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sawadee!!紀行+


2005-05-03 アムステルダム新宿とインド川崎

tokyo

電鉄会社の話題である。事故とは関係ない。
こちらに来てからまだ2か月。知らない場所も多くて、初めて行く時に道を聞くことが多い。そのほとんどは乗り換え駅の駅員さんに聞くのだが、これが本当に腹が立つ。例えば、JRから小田急に直接乗り換えることができる新宿の連絡改札でのこと。
ura「あの、suicaとパスネット、どっちを先に入れたらいいんですか?」
駅員「(めんどうくさそうに)あー、あのねー、パスネット。はーぁ」
例えば、先発の普通電車と後発の急行のどっちが先に着くか分からない行き先表示板で、しかも先発が出発間近の場合。
ura「すんません、これと後の急行のどっちが先に成城学園前に着きますか」
駅員「えぇっとぉ、、(そんなことも分からんのかアホやな)あとの急行ですよ。急行!だからこっちじゃないの、分かる?」
おれとしては、お客様でなく、お客さん程度の扱いでいい。別に丁重に扱ってくれとは思わない。ただ、普通にやり取りしようよ…。こういうぞんざいな扱われ方をすると、アムステルダムを思い出す。
ura「このネットカフェ、日本語打てます?」
店員「なんでオレが猿の言うことに答えなくちゃならないんだ」
例えばとある店にて
ura「上の階の自販機で使いたいんだけど、お札をコインにしてくれますか?」
店員「なんでオレがそんなことせなアカンねん」
ご存じのとおり、アムステルダムは大麻開放の都市である。分別のある大人なので自分は開放論とか、絶対に禁止とかをここで述べるつもりはない。ただ、アムスのこういうヤツら、全員キマってないんだよね。シラフ。で、そのシラフの労働者はたいてい感じが悪い。どっちかっていうと、日本でいうイケナイ人ほどピースフル。いい意味でテキトー。両替だって何だって「あぁーわかったわかった」とニタニタやってくれるもの。あのね、JR東日本さん、きみら研修を受け直すべきだよ。このままじゃ、マトモに受け答えできる駅員さんをキマってるんじゃないか?と勘ぐりたくもなるよ。
などといいつつ、とーころが、このノリでない駅が(いまのところ)ひとつあった。それは神奈川県のJR川崎駅の電車とバス。いままで二度ほど道を聞いたが的確だった試しがない。まるでインドの道先案内である。
ura「このバスって○○ってバス停に停まりますか?」
バス運転手「わかりません。他のバス路線の運転手に聞いてみてはいかがでしょうか?」
※実はこのバスがまさにそこへ行くバスだった…
警察官「あー、あのバスがそうだったんですよ。行ってしまいましたがね。そうですねー、武蔵小杉という駅まで行ってそこからタクシーに乗ってください」
何が悲しくて、時給1000円の仕事でタクシーに乗らなアカンねん…
別の例
ura「南武線から京王に乗り換えて聖蹟桜ヶ丘という駅に行きたいのですが」
駅員「それなら稲田堤という駅で乗り換えてください」
これ、確かに京王に乗れるんだけど、ふたつあるうちでかなり効率の悪い方だった。正解は分倍河原という駅。30分くらいのロス。
まるで、インドで「サダルストリートっていうところに行きたいんだけど、道を教えて」と尋ねたときに、「まっすぐいったら8車線の道路があるからそこで左折したらいいよ」と教えてもらったときに似ている。本当に8車線の道路を左折するだけだったのだが、左折の交差点まで2km、曲がってから1kmくらいだった…。ウソちゃうけど、言うべきことがあるやろ!言うべきことが!いまのところ川崎という駅にカオスを感じている次第である。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

chinu [ああ こっちの人間はプロ意識なんてもっとらんよ 投売りって言うか 要は店で買っても「ノークレームノーリターン」で 基..]

uracci [関西は、おれが出てから景気は上向いてるんやろか。 それとも下がってるんやろか。 一番確率が高そうなのは、横ばいだわな..]

chinu [今は製造業には金は回らん 潤ってるのは 株の売り買いしてる連中と金を貸してる連中だけ 流行のマネーゲームが一番って事..]


2007-05-03 青蔵鉄道

okurayama_yokohama

NHKの報道番組とか旅行社の情報アップでだんだんと青蔵鉄道のことが有名になりつつある。この鉄道に乗りたい人もどうやら多いようだ。で、そんなときに聞かれるのが高山病のこと。とある掲示板では「高山病が心配なのですが?」という質問に、無責任な人たちが「鉄道に酸素ボンベがついているから安全です(正確には乗ったこともないのに言ってるから「安全だと思います」)」と答えている。いや、もっとひどいのは大手の旅行会社までがそんなことを言ってるじゃないか。
本当にそうか???これまでゴルムド→ラサの間を行っていた人は、ゴルムド→峠→峠→峠…(中略)→ラサというふうに何度もアップダウンを繰り返しながらラサまでたどり着いていた。この間には4000m〜5000m程度の峠が何個もあり、最終的に3600mのラサにたどり着く。つまり、体が5000mに高地順応をしながら何日も掛けて3600mに着くので「なんだこの程度なら」となるのだ。登山だって自分がヒマラヤを自転車旅したときだって同じだ。宿泊するところは、その日の最高到達標高よりも100mは下にするように意識すべきだ。これは僕の独断でなく、登山のプロフェッショナルが早々に見つけ出した結論(=人類としての結論)なんだから歯向かいようがない。
対して、鉄道には車内の気圧を調整する装置や酸素ボンベが着いている。これはどういうことかというと、高地順応の観点からは平地→ラサを意味していて、酸素ボンベが平地よりも高濃度の酸素を吸うことを考えると、標高マイナス数百メートルの地点からラサを意味する。「ラサ〜、ラサ〜、終点ラサでございます。お降りのお客様はぁ〜…」という放送を聞くや否や突然4000mくらい上空の空間にワープできるのだ。これって危険じゃない?しかも行ったこともない人が中国の言い分をコピーして人に流布しまくるって…。
もちろん、鉄道で酸素吸って無事な人もいるだろうけれども、確率論で言えば絶対に危険よね。みんな無責任だなぁ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

赤ぶ [偶然だったが、この番組見ました。 平地→ラサ スリル満点ですな。うはは 可能な対処として、ダイアモックスという薬があ..]

uracci [でしょー、平地→ラサはかなり笑える。 列車と到着後とどっちの時間が大切なのか意味不明ですな。 ダイアモックスは最初..]