2004-08-04 危険度0.2
LONDON
敗北した。アルジェリア大使館に。サハラ北部の街とサハラを突っ切る旅ではVISAが違うとか言われた…。しかも、どっちにしてもトラベルエージェンシーを通じて全日程を明確にしなければならないとのこと。しかも契約して大金を支払わなくてはならないとか。そんなオカネないってば。リビアもこれと同じイキサツでVISAが取れなかった。しかたない。アテネで取るか。次はアテネに出国するのだし。ということで、みなさま、おれはそのうちアテネに向かいます。
今日は宿の近くの公園でサッカーに誘われていたので、1時間もかけて宿に帰ったけれども、何やら中止になったらしい。あらら。ということで、ワカとセントラルをうろつくことにした。「どこにしようかな〜」と考えていたら、みんなが「ロンドンで一番治安の悪いハックニーに行けば?」というので言ってみた。留学生や働いている人たちの間では「どこそこで殺人事件がおこった」とか「ジャンキーがどうのこうの」、らしい。こりゃ行っておくしかないっしょ。
とりあえずバスに乗り込んだ。そしたらフシギなおばちゃんが乗ってきた。サングラスをかけて着物を着ていた。あやしい…。すかさずパチリ☆3時間もかけてハックニーへ。んー、なんともない。職にあぶれた黒人がそこそこいるだけだ。もはや黒人もジャンキーも見慣れている。こんなの、ぜったいに大阪の中途半端なはずれとか、渋谷の方が危ないよ。ヨーロッパで一番恐いのはネオナチです。ジャンキーや黒人ではないっす。まぁ、住んでいたら何年か一度に危険があるのかもしれないけどなぁ。
危険地帯の次は、テムズ川沿いをうろうろする。昨日も行った現代建築たちをワカに見せた。ブロードランナーに出てきそうな銀色のやつはロイズのオフィス。そう、あのロイズです。そして伸びる楕円球体。こいつは“エロいきゅうり”と呼ばれていて、英語名のあだ名はエロティックガーキン。これはとても高さがあるので、周囲からも目立ってますね〜。テムズ川を南にわたったところにあるのは、“ガラスの睾丸”と呼ばれている市役所。こいつは小さくて迫力がないけど、ちとおもしろいです。ロンドンに来る機会のある人は現代建築もお忘れなく〜。
帰ろうとしたらもう夜の10時を回っていた…。しかもブリクストンという治安の悪いところを通って帰ることに。でも、なーんもなかった。ということで、ロンドンの危険度は推定0.2ぐらいです。まとめてみると、最初のバスで会ったおばちゃんが一番こわかった…。つことで、ロンドン通信でしたー。
ひなた [確かにあやしぃ! ある意味おもろい着物の女性]
かんりにん [あやしい人でしたわ。びみょーな雰囲気をかもし出しているんすよ。]