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sawadee!!紀行+


2006-05-22 異常なアクション [長年日記]

okurayama_yokohama

一国の大統領から、そこらの店員まで異常なアクションを起こすことが日常茶飯事のいまの世の中。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。さてはて、ウチの近所で異常行動を起こしたモノがおりました。チャリンコですぃーと坂を下ったところで事故車が2台。神奈川県警のオマワリさん、とまではいかないオマワリちゃん(配属すぐくらい?)が事故車をどかしていたのですが、手際が悪く渋滞の山。おまけに、一生懸命どかした事故車の横が3ナンバーの通れない幅。さらに築く渋滞の山…って、これは神奈川では異常でなくて通常でした。本題。
あらためて、異常だったモノ。それはカラスです。ウチの近所の公園をギャアギャアと鳴き叫ぶこと鳴き叫ぶこと。普段は公園内には数匹のカラスがいるのですが、視界に十匹以上ものカラスが電線や木にとまっていて、それはもうビビリました。不吉というか、なんというか、正直言うと思いついたのは地震です。あんまり騒ぎ立てて、ハメルーンの笛吹きになるのも、めっちゃ信じられて後でハズレやんか、と言われても困るので大きくは周囲に言いませんでしたが、今夜〜今週はちと注目してみます。で、早速今日、ネットで地震関係の掲示板を見て回ったのですが、比較的ほかのエリアでもカラスが増加しているらしく、マジで?と思いました。でも、幸いだったのは「いなくなっちゃいました」って書き込みがなかったこと。これって個人的に危ないと思うんよねぇ。
さてはて、その他の地震関係の掲示板を見て回ったのですが、みなさん根本的に間違えていることがありました。地震のときに逃げる経路をどうこう、と書いておられます。普段から意識して、対策をするか否かは生死の一線を確かに分けます。でも、それを空けておけば助かるかどうかはあくまでも震度やら震源地からの遠さに伴う確率の問題で、助かるか否かではないんです。やや遠目の方の発想です。震源地付近では、もう5割増しほど危ないものだと考えておく方がいいかと感じました。不肖、私、阪神大震災の震源地から5km以内に住んでいました。そのときの感想を述べます。
あれで動けたら、相当の運動神経と判断力です。それぐらい揺れるんです。意味不明かもしれませんが、自分は中華料理人に中華鍋を振られる野菜炒めの野菜のようだと思いました。体験したことのない人の何割かは、日頃から意識していても確実に呆然としてしまったり、腰を抜かしたり、揺れに耐えうる足腰を持っていなかったりします。さらに私には二度目の大地震をくらったことがあります。アフガニスタンのジャララバードにいるときに、震度5強をくらったのですが、それでも宿のベッドの下に潜り込むのが精一杯でした。廊下に出ても屋内という作りだったのでベランダ側を選んだというのもありましたが。同行者の姫路出身の友達は阪神大震災で4〜5の震度を知っているにもかかわらず、5強で呆然としていました。急いでベッドの下に招き入れましたが、その彼が決して鈍臭いわけではありません。それくらいのモノだと認識しておけば、将来の展望は変わるのではないかってことです。意識を「動けることを前提に動きに妨げにならないように対策する」というのと「根本的に動けないものをどうにかする」というのでは、少々ですが対策の幅が広がると思います。揺れて動ける震度ならラッキー程度で考えられるのがベターです。
最後に、ここで述べたのは震源地付近での状況で、大多数の震源地や大断層から遠い人たちは、最終的に少しでも準備しておけば対策の効果が出ます。傾いた家からできるだけ短時間で貴重品を運び出したりできるのと、できないのでは違います。ただ、東海〜関東に住む限り常に自分は震源地近くかもしれないと思っておくのはアリかなと思うのです。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]
uracci (2006-05-22 17:11)

追記…大地震+震源地から4〜5km地点での瞬間的な思い出ですが、まず揺れる前にゴゴゴゴゴゴゴ↑バキーーーーーーーーーーーーンという音がして揺れました。その時間、わずか3秒ほど。これで動けるかどうかが古い木造住宅に住む人の明暗を分けると思います。あと、なんとなくですが、窓の外が青白かった気がします。馬場さんのバトルロイヤルの試合を見て、友達とその結果についてああだこうだと電話で話して眠りについた直後ですから、まだ夜明け前。でも、部屋の中のものがすべて青白く見えました。新進気鋭の映像美の青白さとホラー映画の青白さを掛け合わせたような感じでした。以上、記憶の片隅からでした。

サオリ (2006-05-22 17:30)

わたくし、阪神大震災のど真ん中にいました。とっさに柱につかまりましたが、まさしく映画のワンシーンのように、柱に振り回される人ってゆうか、洗濯機の中にはいったらこんな感じって感じでした。<br>うらっちのゆう中華鍋もかなりいいとこついてます。<br>立って逃げれるなんかありえへんし。とりあえず、たんすの部屋では寝ないようにしています。<br>うち古いからネズミ結構いててんけど、震災のちょっと前から一切いなくなってておかしいな〜ゆうててん。今は隣が猫飼ったからいなくなったけど。

ウツノミヤ (2006-05-23 08:20)

わたしも当時西宮在住。東京に住んでいた幼少経験から地震には慣れていたはずなのに、あの揺れはまさか地震とは思わず、家の下にあった不発弾が爆発したか、巨大ダンプが突っ込んできたと思った。ゴーッという地鳴りが地下遠くから近づいて来て、ガッシャンガッシャンと家ごとシャッフルされてる感じ。あの揺れを経験すると、その後の地震観が変わると言うけれど、最低限の耐震対策はしつつも「あの規模の地震がきたらもうどうしようもない」とある意味、諦めというか悟りのような心は常にあるかも。いや、ほんと動けない。揺れてる間に梁とか屋根が落ちて来たら下敷になるしかない。そう思う。

はくさく (2006-05-23 12:46)

はくさくも震度6強、しゃがみこんだまましばらく動けなかったよ。<br>幸い、停電しなかったから「地震」だということをすぐに飲み込めたけど、動けなかった。

uracci (2006-05-25 09:10)

サォ><br>そっちも断層がすぐそこやったもんなぁ。震源地付近もひどいけど、断層付近も同じくらいひどい。うちのばあちゃんが灘区に住んでたから、かなり心配やったよ。ちなみにいまはカラスが適量(?)になりました。<br>ウツノミヤン><br>そうそう、そもそも地震と思わへんよね、あれって。おれ、SAPIOみたいな本を読んだ後やったから、あっちからミサイルが飛んできたんかと思ったもん。確かに、ああなったらしゃぁないとおれも思います。<br>はくさく><br>お久しぶり!いまLINKページをつくりなおしているんだけど、どこへお引っ越しされたのでしょう?<br>そちらの冬はしゃれならんもんね。かろうじて生き残った後の気温ってのも、対策に含めなアカンかも。例えば、夏に避難グッズを揃えるんだったら、服の着替えを減らして食料を増やせるし。<br><br>ということで、経験者たちは語るのコーナーでしたが<br>やっぱり、結論としてある震度以上になると【動けません】。

はくさく (2006-05-25 22:35)

10月の地震でも凍りそうだったわ、寒くて。<br>今HPお引越し途中で住所不定です(汗。<br>6/5までには新居に入りますわ。

uracci (2006-05-30 19:34)

新居報告よろしくねん☆