、駆け足旅のレポートを。
●大阪港
学生以来の、大阪港出国でした。ターミナルも何も変わってませんなぁ。ちなみに船旅でのパスポートの出国印ですが、関空とはちと違います。関空は「KANSAI」ろいうハンコなんですが、大阪港は「OSAKA」なのであります。
●船旅
大学生が少なくて、ちとシーンとしたイメージでしたわ。自分が大学生に乗ったときは、他にも大学生がたくさんいて、そいつらとは今もいい友達です。この船内ですが、乗ったのは蘇州号ってやつです。展望温泉がついていて、ビールは免税価格の150円(←350ml/200円500ml)、ガバガバのみまくりましたわい。
●上海
久しぶりに大学のときの同級生と再会!!!上海は、かわっているところはかわってたけど、かわっていないところはかわっていない。うまくいえないけれども、気質みたいなものやスラムの場所なんかはまったく同じ。痰吐くぜー、ペッ!手鼻かむぜー、ズベー。
●火車硬臥(寝台列車)
これも、もー中国式そのまんま。だけど、トイレの綺麗さがキープされてきたような気がする。以前は、ウンコ、足置き場をつくるために新聞紙を敷く→ウンコ…(繰り返し)、みたいな感じで、ウンコと新聞紙のダブルチーズバーガーやったもんなぁ。
●昆明
昆湖飯店裏の市場が完全に残っていて、かなりうれしかった。ここで二色火鍋を食らう!写真は後日。水晶餃子もうまい!やっぱ中国はメシうまい。
●ジョンディエン(香格里拉)
町の中心は漢民族に占領されている。うわー、こんなんやったっけ?てくらい、チベタンがいない…。どうしようかと、トボトボ歩いていると、腰に短剣をさしたカムパが農地を耕していて、近づいたら「こっちゃきてチャを飲みなさい」と、チャートゥンと何度も呼ばれたので誘われる。バター茶に次ぐバター茶。あとツァンパ。お返しをしてあげたいので写真を日本から送ってあげようと住所を聞くと、「文字書けないのよ」とゼスチュア。こりゃ、また来てあげるしかないね。
●大理
あっちの方々、僕を笑ってください。蔑んでください。こんなどシャンティーポイントに来ておきながら、あたしゃ仕事を数日しておりました。うわー、悔いが残る…
●寝台バス
2人×2列じゃなくて、1人×3列になって狭くなっちゃった。荷物も置きにくいし、寝るのに不安定だし、これは最悪の改良でしたな。
●河口-ラオカイ
初の国境。越えたら、ゆるやかにでなく、一気にベトナムになっちゃった。ディーゼル機関車に引っ張られながら、ハノイまで。現地人とたわむれながら向かう。
●ハノイ
いやー、ベトナム相変わらずですなぁ。商人がこすっからい。ユーラシア近辺旅でのこすっからさで、ベトナム(初級)、インド(中級)、モロッコ(上級)とよく言われているけど、自分はまったくそうは感じないなぁ。インド(優しい、余裕)、モロッコ(おもしろい、がんばってくれる)、ベトナム特に北(納得プライスまで落ちる率がほぼない、その上悪態をがんがんつかれる)みたいな感じ?それでも、そんなことばっか考えていたらおもしろくないからウロウロしてたら、うまくて安いビアホイホール見つけちゃったー。
●フエ
のんびりのんびり、ここは落ち着きますなぁ。相変わらず。ビールを毎日何本飲んだかわかんないよ。
●サワーンナケート
やっとメコン川を目の前に見る。この旅、ずば抜けたのんびりさ。夜は安全なゴーストタウンでした。それでもメコン沿いでビアラオ三昧。
●ビエンチャン
誕生日を迎えて三十路になった。メシもうまいし、ここもゆっくりなところですなぁ。て思ったら首都やんか!こんな田舎首都はめったにないぞ。ラオス、ちょっとだけだったけど、わしゃ気に入った。
てなことで、旅人が見たら、それ駆け足すぎで面白いの?という雑な内容です。アジアに詳しくない人が見たら、たくさんまわったねってところでしょうか。でも、今回はいろんなストックができたので、これでいいです。満足。惜しむらくは、やはりシャンティーか…。写真とかもアップします。1枚載せて、エッセイみたいなのがおもしろそう。
来週あたり日本だな。ではでは。
2007-03-17 催促が加速
okurayama_yokohama
「いまどんな具合ですか?明日の昼までにいただきたいんですけど…」とクライアントから電話がかかってきた。我が家は携帯電話の電波状況がすこぶる悪いので、窓際でごにょごにょと話し込む。電話を切って、「さて」と机に戻ったら、ThunderBirdがピコピコ動いている。「どんな感じでしょう?原稿だけでもいただければ」とメールが来ていた。まるで人気者である。みんながおれを待っている。あえて、「はよしてくれへん?」という行間は見なかったことにしよう。みんながおれを待ち望んでいる。31歳になって図太さと勘違いを身につけたようだ。どうせなら、いかなる状況も楽しむ方がよいのだ。あくせくしようと、図太くいこうと、ちゃんと作業するんだったら納品時間は同じなんだから、図太く楽しんだ方がよいでしょう、と。こんなスタンスで今年の仕事運やいかに。
などと書いたが、メールの相手は初のお付き合いとなる「旅行人」の蔵前氏、御自らのメールである。やはり、小心者になってあくせくがんばっている次第である。
Before...
JUN [やっぱ日本にいなかったのか…。こちらはパスポート再申請して、浦とは入れ違いだけどやっと出発できます。写真撮らんと死に..]
芸人 [あら、勿体無い。 阿片窟では、浮世のことなど忘れなくてはいけません。 昆湖飯店の入り口にいる刀剣売りのおっさん、元..]
ゆっきー [お誕生日おめでとうございまーす♪ ホントに一つ大きくなって帰って来るんですね。(^-^)b]
メグミ [およ そんな土地にいらしたのかいな。 三十路のオッサンと 最近良く行く横浜で かっくらおうと 目論んでいたのだよ。..]
uracci [ 久しぶりに書いてみたら… どうも書き込みありがとうでやんす。 中村君> ノンカイ、次は頭に入れておきます。写真はm..]