トップ «前の日(07-12) 最新 次の日(07-14)» 追記

sawadee!!紀行+


2004-07-13 ダブリンへ

LONDON→

バスはバーミンガムへ向かって、客を拾った。たくさん乗り込んできて全席埋まる。隣はダブリン出身のジェントルマン。いい旅になりそうだ!

ウェールズのドライブインにておりゃぁ!とブレさせた写真

2006-07-13 会社訪問〜とあるリフォーム会社〜

okurayama_yokohama

「うちはこれといって特徴がねぇ…強いて言えば、新築からリフォームまで何でもできるってことですかねぇ。会社もできたばっかりで、なんでもやっていこうと。だから、事業展開にしても判断基準のベースそのものがないんですよ。長所を伸ばしたり短所を埋め合わせたりっていう方向性を決めきれない。でも、ホームページでお客さんをとっていきたいなぁ」。今日行ったリフォーム会社の部長さんがつぶやいた。この会社のホームページをつくるべく打ち合わせに行ったのだが、これでは一休さんの『とんち』である。
『とんち』を解くのはけっこう難しい。でも、どんな普通っぽい人だって長所と短所を持つように、企業や事業も特徴がなさそうでも、実は内部に隠れていたりするものだ。リフォーム業界の場合、「当たり前のことを当たり前にこなす」というのも実は長所だったりもする。そもそも「どんなリフォームだってできるのに…」と思っていること自体が長所かもしれない。いろんな隙間産業的なリフォームでもこなし、とりあえずリフォーム実績をつくっていくということは、お客さんとの取引実績=一回やったという実績ができることでもある。知ってる人と知らない人、どっちに頼みたくなるかと言えば、知っている着実な人である。ひとつ、切り口をそこに持っていきましょう、ということになった。
ヒアリングをすすめていくと、「うちの営業って、実は現場上がりばっかりなんですよねぇ〜。押しも強くないし」。これだ!って思ったね。だって、リフォームの話をするときに「これこれこういうプランがあります。で、料金はうんぬんかんぬん、どうですか?どうですか?」とプランをガンガン押してくるセールスマンよりも、「あ、お客さん、これ早めに治した方がいいですよ、あ、これも…」と診断しながら現場経験を交えて話せる営業の方が信頼されるし、潜在リフォーム需要を発見できるのだ。どんなキッカケでもいいからお客さんの家を訪ねさせてもらうことさえできれば、中途半端な営業トークができる人よりも、良い商売ができるんじゃないか、と考えた。
コピーライターやら何やら、自分たちの業界にはあらゆる職業があって、職人的な人とかいろんなスタンスがあるけれども、とにかく自分は商売人として「あ、こっちを出せば儲かるのに」というものを指針としている。こうなると客先へのビジネスプランの提示とか、いろいろコピー仕事以外にも増えてしまい、コピー料金としては採算が合うのか疑問だけど、これをしないと自分のコピースタイルを出せないというのも分かってきた。つまり、スタンスができてきた。
大阪でコピー修行をしていた時、若くてあらゆる可能性を持っていたときには「きみのコピーはカタイ、このままやったらアカン」と先輩達にたくさん言われてきたけど、カタイコピーに商売人を付け加えていまんとこ世渡りしている次第である。ほんとは、キレのある趣き深いコピーをかけるようになりたかったし、先輩達もそう考えてくれていたんだろうけど、資質から自然にこうなったっていう現実を今は大切にはしたい。(ただ、旅コンテンツは「へー、海外って楽しいな!」、ジャーナリズムは「データに裏打ちされた熱さと問題定義」でやっていくという指針は持っている。業界八方美人なり…)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

クリスタルボーイ [リフォームってリフォーム後のクレームが多くて大変みたいやねー 僕はお客さんから「君は押しが弱いけど、今の世の中、そう..]

mtana [会社の長所はお客の声から探すと吉なことが多いらしい。 もしそういうアンケートとってる会社ならそれ見せてもらってコピー..]

こうたろう [ 土を扱う左官職人、榎本 新吉さん80歳のお言葉。「職人もただ働いてたってだめなんだよ!自分からプレゼンテーションで..]

uracci [クリスタルボーイ> いわゆる「ニュータイプ」だと…。おうらやましい。おれもそうでありたい。 mtana> まだできて..]