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sawadee!!紀行+


2005-02-16 魔都の自己主張たち [長年日記]

tokyo

「ところ変われば、品変わる」。これ、ほんと。帰国してからいろんなところのバイトに行ったんだけど、関西はどう考えても雇用側が有利である。イベントの撤去・設営やコールセンターなど、特に資格やスキルを必要としないジャンルほどこの傾向は如実であると言っていいだろう。
「わたし、コールセンターっていっても、自分からかけるのは、アレなんですよねー。かかってくる方がいいんですけど」。関西の企業が聞いたら、こう答えるだろう。「われは、アホか」。コールセンターの募集広告は少なくとも「企業様にサービスのご案内をする仕事です」と明記しているわけだ。その難しいことをするからこその時給なのである。しかも、これは若い子が言ったことではない。白髪もそこそこ出てきた40歳くらいの女の人である。
さらにそのあと、バンドをやってると思わしき25歳くらいの男の子が面接中に「自分、少しだけなんで電話してきていいですか?」と尋ねていた。敬語を使えばいいというものではない。面接の担当官は、「はい、どうぞ」と答えている。どっちもどっちだ。一応、おれは「ホンマでっか…」とつぶやいておいた。
これでバイトに落ちたらショックではすまされない。魔都にもほどがある。