2007-10-27 故郷に錦を飾る
kamigori_hyogo
仕事で母校を訪れるというのは、なんだかとっても不思議な感覚だった。車を飛ばして見えてくるテクノ中央。いま見ると「テクノ中央」って!!!と突っ込んでしまいたくなるなぁ。山、山、山を越えて見えてくる、テクノの中央だからさぁ。理学部祭のときに中川家が何度も「こんな田舎に!」と言いまくっていたのが、いまややっと理解できることに苦笑。とにもかくにも旧名、姫路工業大学(現:兵庫県立大学)の理学部へ行ってきた。
仕事自体はそうは難しいものではなく、いかに震災を予防するかということ。その取材だったんだけど、毎回見ているととてもためになる。地域との連携は大切だって。震災が起きたら、まず起こった直後から救出作業が始まる、避難所に逃げても隣近所の人と共同生活が待っている。事前にできる努力のひとつとして、何もない平穏な時から声をかけあうって大切だなって痛感できる。
さっきも言ったように、自分の母校は田舎の県立大学。都会の人からしたら、楽しくない大学生活だったかもしれない。でもね、田舎の大学に行って良かったなとも思う。東京とか都会の大学に行っていたら「格好いいもの」「上質なもの」に触れ合えることができる反面「勘違いしてしまいそうなもの」「騙されそうなもの」「後々ダメになりそうなもの」に出会って、人生が悪くなってしまうリスクだってあったわけで。自分にはいいものだけを選べていた自信は全くない。ただでさえ、焼き芋屋やら銀髪でティッシュ配りとかやっていたのに。
あと、田舎だったからこそ、遊ぶことにも工夫した。飲み会も店や家のみだけでなく、いろんなフィールドでやった。旅にハマれたのも田舎の大学だったから。30歳を過ぎて母校を見て、大学生活に悔いることはないな、やりきったよ、と今一度、確信できた。
それはさておき、驚いたことがひとつ。国体のマスコットだった『はばたん』、いつのまにか県のキャラクターになってるがな!あいつは真の不死鳥だったか…