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sawadee!!紀行+


2006-12-07 チケットはあるんだが

okurayama_yokohama

忙しいループを抜け出した時のお楽しみを考えている。思えば昨年に東南アジアへ行ったときに、船で上海に入り雲南省→ベトナム→ラオス→タイと旅をしたため、日本へ帰るときにタイ→日本→タイという1年オープンチケットを買ったんだった。てことで、いまは日本に途中滞在しているだけで、3月3週目までにタイへ帰らなきゃならぬ。帰りのチケットが手元にある!てなわけで、3月中旬くらいから、どこかへ旅立つぞ、と心に決めて忙しい毎日の気を紛らわせているのだ。ただ、前のように長くは出国できないかもしれない。仕事を持たずに行くなら2週間。仕事を抱えてなら3週間ちょっとが限界だろう。
てなことで、タイは必ず経由しなければならないが、2週間ならどこへ行こう妄想リストを勝手に公開。
・イエメン/ずっとずっと行きたかった国。アラビアンナイトの世界に潜り込みにいきたし。アザーン(イスラム教の「みんな礼拝しなさいよ〜」というモスクから聞こえる放送×1日に5回)を聞くと、「旅している」という感覚が盛り上がる。
・南インド/一度行ったけれども、津波後にどうなっているか気になるし、まだ行ってないところもたくさんある。そしてゴアがある。いや、そんな期間で行ってもええんやろか。そこらへんは自問自答。
・タイの島/オカネがかからず、ゆーっくりできるのが魅力。だけれども、前に東南アジアに行った時と同じくギラギラした旅感覚に飢えることになる。東南アジアの魅力は、まったりとした包容力。ガツン系旅の好きな自分だけに、東南アジア→グアムと前回と前々回の旅をしていて、また「まったり???」という危うさは否めない。
・フンザ/2004年のフンザ仲間と出会った、旅人なら一度は行っておくべしの杏満開フンザリピート計画。もちろん、杏に囲まれ、ご老人からフンザパーニーを買って飲み、世界で一番むちゃくちゃなスーフィーダンスを堪能し、もうこれは…。あかん、書いているだけで盛り上がるなぁ。
みなさんなら、「絶対にタイ経由」「期間は2週間〜3週間」でどこへ行くのだろう?

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

sachi [3月かよ。。。。。]

uracci [自由業なので混む時期には行かんよ。鬼のようなリスクを抱えてるんだから、それくらいの自由はおくれ。。。]


2007-12-07 北京オリンピックの傾向と対策1

okurayama_yokohama

題名のとおりです。何か海外のことを書きたいなと常々思ってきたわけですが、野球とサッカーが五輪行きの切符をゲットして、こりゃ具体的なことをどんどん書けるぞ、と。てことで、uracci的、北京五輪観戦ガイドの叩き台を書いてみます。基本、パッカー向け。社会人にはまったく優しくない内容です。

今回は初回なので「概要」をお届けします。海外スポーツ観戦で必要なものですが、パスポートや資金、休日のような当たり前のことはさておき、次に問題になるのは「渡航手段」「宿」「チケット」です。アテネの場合と北京の場合について、旅行者+アテネ五輪観戦者という視点から書いてみました。多くの人が「ツアーか個人旅行か」を悩むと思いますが、まずはご一読を。


●概要
ほとんどの人はチケットを入手できるかが気になるところだと思います。それもそのはず、チケットというのは各国ごとに販売枚数が割り振られるからです。日本では枚数が限られている割にオリンピック熱があるため、異常なまでに高騰したチケットが金券ショップに並びますが、あんなの無視です。だって、各国ごとに割り振られているということは、開催国の中国には大量のチケットの枠があるってことでしょ?同じくヨーロッパにもアメリカにも、割り振られているわけです。しかもW杯と違って何十競技もあるのですから。ということは、中国やら各国に人気のない競技の場合、現地で入手できる確率が高いのです。実際、アテネで現地購入したのは野球やサッカーという日本では考えられない程の人気競技。仕組みが変わっていないかは追々調べますが、もし変更がないようならチケットはなんとかなります。それよりも宿の確保が一番の問題でしょう。

●渡航手段
*アテネの場合
ヨーロッパの端っこということもあり、直接アテネに飛ぶか、周囲の国まで飛んでからバスや鉄道でアテネを目指すかの2パターンがありましたが、当時ロンドンにいた自分はeasyjetという格安航空券が(普段よりも割高だったものの)余裕で取れたため、直接飛びました。結果的に満席でしたが、チケットを取るのは対して難しくなかったです。帰路はバルセロナに飛びたかったものの満席で、いろいろ調べてブリュッセルに飛びました。これらの状況と現地であった人の意見を総合すると、オリンピックだからと航空券やバス・鉄道が取りにくいことは欧州内ではなかったです。また、サッカーの会場はテッサロニキという100km以上離れた会場にありましたが、まったく余裕で鉄道やバスのチケットをゲットできました。
*北京の場合
日本からの航空便は、自分の現段階の読みでは取れると思います。理由は本数が多いことと臨時便が飛ぶこと。旅行代理店は必死になっていろいろオプションを付けさせるために「満席だ」とか何とか言うでしょうけど、座席自体は手配できる気がします※uracciがそう考えているだけなので責任等はご勘弁を。バックパッカーの場合は北京に直接行かなくても、時間がある人は上海経由で夜行に乗っていくこともできます。また、さらにパッカー的な情報なのですが、天津行きの国際フェリー「燕京号」が関西の港から就航しているため、時間に余裕がある人はこれらの交通手段を使えばラクに北京にアプローチできることでしょう。

●宿
*アテネの場合
何泊か野宿することになりました。1泊はキャンプサイトでキャンプ。その後、外国人出稼ぎ者が泊まるような宿を見つけて投宿。本当に難しかったです。
*北京の場合
これも意外とアテネよりはマシだと思います。理由は儲けたい人が多いから。本来は違法の「外国人を宿泊させる」という行為だけど、期間中は公然と行われると読んでいます。ただ、中国人が初めての人にはオススメできないかも。その他にも、大学の寮なども開放されるはずです。アテネよりはラクだけど、旅慣れた人なら大丈夫ということでしょうか。あと、中国は縁故社会なので留学した友人や会社の取引先などで中国人がいたら頼ってみてください。お金持ちは「どうぞ、どうぞ」で泊めてくれますし、一般人でもオカネを払うと言えばスムーズです。

●チケット
*アテネの場合
先にも書いたとおり余裕です。まず、ロンドンにいるときは宿の住所を「定住地アドレス」の欄に記入して、インターネットで申し込みました。つまり英国枠で購入したんです。窓口だったら「きみ英国人?」みたいになるのかもしれませんが、ネットを使ってカードで購入したため確認しようもありません。カード認証が済んで決済ボタンを押したら「これをプリントアウトしろ、アテネの●●銀行でチケットと引き換える」というような画面が表示されたのでプリントアウトして持っていきました。もちろん問題なし。あと、アテネで買う場合ですが、同じく●●銀行で「ギリシャ枠でこのチケットが売れ残っている」というようなリストがあったため、じっくり吟味して野球を1試合買い足しました。柔道も買ったかな。ちなみに違法なので自分は買っていませんが、ダフ屋も多数出現。会場であった人は45ユーロの柔道決勝のチケットを25ユーロで買っていました。これはギリシャ人だけかもしれませんが「昨日も見たからいいよ」というふうなやりとりでどんどん下がっていったようです。
*北京の場合
基本、アテネと同じだと思います。が、日本で開催された東京五輪や大阪万博のような熱気がないわけではありません。そこのところだけが入手困難の要素です。ただ、中国で人気がない競技や、中国が勝ち上がっていない決勝トーナメント、中国と別ブロックの予選は狙い目です。あと、うさんくさいダフ屋は政府が本腰で取り締まらない限りたくさん出ることでしょう。ただ、物陰や閑散とした路地、二階や地下にある狭いレストランなどは避けるべきでしょう。あと、海外のどこかの国に友人がいる場合は入手できないか聞いてみる価値はあります。

ということで、手ぶらで北京五輪特集でした。特に苦労がイヤだったり、自信がない人は高くても日本のツアーが確実。でも、ガツガツ行きたい人は、もう手ぶらで乗り込んでいいんじゃないですかい?